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遺跡の声

 NHK スペシャルでティオティワカンのピラミッド。たまたま陥没したところにはいってみたら長大なトンネルがあって、しかもピラミッドの直下にまでつながっている。これはなにかあるよ。ということで調査を進めている途中経過。うん、確かに面白いし、なんだかワクワクする。

 で、いろいろ見つかる。緑色した石でできた小さな像であったり、たくさんの壷であったり、大量の巻貝であったり。まあなにかあったのだろうなと思うには十分なくらいに。

 で、それに限らず周辺のピラミッドやら町の構造やらからいろいろ学者さんは想像する。ロマンあふれることではあるのだけれど、いつも疑問に思うところがある。それは、たとえば夏至の日にちょうどどこその方向に太陽が沈む、とかいうやつ。それは本当に科学的に検証されたことなのだろうかと。

 今現在のことではもちろんない。それらが作られたのは数千年前のこと。その時代も今と同じ方向であったというのははたしてどうだろうかと。地球の際差運動を考えればずれはあるはずであるし、今、夏至であったり秋分であったりという時日に日の沈む位置とその建造物の特定に位置との延長戦が東西にぴたりと符号する、といったことはその当時においても確かにそうであったと科学的に検証されているのだろうか、といつも疑問に思ってしまう。

 今現在がたまたまそうであるからといって、それがそういう意味を持って作られたのだとするのは早計ではないのかと思うのだけれど、そうしたところを検証した番組であったり報道はまず目にしたことがないなと。それとも数千年程度では際差運動などによる差異は認められないものだったろうか?

 ピラミッドの大きさの単位が暦であったとかいうのはよくあるのだけれど、文字をもたなかったからという理屈は理解できるものの、だからといってそんな漠然とした大きさのものでそれを表すというのはちょっと無理がありはしないかと。結局さまざまな数式を駆使して、なんとかかんとか計算式をでっちあげたらこういう数字になった。だからこうに違いない、というこじつけのような気がしてしまうのはうがった見方だろうか。

 それよりは純粋に出土した品々から見えてくるもののほうがまだ信憑性があるかな、という感じはしてしまう。

 とはいえ、なかなかに興味深いものではあったので、今後に期待したいなとは思うのだけれど。

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