100 分で枕草子よ!
「100 分で名著」は「枕草子」。指南役は山口仲美さんということで、橋本治ではなかったかという思いもあるものの、なかなか楽しく見られそうなのでよしということで。
わけても紫式部 清少納言 役で登場するのが宇田川先生(「花子とアン」)ということで、その配役の妙も楽しい。
まあ、そうはいっても、やはり「春って、曙よ!」のインパクトにはかなわない。もっとも、桃尻語訳「枕草子」全三巻は最終の下巻がずいぶんと間をおいてしまい、さらにはさすがに最後までキャピッとした口調というわけにもいかず、やや普通になってしまった感があるのも事実で。
とはいえ、あのラフなインパクトで読むと実に楽しいというのもまた確か。解説も十分についているので、下手な参考書よりもよほど役に立つのではないかと、少しくやしい思いをしたりも。
どこまではっちゃけてくれるか、というあたりも楽しみにしたいのだった。
追記:
なぜだ。なぜ手は「紫式部」だなどと・・・(汗)
![]() | 清少納言『枕草子』 2014年10月 (100分 de 名著) 山口 仲美 NHK出版 2014-09-25 by G-Tools |
![]() | 桃尻語訳 枕草子〈上〉 (河出文庫) 橋本 治 河出書房新社 1998-04 by G-Tools |
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コメント
清少納言と言えば、なんといってもNHKでやっていた「おしゃべり人物伝」の檀ふみの清少納言が出色の出来でした(^^)。
いまだに彼女を超える清少納言を見たことがありません。
投稿: 黒豆 | 2014.10.10 10:57
壇さん、似合いそうですね。
宇田川先生もこのタイミングだったので、インパクトがなかなかよかったです(^^;
投稿: ムムリク | 2014.10.10 11:53