噂のギャンブラー
個人で出張ストリップダンサーをしていたベス。もう少しまっとうな仕事につこうということで引越し。たまたまスポーツの勝敗に賭けることで商売をしているディンクのもとで働くことに。頭の切れもよくうまくやっていたのだけれど、次第に私的な関係でもディンクと近づきそうになる。
とはいえディンクには妻もいて、やがてほとんど追い出されるようにして仕事をやめる。かと思えば仕事がうまく回らなくなり、もう一度帰ってきてくれと言ってみたりする。
結局再度分かれるようになって別のところで同じスポーツブックを仕事とする。ただ、その町では違法になるので見つからないようにやるしかない。いいお客もついて商売は成功。会社をタックスヘイブンの土地に移して成功するかと思いきや、誰もまともに仕事をする気配はない。一方で、上客が警察沙汰になりそうだからと大もうけしたまま連絡を絶とうとしている。つかまるようなことになればベスもそしてその恋人の運命も危うい。
助けを求められたディンクとその仲間が事態の収拾に乗り出して円満解決。というところ。
実話をもとにしているらしいのだけれど、いまひとつ山場に欠けるというか。展開そのものはわかるし、めでたしめでたしで終わるのもよいのだけれど、どうもいまひとつ面白みは欠けるというか。ことによるつ実話を忠実に描きすぎたのかもしれない。映画としての面白みを出すのであれば、実話は実話として物語としての面白さを出すためのフィクションも必要なのだけれど、そのあたりが欠けていたのかも。
正直ただのコメディ映画かとはじめは思ったくらい。いっそ、そうであったらまた違ったかもしれない。
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