ハッピーフィート
全体としてはまず面白くは見たのだけれど、細かなところでは微妙な感じもしてしまった。エンペラーペンギン(最近は皇帝ペンギンという言い方をあまりしないようなのだが)の世界では歌がうまいことが重要で歌が下手だともてないし、出世? もできないというような設定。で、生まれてきたマンブルというオスのペンギンは歌が下手。歌の先生すら投げ出すというくらい。で、なんだかんだでグループを出て行くと。イワトビペンギンたちとであったりしていろいろ世界を見て、どうやらこのごろ餌の魚が少なくなったのはなにやら大きな生き物が魚を横取りしてしまっているかららしいみたいなことを知ると。
そんなこといっているうちに大きな生き物(人間)につかまってしまって水族館らしきところにはいってしまうのだが、気づくと次の瞬間には逃げ出していたりする。あれはいったいなんだったのだろう。そうこうして戻っていって歌は下手だが抜群のダンスセンスだっていいじゃないかとダンスで仲間を纏め上げて、それに反発する長老たちを負かしてしまうと。そうして幼馴染のメスといい感じにといった映画であった。
まあ、テーマとしては環境問題的なものを訴えるというところもあるみたいなのだけれど、ちょっと中途半端な感じはしてしまう。タイトルもそのままカタカナにして「ハッピーフィート」としているけれど、さっぱり意味がわからない。フィートという名前なのかと思ったら名前はマンブル。それでていて途中でふいにフィートという言葉がでてくるのだけれど、名前なのかなあとか思ったりよくわからなかったり。
結局は「足」とか「ステップ」とかいった意味合いらしいので、つまり歌は駄目だけれどダンスのうまい足が幸せを運んできたというようなことを意味しているのだろうけれど、さっぱりそんなことはわからない。このタイトルはちょっと失敗ではないかなあと。邦題としては。
悪くはないのだけれど、なんとなくいまひとつ感がしてしまうのだった。
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