MI-6 前後編
いつものごとくすっかり後回しにしていたら内容がおぼろげになってきてしまった。イギリスの外交官が空港で麻薬密輸(運び屋)で警察に逮捕されてしまう。ところが実は外交官は MI-6 の手先としてとある武器商人? らしきに接触していて、とある人物を捕らえるために動いていたらしい。その一環として麻薬の密輸に手を貸したという形。
警察で調べを受けてもそれを話すわけにはいかないし、MI-6 でもそれを公にするのは作戦上よくないということで弁護士を装って外交官と接触。なんとかするからしゃべるなという話をつける。
ところがそのうちに取引相手の関係だったかから外交官のわかれた奥さんに脅迫がかかるようになって、ついには国外にいったんかくまうということになってオーストラリアだかに向かう。
外交官や MI-6 が追っていたのはスーツケース核爆弾というのを扱う中東の男で、ここにロシアマフィアだかがからんできて、それぞれの思惑でしかけはじめると。ロシアマフィアは外交官と元妻の居場所をどこかから聞きつけて押し入る。なにもしらないオーストラリアの警察が応戦して犠牲者がでる。外交官を殺されては困るのにマフィアは次第に押さえがきかなくなる。
さらには MI-6 の担当官が実は悪巧みをしていて外交官の居場所をリークしたりしている。とにかく手柄さえ立てればよいのだということで身内さえ口封じをして深みにはまっていくと。
外交官のほうは最後の襲撃で元妻も殺害され、自分の命すら危ういと感じて MI-6 の担当官すら信用できないとようやく考えるようになる。ひとりですべてを収集させようとする。
一方で外交官らの保護につきそう形でやってきた警察官は事件の裏になにかあると感じつつ、なかなかつかめない。ようやく MI-6 が絡んでいてどうやら核爆弾が関係するとわかると、今度はオーストラリアの警察が、そういう話は聞いていないぞと。
いよいよ最後のとりひきでなかなか居場所が特定できずようやく追いついたと思った警察の目の前を爆弾や外交官を載せたヘリコプターが海上へと飛び立つ。オーストラリアとしては空軍を出動させてヘリコプターごと爆破する計画。領海を越えたらそれもできないので、早く決断しろとせっつく。
そうこうしているうちに領海を越えてしまい手を出せないと思っていたところで、ヘリコプターが自爆。外交官が爆弾の起爆装置を起動して爆破させたのだったと。
いや、核爆弾だったよね?
というなんともとんでもなテレビ映画だった。前後編と長いわりにはちょっとなかだるみ感があって、そもそも最初はなにがどうなっているのか話が見えない。後半になってようやく状況が見えてくるというところ。原題からしても MI-6 としてしまうには程遠いもので、ちょっと内容にそぐわない邦題。(もっとも原題ままもパッとしないかもしれない)
テレビシリーズのやつでもっとよいのがあったはずなので(タイトルを忘れてしまった)、そのほうがよほどよいなあ。という感じ。
| 固定リンク
コメント