カレンダーを干す
年末ともなると受け渡しが多くなってくるもののひとつ、カレンダー。業者さんや取引相手だったり。もらったり、場合によっては持っていったり。好みのカレンダーを買ってきたり。販売ということでは秋口からすでに店頭に並ぶのだけれど、特別人気で売り切れ必至というのでもないかぎり、やはりどうしても年末にずれこんでしまうというのはあるのでは。だいたい、そう早くから来年のことを気にしていられないかも。
近年はカレンダーといえば金融機関からもらってくる一枚ものになった。12 枚の月ごとのカレンダーとか、あれこれ記入しておけるものとか、いろいろ用途によっては便利なのだろうけれど、なにより一枚で一年を見通せるし、めくったりする必要がない。もちろん、めくる楽しみを否定するものではなく、それはそれで別に用意してもよいと思う。
なにより、大晦日になってさて処分というときにも楽なのだ。当然それまでの間もそういう心配がない。最後にとりはずしてその一枚だけをちょっとたたむなりして紙ごみにして出すだけ。実にいろいろと優しいといえるのではないかと。
まあ、カレンダーをもらってくるようなことがなくなったのでという事情もあるのだけれど、常用するようになって本当に面倒がなくて、そして一年が見えるというのは便利なものだなと思うのだった。
で、干すである。
くるくると丸めた状態で「ご自由にお持ちください」となっているカレンダーなので、そのままでは丸まってしまってよろしくない。ということで広げた上でつるしておくわけだ。下側に少しだけ重石になるものをつけて(とはいえ洗濯ばさみくらいなのだが)しばらくおけば、おおむね伸びてくれる。どうしても下のほうはくるりと丸みを残してしまうけれど、まあ実際上は問題がない。一、二週間もつるしておけばよいだけ。
これを無理に反対向きに丸め直そうなどとするとしわしわになってしまったりするので面白くない。なにもせずにつるしておくだけでよいのだ。
ということで今、来年のカレンダーが干されている。来年の 5 月の連休は長くなるのだねえ。せわしさをます師走とはいえ、ゆっくりといきたいもの。
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