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ニョゼ帰る

 北陸新幹線の金沢延伸が話題となり、あちこちの新駅などが開業するなか、長野駅の駅舎も全面的な改築工事がようやく終わったというところ。三年あまりのあいだなにやらわけのわからない状態が続き、延伸直前にはきっちり間に合ったというところ。とはいえ、正直昨今の新幹線駅というのは基本的にみな似たような箱になってしまい、つまらない感じは否めない。金沢駅の威容はそれとしても、駅そのものではないので。

 長年つながることのなかった駅と向かいのビルとの直通通路もようやく整備されたとはいえ、いまさら感は強かったりもする。

 工事にともないしばらく駅前を離れていた如是姫像も帰ってきたという。なにそれという人も多いかもしれないけれど。地元にとってはなじみの銅像ではあったなと。せめてもの長野らしさを残したというところ。

 インドの金持ちに女の子が生まれて如是と名づけたと。王子様から妃にといわれるほどの美人になったけれど、父親はすっかり天狗になってケチで強欲になってしまった。お釈迦さまの言葉にも耳を貸さない。

 それではと疫病神たちが如是に五種類もの熱病をあたえて苦しませたと。

 ようやくお釈迦さまにすがって助けを求め、阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩におまいりすれば助けられるといわれてお参りすると如是は元気になった。という話とか。

 そんなことから女人救済の話というのがはじまったらしい。善光寺というのは女人はおろか、宗派すらこえてすべての人に開かれているというあたりが特徴。

 本当は昔のような仏閣型の駅舎を再現するべきだったと思うのだけれど、はなからそういう話はなかった。確かに設計は面倒かもしれないし、費用もかかったかもしれない。ただ、それでも見ただけでそれとわかる駅舎のもたらす効果というのは絶大なものがあったはずで、それが画一的な直方体になってしまったのは、やはり残念だ。

 如是姫はそんな風景をどう感じているだろう。

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コメント

新幹線以降、明けても暮れても工事ばかりしていて行くたびに建物が変わっているので”地元の駅”というイメージが全くありません。
物心付いた頃から馴染んでいた、そしてかつての職場から毎日見ていた仏閣型駅舎を返して欲しいとしばしば思います。14日以降、単なる通過駅の一つとなる長野駅のアピールポイントにもなるんじゃないかと…

如是姫が帰ってきただけ良しとすべきなのかな。

かつての職場と言えば、昨日の新聞にまた建物を再利用するなんて記事が出ていましたね。
駅前で廃墟モドキ晒していましたから、mixi日記にも書いたのですが気になっていました。

投稿: のら猫 | 2015.03.11 03:55

>単なる通過駅の一つとなる長野駅のアピールポイントにもなるんじゃないかと

それ言えてますね。降りてみないとそれがわからないのだし、そのためだけに途中下車というのもきっかけのひとつにはなったでしょうに。

そうでなくても善光寺以外はこれといってみるものもない長野市。駅ビルがにぎわっても街がさびれては元も子もないというのはありそうです。

彼のビル。どうなるのでしょうね。建築違反のままだったのも(^^;

投稿: ムムリク | 2015.03.11 08:59

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