たまたま善光寺にいったので地震の被害の一部を記録しておくよ
先の 11/22 夜の地震で善光寺でもあちこち被害がでているということを新聞などで聞いてはいたのだけれど、ちょうど出かける機会があったので見ると、いや見るとなどというものではなく歩けば随所に傷跡が目に入るという状況。多数の灯篭類が倒れてしまうのは無理もないのだろうけれど、倒れているもの、そうでないもの、本当にある意味その生死をわけたのはなんだったのか、と思うくらいに混在している。
ということで一部記録。
東側入り口の柱が大きくねじれてしまった。西側の柱がすでにねじれているのは知る人にはよく知られているのだけれど、こちらはなかったはずで。すさまじい。
右端に見える淡い茶色というかは鐘楼をぐるりと囲んで応急処置している大型土嚢の山なのだった。鐘楼の写真を撮り忘れていた。年末年始の応急対策という感じ。おそらくはその後ご開帳までに修復するのではなかろうか。
一見なにごともないように見えても、実はその土台部分が大きくずれていたりする。中が空洞になっているらしく、石によっては下に落ち込んでいたりするのでやはり危険。
全体としては時計周りの作用になったと見られる。下から順に回転している。
徳川家大奥供養塔。(そもそもこんなものがあったのだな、という感想もあったりはする。まあ、花魁だかの供養塔みたいのもあるし、本当に万人に開かれたお寺であることよ)
北側駐車場の北側にある、あるいは現在は使われていないのかもしれない食堂のようなふるい建物は壁が全面的に崩落していてものすごい有様。もはや解体しかないのではなかろうかとも。
箱清水方面では屋根の瓦が落ちたり、あれこれと被害があったようで、不燃ごみの集積所には多数の壊れたらしきものが山積みになっていた。無いようでいて案外被害はすぐそこまできていたのだなと、あらためて感じた次第。穏やかな年の瀬でありますように。
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