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ボーダー

 ベテランの刑事コンビ、タークとルースター。ずる賢い犯罪者を多数捕まえてきた。とはいえすっかり歳はとったので若手からはやや疎まれる存在でもある。

 いったんは逮捕されながら証拠不十分などで釈放された犯罪者(証拠不十分であれば、法的には犯罪者ではないということだろうが)がつぎつぎと殺されるという事件が発生し、やがてそれらのつながりがタークへと結びつきはじめる。

 身内が犯した犯罪なのかと色めきつつも、若手にとってはここぞとばかりにのし上がるチャンスと動きだす。そのさなかにも次々と被害者は増えて行くが、やはりそのいずれもがタークに結びついていて、いっそう旗色が悪くなる。

 ついにはタークを罠にはめるかのような捜査が行われ、そうしていよいよ真相が明らかになるのだが、犯罪捜査を続けてきたがゆえの苦悩というか、闇を見続けてきたが故の病というか。人がその道を踏み外して行くその境界はどこなのかという意味での邦題なのだろうか?

 特別よいというほどではないけれど、ロバート・デニーロとアル・パチーノふたりの演技がなかなか小気味よいという点では面白い作品。


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