ひとつ積んでは仲間のため
「ダーウィンが来た」で蟻の特集ということではじまり、はたと思い出したので身を正して見た。というのも予告でだと思うのだけれど、小石などで虫の死骸などを覆ってしまう小さな蟻のこともやるようだったので。
近年ミミズであるとかはたまた雀とおぼしき雛の死骸であるとかがあると数日のうちに小さな石粒などで覆われてしまうというのをよく見ていて、あれはいったい何なのだろうと思っていたのだった。小さな蟻がやっていることというのは姿からわかってはいたのだけれど、何故というところではなぞだった。
結局のところ番組を見た限りでは、より大きな蟻にせっかく見つけたご馳走を横取りされないために隠しているというようなことではないかということらしい。あるいはそうすることで仮に見つかっても邪魔なものがあるので簡単には運べないという嫌がらせ、時間かせぎ的な意味がありそうだと。
実際クロオオアリと巣が隣接する場所で試したところクロオオアリの巣穴にどんどんと小石やら砂粒やらを持っていって落とし始める。はじめは「なんだ? こいつら」と思っているだけのクロオオアリ。しかし、次第に量が増えて穴が埋まってくる。「てめえらー!」という感じに怒り始めてももう遅い。そうこうしている間にまんまとみつけたご馳走は仲間が持ち帰っているという。
なるほどなあと。
ちなみにトビイロシワアリという種類らしい。小さな蟻で、確かにその小ささから思えばきっとその蟻なのだろうなと。蟻の世界もいろいろである。
そんなストゥーパ状態の写真を撮っていたと思うのだが、どう探しても見つからないのだった。撮影してなかったのかなあ。
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