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パブーバブー

 ブクログのパブーサービスがはじまったのは、かれこれ 4 年か 5 年くらい前になるのではなかろうか、と思う。しばらくして登録してみて、当時はまだ本当にユーザーも少なかったし、どちらかというと普通の人が電子書籍っぽいものを手軽に作ってみることができるプラットフォームとして人気がでてきたという感じだった。

 ほどなく職業作家さんや著名な人々が登場するようになり(おそらくは招聘されてというのもあったのでは)次第にそうした著名人の電子書籍が集まる場所といったイメージに変わっていった。売れているのも読まれているのも多くはそうした作品という感じになっていったような印象がある(あくまでも印象であって具体的な数字で知っているわけではもちろんない)。

 その後出版社もはいってきたり、今ではそうした商業的なものが中心という印象はさらに強いのだけれど、素人っぽいところでがんばっているような人・団体もいるようには見える。比率としたら実際どうなのだろう?

 パブーで作るときにどうにもページ概念が不便であるなあとは常々思う。まずもって書籍に表示されているページ数という概念がウェブページ数という意味であるということ。つまり長大な文章の 1 ページもあれば、数行しかないような 1 ページも存在しうる。総ページ数が少ないからといって全体が短いともいえないし、逆に多いからといって壮大な物語というわけでもない。

 もっともこれもマンガであるとか写真集といったようなものであれば、多少は異なってくるのかもしれない。ただ、純粋にテキストからなるものについてはこのあたりが実に難しいし、それは作り手いかんでいかようにも変わってしまう。

 実際編集しているときにもこのあたりの「ページ」「章」などといったところの扱いがなかなか難しくて困ったなと思うこともある。章立てするほどの長さではないものなどはどうしたらよいのか少し悩む。ましてページだ。結局ウェブページで閲覧するということを考えたときにページの長さが一定程度にならされるような長さに段落を切ったりしてなどということをしたりする。

 本来であればそのまま全部 1 ページにしてしまいたいくらいなのだが、それはそれで確かにブラウザで読むというときには自分でも遠慮したい。PDF や EPUB にして読めばそうしたことはそれぞれの環境によって一定程度に収まるのでむしろ関係がなくなる。ウェブページだけがどうにも不便だったりするのだが、どうしても一番多い閲覧環境というのはそれになってしまうのかもしれない。

 ブラウザでの閲覧でも EPUB リーダー的な閲覧方法になれば、固定された奇妙なページ概念ではなく、やや流動的なものになって収まりはよくなりそうな感じはする(流動的なのに収まりがよいというのも変な言い方だけれど)。

 ま、久々にそんざ雑感をもちつつ昔の原稿をようやくまとめてみたら、どうしたことか珍しく週間リストに載るようになり、これまで一年とかかけて出していた閲覧数を一週間で達成していてちょっとびっくりしたのだった。もっともすぐに消えてしまったので、そこでパッタリと止まってしまうというのがすべてを物語ってはいるのだけれど。

 昔書いたものとしては一番まっとうなほうで、そこそこ気に入ってはいるので、形にできたのはまあよかったかという程度には満足しているのだった。

 清田いちるさんが中学時代に書いたという小説は 3.5 インチフロッピーディスクに保存されていたそうだけれど(昨年あたりだったか?)、わたしの時代は原稿用紙だったなあと。まあ、当該作品はフロッピーディスクへの記録がはじめだったかもしれないけれど。時代は変わる。


 すごいわ、ちゃんとある。(当たり前なんだけれど)

B00CLTK3WI我が名は魔性
清田いちる
ピヨピヨブックス 2013-04-30

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