ハッピーエンドのできるまで
凄腕で評判の女性雑誌編集者。仕事では充実しているものの、つきあう男は駄目な男ばかりでなかなかうまくいかない。もういい加減結婚とかはどうでもいいから子供だけ産みたい! ということで、小説を送ってきたちょっとイケテる感じの男性作家にある交渉をもちかける。「本にしてあげるから、あなたの精子をわたしによこしなさい」。どうなるのだ、これ?
で、作家の男はしぶしぶ了承し、原稿には彼女の手によって数々の修正がはいるがやがて出版されると大ヒット。あちこちでひっぱりだこになってテレビにも出演。一方で編集者の女性のほうも彼をつれて病院にいき、体外受精を行って見事に妊娠。もちろん彼に結婚してくれという話ではないので、ひとりで出産子育てするというつもり。
彼のほうは海外にも取材にでたりしている。子供が生まれたものの会うこともなく過ごしていたら、たまたまバカンス先で遭遇してしまい、彼女の意識が少し変化しはじめる。
彼女のほうは仕事でもかつてのようなするどさがなくなってしまい、部下からがっかりされたりする始末。彼のほうは海外で出会った恋人と一緒でさあ結婚するのかという中で、三つ巴の日々がはじまったりする。そうこうしてなんとなくふたりが次第にお互いを認めるようになってというような話。
しかし、そもそもの前提というか設定というかがあまりにあまりな感じなのは、ここが日本だからなのか。と思っているとどこぞの国で自分の子供を多数の女性に金で産ませているという事件が発覚したりしていて、あながちそうでもないのかと思ってしまったりも。
前半はやや辛い感じの展開なので見るのをやめようかと思うのだけれど、最後はなぜか丸く収まるというあたりさほどは悪くないのかもしれない。ヒロイン役の役者さんは元ポルノ・スターだったらしいのだけれど、だからといってサービスカットがあるわけではないです。
タイトルは原題のほうが面白みはあるけれど、そのまま邦題にするには難があるのも事実なので、まあ仕方ないのか。
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