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「僕の彼女はサイボーグ」

 数ヶ月経ってしまったと思うので細かいことを忘れてしまった。話としてはタイムトラベルものということだ。

 さみしくひとりで誕生日を祝おうとしている主人公の前にきれいな女の子が現れて、なんだか祝ってくれているのか、ぞんざいに扱われているのかわからないような扱いを受けてしまう。それでも、なんだか気持ちはうれしいので一緒に過ごすのだが、やがて分かれる段になってちょっと言い合いになってしまい、以来会うこともない。

 それでも誕生日ならばひょっとするとまた会えるのではとか思っているようなのだが、(そろそろ記憶があいまいだ)サイボーグとなった彼女がやってきて彼の身におこる危険な因子を排除するべく活動するのだったか。

 最終的には巨大な地震が起きてということだったか。で、サイボーグの彼女は壊れてしまう。それを直して復活させるべく研究をすすめて権威みたいになるのだったか。

 そしてずっとずっと時代が経って、オークションにそのサイボーグ(今は動かない)が出品され、それを落札したのが、サイボーグのモデルとなった彼女。つまり、はじめに会った彼女というのは未来からやってきた生身の彼女であり、それをもとに彼が将来作ったサイボーグが彼を助けにやってきて、そのサイボーグを落札した彼女がそれを作った彼に一目会いたいということでタイムとラベルして出会ったのが冒頭であると。

 まあ、パラドックス的なところを言うといろいろだろうし、サイボーグの彼女があれこれと人助けをしたり彼を助けたりというのがあるのだけれど、このあたりは少々やりすぎだったり意味不明にも思えたりというのがあり、ちょっと微妙なところもあるのだった。

 また、彼の幼いころの思い出の場所に行くのだが、そこにはおばあちゃんの記憶が残っている。が、そこで描かれる風景があまりにも古すぎて、彼の年代に合わない。昭和 30 年代くらいの風景なのだが、彼は 2010 年くらいにようやく大学生という年齢。子供時代はせいぜい 1990 年のころだ。 30 年以上も開きがあっていくら地方だとしても無理がある。

 このあたりはどうやら韓国人監督ということによる失敗なのかもしれない。演出とかでもちょっとと思うところもなくはない。ただ、パラドックスうんぬんは抜きにして、この輪廻の発想は面白いと思ったし、現実としたら無理があるわけではあるけれど、物語の背景としてはなかなか面白い味付けではあり、無理があるなかでもそれなりに面白い論理付けにはなっていると思った。物語世界としては許容してもよいくらいには面白いと。

 まあ、なんといってもまだまだ若い綾瀬はるかがとってもかわいく描かれているのが一番なのかもしれない。

B001D7RMQE僕の彼女はサイボーグ [DVD]
ギャガ 2008-10-17

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