米朝さん逝く
新聞に米朝さんが亡くなられたとの報。実のところ落語を聞いたことはそうそうなかったよなと思い返す。生でなどもちろんだし、あるいはテレビやラジオで聞いたことはあるかもしれないけれど、という程度だ。落語以外で出演されたようなところですらあまりないかもしれない。接点といえるのは「米朝ばなし」くらいなのかもしれない。惜しい。
ただ、わずかな接点のなかでも「やはり、うまいなあ」と感じるくらいには知ってはいるわけで、いまさらながらとはいえ、少しずつでも聞いていきたいかなと思わずにはいられない。
89 歳で死に際もじつに穏やかだったらしく、大往生ということなのだろうなと。偉大な人は常に存在し、そして常に亡くなっていく。それが自然の摂理。人の常。そうはいっても、という人は、確かに存在する、と何度となく思わせられる時代。
いまはせめて「米朝ばなし」でも久々に紐解こうか。
![]() | 米朝ばなし (講談社文庫) 桂 米朝 講談社 1984-11-12 by G-Tools |
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