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図書館内乱

 ようやくシリーズ二巻目。今回はどちらかというといかに相手を取り込んで篭絡していくのかという感じの情報戦、心理戦といった趣。郁の両親がやってくる話は軽い前座という感じで、「レインツリーの国」がからむ次はコラボレーション企画にもとづく最初の揺さぶりであり、しっかり恋物語。

 続いては柴崎の秘密にせまる諜報戦のはじまりで、それでいてちょっと恋の展開も期待させておく。さらには手塚の兄登場で裏にひそむ組織が浮き彫りになってきて、最後にはそれらすべてが図書隊をこれでもかと大きく揺さぶりはじめると。

 なかなかに手を替え品を替えて揺さぶりをかけてくる動きと、それぞれでちゃんと恋愛模様も描かれてという、なんとも緊迫とベタ甘とが混在するという不思議な世界。それでいて柴崎や手塚の秘密であったり、郁の王子様の存在がいきなり判明する運びになってしまったり。キャラクターが自由自在、縦横無尽、いや傍若無人に動き回っていて作者が困惑するのではないか、などと心配してしまうくらい。

 というまあ存分に堪能させてもらえる内容となっているのであった。

4043898061図書館内乱 図書館戦争シリーズ(2) (角川文庫)
有川 浩 徒花 スクモ
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-04-23

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エクセルグレップをちょっと修正

 先のやつはそれぞれのファイルへのパスを決めうちしてしまっていて、それはちょっとまずいのではないかと思ったので修正。Libre Office で作成したファイルにおいてはよいかもしれないけれど、あるいは別のとか正規の Office で生成した場合にフォルダ構造は同じだったとしてもその名前が微妙に異なるということは容易に想像できることではあるので、やはりそれはよろしくないなと。(本当はそうした仕様についてきちんと調べたうえで作成すればよいのだろうけれど)

 ということでルートにある [Content-Type].xml を参照してそれぞれのファイルパスを取得してから処理するように修正したのだった。

 その過程で各シートファイルには ID 番号が振られているのだけれど、[Content-Type].xml ではややバラバラな感じに並んでしまっているので、できればきちんと ID 番号順にしないと扱いが不便であるなと思った。で、なんとなくどうすればいいかなと思っていたら eban さんが教えてくれたのだけれど、そもそもこちらが例示していたものが正確ではなかったので、それ自体はちゃんと処理できるのに、ファイルのほうではうまくいかないということだったのだ。で、あとになって「そもそもが間違っていた!」と気づいたのだけれど時すでに遅し。eban さんごめんなさい。

 結果的に小さな Sheet クラスを用意して ID やシート名、シートファイルへのパスを収めるようにしたのだけれど、attrr_accessor しかないクラスではなんだか邪道感が強くて恥ずかしいような。ID をチェックして該当するところに収めるという形で一応作成。ひとまず手元のファイルでは正しく動いている様子。

 ま、ひとまずはこんなところで。

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Ruby でエクセルをグレップ(今時版)

 Libre Office で最近のエクセルフォーマット(xlsx)のファイル出力もできるようなので、そのファイルを参考にして作り直してみた。2007 以降のエクセルで保存した .xlsx ファイルを検索する。はず。

 [ xlsxgrep.rb ]

 Excel 97 しかもっていないので本家 Excel 2007 とか 2013 とかで出力したものでも間違いなく検索できるのかどうかは確認できないものの、そうそう駄目ということもなかろうということで。

 必要なものは Ruby と RubyZip ライブラリ。できればエクセルファイルと同じフォルダに xlsxgrep.rb も置いて、そこで Ruby コンソールを開くと面倒がなくてよいかと。

 使い方は、

>ruby xlsxgrep.rb "検索文字列" エクセルファイル名

 フォルダ内のすべての .xlsx ファイルをというのであれば、ファイル名に「*」とだけすればよいし、家計簿2014.xlsx とかなっている家計簿ファイルだけというのなら、「家計簿*」とでもすればよいです。ひとつのファイルなら「家計簿2014|家計簿2014.xlsx」などとすれば。

 セルに入力されている数字、文字、計算式が対象。見つかった場合には、ファイル名、シート名、セルの座標を表示したうえでセルの内容を出力。計算式の場合は「=」記号を除く部分を入力するほうがよいです。関数や=以外の部分の式そのもの。

 コンソールに出力する以外の機能はないので、ファイルにする必要があればリダイレクトで。

追記:2014/07/30
 考えてみるとファイルパス名を決めうちしているのはよろしくないなと思うので、少し修正中。一応修正した。

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NSEG#53 JavaScript の回を聞いてきた

 第 53 回 NSEG 勉強会に参加してきた。予定を聞いたときから参加しようかと思ってはいたのだけれど、折りよく arton さんの ASP.NET での連載が終わったという話を受けてざっと通して読んでみたところだったのも背中を押したところ。やっぱりまずは基本を抑えないとというあたりと、「10 年前とは違うのだよ。10 年前とは」というあたりもあったので。

 参加者も案外多くて 20 人弱くらいになったのだったか。はじめてという方もたくさんいらしたらしい。相変わらず若い人(20 代 30 代)が多いので、ひとり浮き気味に(いや実際そうなのだが)ひっそりと参加。が、前日お出かけだったこともあったためか幹事の suno さんがだいぶ遅れてしまい受付がはじまったのが 15:15 くらい。もっとも、やや時間の余裕はそもそもあったようなので問題ないレベル。みなさん非常に整然としたものでしたし。

 はじめは suno さんによる「モダンな JavaScript の書き方」の基礎的なおはなし。まずは統一的な基本を抑えたほうが読みやすくなったり、いろいろ面倒が少なくなりますよといった話。そして jQuery の話も少し。上手に使うと記述量も少なくなるし便利であると。最近はブラウザがデバッグ環境を用意してくれているので、なにかと便利になったという話も。ただし、IE はコードの修正をリアルタイムに反映してくれないことがあるので(というか、そういうものなのかな)注意・コツが必要とか。

 休憩をはさんでちょっと長めの時間枠の LT 。なんとなく RubyKaigi のイメージしかないので、LT といったら 5 分だろうみたいな頭があるわたし。20 分は長いのでは? などとも思いつつ。

 はじめは鍋太郎さんの OpenLayer で地図を描くというもので、まとめとしてはちょっとでも商用的になってしまうと GoogleMap とか使うの問題やら面倒やらが発生してしまったりするので、Open Street Map をみなさん使いましょうというところ。サンプルがこちら。 長野中央通に設置された灯篭の位置をマッピングしたのだとか。

 実をいうとそれよりも気になってしまったのは、Rabbit を使われていたのだけれど、開始早々にすでに亀がゴール間近におり、あっという間にゴールしてしまったのだった。うさぎはゆうゆうと話の終わりにゴールなのだけれど。あの亀はどうしてあんなズルをしていたのだろうか、と不思議に思っていたのだった(尋ねる勇気はなかった・・・)。

 続いては高専生であり MS のすごい人でもあるらしい @_iwate こと谷口さんによる TypeScript の話。いくつかの AltJS の違いを引き合いにして「ほらほら、TypeScript いいでしょ? みなさん使いましょうよ」というお話(だったと勝手に解釈)。実際、JavaScript もまんまで動かすことができるらしいというので、そういうところは便利な人もあるのだろうな、などと思いつつ。若いのになかなか話上手なのでうらやましい限りです。

 そして急遽会場にきてから発表を決められたという @hoku_unagi さんによるゲームフレームワークの紹介。手軽にゲームが作れるということで、デモが主体。時間もなかったですし。が、そのシンプルなあまりにシンプルなグダグダ感あふれるゲームで、こういうのってついハマッてしまうのだろうなあと。スライドはこれです。

 さて、実はそれらはすべて前振りで、今回の一番は suno さんの娘さんです。suno さんいわく「JavaScript といったら JS である。JS といったら女子小学生だろう」ということだそうで、小学生の娘さんと同行されたのでした。はじめは夏休みにもなったしお父さんについてきただけなのかと思っていたら、そういうネタであったのか! と。いつかやりたいと思っていたそうで、夢がかなってよかったですね。

 ということでおじさんや一部おにいさんらがなにやら分けのわからない話ばかりしている中を一時間あまりひたすら待ち、LT ではドラ娘ならぬベル娘として実力を遺憾なく発揮されたわけです。鍋太郎さんだけは時間があまりすぎてしまいベル娘さんを失業させてしまうという事態になってしまいましたが、続くおふたかたは見事に仕事の成果を受けられていたのでした。

 こんなかわいらしい娘さんなら毎日お弁当作ってあげるのも苦ではないのでしょうね。ということで、帰宅してからきっとたくさんのご褒美をもらえたであろうことを願ってやまないのでした。お父さんよろしくお願いします。

 最後には NSEG のサイトのことでの話が。pukiWiki を使っているのだけれど、いろいろ問題が多いのでなんとかしたいということで、それならば GitHub の Wiki でいいのではないか? ということでした。主要なメンバーのかたであればおそらくはアカウントもあるであろうし(わたしなんかでもあるのだから)それでよいのではないかなという空気だった。

 次回は未定ではあるものの、下旬くらいになるのではないかというところでおしまい。お疲れ様でした。ありがとうございました。

# HTA でもスクリプト部分は分離したほうが確かに見通しはよいなあと振り返ってはいたのだった。

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海月さんにコロコロされたい

 Reader Store からコミック 1 巻だけ 100 円(税別)セールというおしらせが届いたのだった。例によってなぜか付与されるポイントが届いていたので、たまには購入に使ってみようかと思ったのだった。多くは寄付にまわしてしまうのだけれど、たまにはと(今回も残った端数は寄付になる予定)。

 そしてつらつらとリストを眺めていると目に入ったのが「海月と私」。そういえばしばらく前に arton さんがまとめ読みされていて(3 巻くらいまで?)よかったと書かれていたように思い出したので、それならばと気になっていた。

 ということでさっそくに購入して読んだ。うん、よかった。海月のような彼女にころころと転がされる人生も、またよいではないですか! と声を大にして叫びたいくらい(叫ばないけど)。旦那さん、そうでしょ? とか思わず握手してしまいたいくらいに(できないけど)。

 三部屋しかないという小さな海辺の民宿。旦那さんとおばあさんの仲居さんとで営んでいたけれど、仲居のおばあさんが亡くなってしまい、せめて予約のはいっている分だけはお客をさばいて春には宿をたたもうと思っていた旦那さん。短期の仲居さんを募集したところ、すぐにあらわれたうら若き娘さん。

 なんだかふわふわしていて狐か狸にばかされているのではないか、明日になればふいに姿を消しているのではないかという不安を覚えつつも、そのなんともいえない空気にお客の評判もよく、ものおじしない性格でなんだかこちらがむしろ揺り動かされているようなと。

 そんな海月のような彼女と旦那さんの私とが織り成す、ゆるやかな物語がなんともしみる。あー、これはすっかり海月の彼女にやられてしまっている。ころころと転がされてみたい。そんな衝動にかられても、まあそもそも妄想にすぎないのですぐに消えてしまう。旦那さんがうらやましい所以。

 ということで、やはりこれはいいね!

 (でも、続刊を読むのはしばらく先になるかと思われ)

4063879119海月と私(1) (アフタヌーンKC)
麻生 みこと
講談社 2013-08-07

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アニメの粗製乱造はもうやめたほうがよいのではないか

 [ 絶賛→非難の嵐! 原作アニメ「使い捨て」問題を浮き彫りにした『極黒のブリュンヒルデ』 : 2chradio ]

 あまりに奇妙な展開にはそういう事情があったのかと。

こともあろうか制作陣がアニメ終盤の10~13話で、コミック5~10巻の内容を一気に詰め込むという暴挙に出たのだ。 (中略) たった4話でコミック6巻分の内容を詰め込むのには当然無理が生じ、作品の構成は大いに破綻。最終話に至っては、あらすじだけを駆け足で見せた極めて雑な作りになっていて、伏線もまったく回収されないままアニメは終了。

 どうにもおかしいと思っていたらやはりそうだった。本来 2 クールで予定していたのに、途中で 1 クールにされてしまった(か、そうせざるをえない事情が発生したか)というところ。そのためオープニングをお蔵入りにするわけにもいかず急遽 10 話から採用したというところなのか。

 あろうことかコミック最新刊の内容をアニメで暴露してしまうということにもなったとかでそれもまたファンの反感を買うことになったとか。いや、それは原作者や出版社に対しても失礼ってことではないのか。すでに準備されていたがゆえにという事情はあるのだろうけれど、ここまで無理をして圧縮してしまったらもう物語もなにもあったものじゃない。作る側も気の毒だが、見る側にも気の毒であるし、原作者にたいしても失礼な話ではないのかと。

 とにもかくにも地方ではほとんど放映されることもないアニメがあまりにも多く作られすぎてはいないのかと。ネット配信をしている GyaO! での数をカウントしてみると、この夏期で 57 作品もある。春にしろ冬にしろ同じような数はあったのではなかったか。

 なかには前期から続いているものもいくつかはある。それでも多くがこのクールだけのもの。この膨大な量のアニメを作り続ける意味はどこにあるのだろう? そうでなくてもアニメ製作現場は長時間労働で賃金も安い、人手不足は恒常的なので韓国や中国などのスタジオに外注して必死に間に合わせている日々。それゆえに作画のレベルの低下も数多く指摘される始末。

 そこまでして作らなくてはいけないのかということを冷静に考えるべきなのではないのかと。半数以下にしても困ることはないのではないのかと。もはやこれは出版社と同じ轍を踏んでいるとしか思えない。本が売れないので適当な本でいいからとにかく数を出す。しかし売れずに返品されるので、さらに売れない本を大量に作る。下手な鉄砲も数打ちゃあたるというのとはちょっと違うということを考えるべきなのでは。

 「鋼の錬金術師」が原作に追いついてしまってオリジナルで終わらせたアニメ。後に原作に沿った内容で作り直してきっちり終わらせたけれど、ブリュンヒルデも 10 話からきっちり作り直して欲しいレベルなのは確かだなあと。まあ笑い話やネタにはなるかもしれないけれど、このままというのはあまりに情けないし、各方面に失礼すぎるような感じも。

 ドラマ人気がなくなってアニメであればまだ DVD などを含めた関連商品でのちのち儲けがだせるという構図はあるのだろうけれど、であればこそもう少し質を維持するためにも考えなくては全滅みたいなことにいずれなるのでは。

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基本重要

 [ Insider.NET > 業務アプリInsider > ASP.NETによる軽量業務アプリ開発 - @IT ]

 arton さんが連載を終えられたというので、そうなんだと通して読んでみた。なので細かいことはわからないけれど、なるほどと思うこともあったのでメモしておく。いずれも締めくくりにあたる第6回にでてくるのだけれど。

UIフレームワークには賞味期限がある。それはUIがはやりに左右されるから当然のことだ。問題は賞味期限が切れた後である。
20世紀の技術にとどまった記法で新規のJavaScriptプログラムを開発しているようでは、そのプロジェクトは危ない。逆にjQueryなどのフレームワークを駆使して開発している場合であっても、それが状況を押さえた上での選択なのか、よく分かっていないままみんなが使っているから使っているのかによって完成後の保守性は異なってくる。

 そういう面からも、本連載で示したような基本要素だけで簡単なWebアプリを作ってみることは、現在の技術基盤となるリソースを把握する上で役に立つ。

 確かにフレームワークは雨後の筍のごとく、あとからあとからわいて出てくるかのようにいろんなものがでてくるようで、そのつど「今これが一番ホット」みたいなことが言われたりしているようなので、なるほど流行ものだなあという印象はわかる。

 「よくはわからないけれど、最近はこれが流行だし、みんなこれがいいって言っているから、やっぱり今使うならこれでしょ」みたいなことで使うのは、ちょっとよろしくないにおいがしてしまうというのもなんとなくわかる。きっとそれはいろんなことに言えることなのではないかなと。

 ごくごく基本的なところだけでここまでできる、あるいはこんなものができるということを知っておくというのは確かに基礎を固める・理解を深めるということでも有益なことだなと。これもまたいろいろなことに関して。

 ちょうど次回の NSEG で JavaScript というのでちょうどよい機会になりそうなので、またお邪魔させてもらって話を聞いておこうかなと。

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勝てる気がしない・・・

広報の無敵さん


 先日ファーストリテイリングさんが地域正社員の募集を長野で行ったというときのニュース。広報の方が登場されたのだが、素敵な女性というのはそれとしてお名前があまりに印象的でつい。「無敵」さんという苗字ははじめて見たけれど、どちらのご出身のかたなのだろう。

 なんだかこうこれ以上ないってくらいに安心感あるよね。もっとも、ご本人はそれが逆にプレッシャーになるかもしれないけれど。

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Libre Office を使い始めた

 いまだに Office97 など使っているのはどうなのだというのはあるので(わたしのことです)、そろそろ考えようと思ったのです。先日の Photoshop Elements の古いやつ(たぶん 1)が Internet Explore のバージョンチェックでインストールできない問題なども受けて。

 さらには、今は使っていない Avast! Free がやたらとそうしたソフトウェアを危険なファイルが見つかったといってはチェストに移動してしまい、使えないという不便があったりもしたので。(もっとも、Avast! Free のあまりな挙動に疲れて削除した)

 とはいえ MS 謹製の Office はやはり高いのでちょっと無理。正直なところ、機能的にはそんなにあれこれいらないユーザーのほうが大半なのではないかと思うので、かつての MS Works レベルで十分だからもう少し手軽に買える値段ならよいのにとは思う。

 まあ、それは無理なので Libre Office を使ってみることに。日常的に使うのは Excel だった。家計簿ファイルを作っていた。マクロを使うとかでもないので、機能は本当にシンプルでよいのだが。

 それはともかく。これまではその家計簿ファイルを検索するために Ruby を使っていたのだった。Excel を仲介させるという手法だったのもあって、とりあえず目的を達せればよいというレベルでしかなかったものの、ときどきあれを買ったのはいつだったかとか、過去の値段の推移とかを見るには重宝していたのだった。

 ということで Libre Office の集計表カルクのファイルでも使えるようにしたい。xml ファイル群を ZIP アーカイブしただけらしいので調べてみて作成した。ひとまず問題なく使えているようであるし、以前は行数のカウントがちょっとずれていたのだけれど、そのあたりも改善できている様子。ということで Libre Office を使っていこうかと。

 ただ、Libre Office を使ってみて思うのは使い勝手が少しばかり違う。当然とはいえ、文字入力していて予測するタイミングとかも違うのでちょっと使いにくい感じがまだしてしまう。また、セルの書式についても日付のデフォルトが異なってしまっているのをうまく直せないとか、日付の書式を直したのに普通の数字まで日付書式にされてしまうとかあって困っている。手順を間違えているだけなのかもしれないけれど。

 コードは Gist に。RubyZip が必要。Ubutu で試そうと思ったら rubygems をうまく入れられない。Windows7 で動作確認。家計簿ファイルを検索する目的なので検索結果は行単位。

>ruby odsgrep.rb '検索文字' filename.ods

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夏。 プログラムしましょ

 [ 【案内】中高生向け「Rubyプログラミング」講座 | 塩尻インキュベーションプラザ ]

 小学生向けの Ruby の本が出たとかで話題だけれど、新聞には塩尻方面で中高生向けのプログラミング講座がはじまったととの記事。今後 4 回かけてゲームプログラムを作るのだとか。詳細はでていないものの DXRuby あたりということなのかも。(記事そのものは WEB にないので開催施設のリンクのみで)

 県内における Ruby 関連の話題だと比較的中信方面が多いような印象はあって、例の図書館システムを導入しているのも同様だったかと。ずいぶんと前のまつもとさんの講演は松本だったし。

 小学生に限らず、中高生であろうといろいろ体験するのに便利な時代になったものだなあと。北信ではこういう動きというのはあるのだろうか。

 おじさんはちまちまとやります。

4822297470小学生から楽しむ Rubyプログラミング
(株)まちづくり三鷹 高橋征義 池澤あやか
日経BP社 2014-07-19

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 Android ならおすすめ(ただし小学生からというわけではないです)。

4844331132Androidゲームプログラミング A to Z
Mario Zechner 安生 真
インプレスジャパン 2011-11-25

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春アニメをちょっと振り返ってみる

 一応春という区分で見たアニメのことをちょっと記録しておく。実ははじめは見るものはないかなあと思っていたのだった。そもそもこちらではほとんど放送がない。あるのは定番で続いている金曜夜とか土曜夕方とか日曜朝とかが民放ではあるくらいで、新番組なんてまずお目にかかることがない。NHK を除けば。

 ところがたまたま目にした「一週間フレンズ。」が思いのほかよくて、同じくたまたま見た「極黒のブリュンヒルデ」もなかなか面白かったのだった。どちらもはじめのほうを見られなかったのだが。

 「一週間フレンズ。」は原作が基本四コママンガという不思議さ(前後には普通のコマ割のマンガもついてはいる)をうまくアニメにまとめたのだなという感じと、不思議なありえないような設定にもかかわらず、まあそういう精神的な負担からくるなにかというのは案外ありそうだよねという切なさとか素直さとかが、青春時代と重なって妙にグッときてしまうという。

 1 クールで終わってしまった割には終盤になって急いでことの発端などを盛り込んできてしまったので、やや忙しない感じが強くなってしまったのは残念な感じも。とはいえ終わり方そのものはさほど悪くはなかった。

 「ブリュンヒルデ」のほうはいろいろとネタが小出しに明らかにされてきて、さてさてと思っているうちに、終盤になって次々と最強レベルな魔法使いを投入しては負けてしまいという展開が続いて、決着がつくでもなく終わってしまうという展開。終盤になってオープニング曲が変わったので、あるいは 2 クールやるのかと思ったらそうではなく、なぜそこでオープニングを変更しなくてはならなかったのかという疑問もあったりで、なんとももやもやしたまま終わってしまった。

 原作ではもっとずっと後になってバルキュリアと対決するようでもあるし(未読なので新刊案内からの類推でしかないけれど)、まだ連載は続いているということと、原作の序章を見ると物語りはまだまだとても終わらない。次期を予定しているということかもしれないけれど、であればなおのこと急いでバルキュリアなど投入しなくてよかったのではないのかとか思ってしまう。なんとも中途半端な感じになってしまってもったいない感じ。いっそ 2 クール目に継続してから終わるほうがよかったのではないかという。まあ、面白かったからこそなのだけれど。

 たまたまこれまでの一挙配信があったので見たのは「それでも世界は美しい」。マンガ雑誌「花とゆめ」の 40 執念記念だかで作られたマンガらしいのだけれど、そのアニメ化。雨の降らない晴れの公国に嫁ぐことになった雨の国の末娘のニケが繰り広げる物語なのだけれど、王様はまだ 10 歳くらいかという子供で(とはいえちゃんと国を治めるだけの技量はあるという不思議な子供)ニケのほうがはるかに(といっても 5 歳とかそのくらいかもしれない)年上なので、そのギャップが面白さを出しているのだった。

 そんなデコボコな感じが次第にきちんとした恋愛になって愛になっていく過程がなんともほほえましく、切なくさせるあたりが心憎い。ただ、原作がどうかは知らないものの、アニメ全 12 話については物語の序章くらいで終わってしまっているところがあって、もちろんそれでも十分まとまっているのだけれど、ちょっと物足りない感じがあったりする。逆にいえばいくつかのエピソードは省いてしまってもよかったのかもしれない。とはいえ、ニケがとてもかわいいので許せるレベル。

 さらに。実写映画化されたということで見たのが「好きっていいなよ。」。これは新しくはないのだけれど、青春時代をはるかに過ぎた今のほうがかえって見られるようなという印象。友達なんていらない、彼氏なんていらないというめいに興味を持って接近する大和の不思議さはあるものの、めいだけでなく周囲の(のちに友達となっていく)学友たちの成長が実にいい感じなのだった。あー、青春しているねえと。若ければただ没入してしまうだけかもしれないけれど、いまならある種保護者的な目線で見るのかもしれないけれど、来し方を思い出したりもして暖かく見られるというのはあるかもしれない。

 たまたま 1 巻無料ということで原作マンガも見た。絵柄としては大変申し訳ないけれどアニメの洗練さには負けてしまうなというのが正直なところ。まあ絵柄というのは好みの問題でもあるのでお許しを。

 「魔法科高校の劣等生」も途中から見てみたのだけれど、こちらは 2 クール目に突入しているのでいずれということで。

#どこが「ちょっと」なんだか。

475753633X一週間フレンズ。(1) (ガンガンコミックスJOKER)
葉月 抹茶
スクウェア・エニックス 2012-06-22

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408879348X極黒のブリュンヒルデ 1 (ヤングジャンプコミックス)
岡本 倫
集英社 2012-05-18

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4592188721それでも世界は美しい 1 (花とゆめCOMICS)
椎名橙
白泉社 2011-12-20

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B009KYBW8G好きっていいなよ。(1) (デザートコミックス)
葉月かなえ
講談社 2008-08-11

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バニラおばさんのなぞ

 まいんちゃんがすっかり大人びてしまったので打ち切りになった後釜にはじまった「すすめ! キッチン戦隊クックルン」ですが、たまに見るとなんとものんびりした感じがなかなかよろしいようです。で、最近になって知ったのですが、バニラさんというおばちゃんがいるわけです。下の画像の左端がバニラおばさん。

バニラおばさんとクックルン三兄弟


 で、このバニラさんも変身するそうで、なんでも初代クックルンなのだとか。真ん中が変身したバニラ、さん。
変身したバニラさん


 で、さらに変身したバニラ、さんの実写が、下のお姉さん。中学三年生か高校一年生かというくらいに若返り。これはいったい!
実写、変身したバニラおねえさん


 ずっと見ているわけではないので、とても気になるのですが。謎です。

 番組としては子供むけの調理番組でもあって、簡単な料理をこどもが作って食べて、「あー、おいしかった」という満腹の力で怪人を吹っ飛ばしておしまい。食の大切さもアピールしているようです(本当か?)。

 バニラおばさんは、なぜ変身すると若返るのか。それが気になってついつい見てしまうのでありました。


 [ すすめ!キッチン戦隊クックルン - キッズワールド NHK Eテレ-こどもポータル ]

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群青の夜の羽毛布 【映画】

 映画になっているのは知らなかった。あるいは原作を読んだのは映画化前ではあるので、噂程度には知っていたのかもしれないけれど、もうすっかり忘れている。2001 年のことらしい。

 内容としては原作を読み直してみて大筋では変わりがないようで、細かなところは変更している部分もあるが、それで特にどうというほどではない。映画という時間枠のなかでどちらかといえばうまくまとめたといえるのではなかろうかと。

 父親がおかしくなってしまう原因についての描写はややわかりにくいところがあって、そのあたりはもう少し工夫があってもよかったのではないかとは思うものの、ほかはまあまあ。

 物語そのものよりもどちらかというと主演の本上まなみというところでひかれたというのも正直なところ。実際この不思議なさとるという役どころになかなかあった配役だったのではないかと。玉木宏はまだまだ新人くらいのころなのかという感じで、それがかえってよいかもしれない。なによりも藤真利子さんがベテランとして迫力を感じさせるところが見事。

 結末は原作よりはやや軽い感じに仕上げてあるので未来への希望も持ちやすいのかもしれない。ただ、作品としては可もなく不可もなくという感じのところでしかないかもしれない。

 余談ではあるけれど、原作がそうであるのだけれどこのタイトルだ。羽毛布というのだけれど、どういう毛布なのだろうとは思う。原作でも特に毛布とはあるが羽毛布などとはかかれていなかったと思う。居場所のない家のなかでさとるが子供時代からの古い毛布にくるまっているときにだけホッとできる、そんなライナスの毛布のような位置づけで登場するのだが。

 ただ、ただの「毛布」でタイトルにしてしまうとやはり座りが悪いので、そういったゴロで決まったのだろうか? などと思ってみたりもするのだけれど。さてさて。

 ほんじょファンならばおすすめ。

B00008Z6L2群青の夜の羽毛布 [DVD]
山本文緒
ポニーキャニオン 2003-05-21

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パーマネント野ばら

 以前「女の子ものがたり」だったかを見たときにも良い評判を聞いた覚えがあったので見ることに。ベースは非常に似ている感じだ。まあ同じ西原さんの原作なのだし無理もない。

 貧しい港町で少女時代をともに過ごした三人。それぞれに程度の違いはあるけれど、貧しいという点においてはにかよった三人。離婚して幼い子供をかかえて母親のところに戻ってきた、なおこ。母親は地元ではやりの(唯一の?)パーマネント屋。

 子供時代の友達も似たり寄ったりで男運のない日々を送っているらしい。そんな中で、なおこはひそやかに高校教師と付き合っている。友達のみっちゃんは浮気性の旦那に愛想をつかしながらも突き放すことができない。ともちゃんはギャンブルにはまり行方知れずの夫を心配している。

 みっちゃんが夫の浮気相手をひき殺そうとして夫ともども事故を起こして入院したり。ともちゃんの夫はなぜか裏山のようなところに隠遁しているところをなおこと遭遇したり。その後、探しにいったともちゃんが見つけたのは夫の亡がらとか。

 気のふれたお父ちゃんがたびたび電線を切ってしまうので、町はたびたび停電するとか、昭和の中期かという貧しい時代を思わせる世界。(いや、実際そのあたりが舞台なのだろう)

 貧しくて特に変化などない毎日で、それでもなんとか暮らしているというのは今よりも昔のほうができえた暮らしなのかもしれない。昔はもう少し貧乏に許容というようなものがあったような気がする。もちろん貧乏を隠したいとか恥ずかしいと思うとかいうのもあったとは思うのだけれど、割とそういうのも当たり前だったという時代背景もあってか、普通にそうしたことを受け入れていたような気がする。

 パーマ屋に集まってはダベッているおばちゃんたちは卑猥な話も平気でするし、それがまあ元気の素ともいえるのかもしれないが、あまりにくったくなくてそれがまたなんとも作品を下支えしているような。

 なによりもなおこの嘘がなるほどと氷解するかのごとく見事に描かれる最後は見事だ。余計な解説とか説明をいれようとはせずに映像の展開でうまくそれを説明している。あー、そうか、そういうことだったのかと、そこでそれまでのすべてが理解できる。

 そうして理解できた先に、なおこの悲しみが襲ってきて、嘘でもつかなければ生きていけなかったのだよねと納得してしまったりも。

 物語の展開としての面白さ、うまさという点ではこちらのほうがよいかもしれないけれど、見終えたあとの満足感とか未来への希望みたいなものを思うと「女の子ものがたり」のほうが好きではある。見て損はない映画だとは思った。ただ、ベースが同じことの焼き直し的なものでもあるので、これ以上は繰り返さないほうがよいだろうとは思う。


B00457W03Eパーマネント野ばら [DVD]
デイライト 2011-01-07

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 構図がほとんど同じではないか。

B002WS2R7M女の子ものがたり [DVD]
ポニーキャニオン 2010-03-02

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サイドバーに居ぬ

 [ ガジェットは廃止になりました - Microsoft Windows ]

 先般 PC のリカバリを再三おこなっていた折、もろもろの設定が毎度まいど初期化されるので、あれやこれやあらためて設定したり、いっそということで少し見直してみたりなどしていたのだった。で、デスクトップガジェットもそのひとつ。

 実はそれまでデフォルトではいっていた CPU 使用率メーターだけを使っていたのだった。ほかにもなにかあるだろうかとリンクを見たら上記のような状況で。そうだったのか、と今頃になって知るという。

 いや、そういえばサイドバーがどうのこうのという話は見聞きしたような覚えもある。けれどあまりはっきりそうと意識していなかったのかもしれない。ふと思うとそのころにちょうどバイオのサポート用ガジェットがうまく機能しなくなっていたような気がする。それもそんな理由だったのだろうか? などとも思ったけれど、あれは単純に発売から一年あまりがすぎてその製品としてはもう期間終了ということだったのかもしれない。実際のところはわかりようもないけれど。

 しかし、でどうするのだというのを見ているとサイドバーを使えなくするのは自分でやってねということらしく、いっそ Windows Update で無効にしてしまえばよいのではないか、とも思ったりはするのだが。その旨の説明さえきちんと出せばよいのではないかなあと。承知の上で使うというのはわかるとしても、結果としてそこから問題が発生したときに、ではどうするのかというと自己責任だけで終わらせてしまってよいものなのか。

 いや、まあよいのかもしれない。知れないけれども事情が事情なのだからシステムとして使えないようにしてしまってもよいのではなかったのかという思いはどうにもぬぐえないような。

 もっとも今となっては Windows 8 がでているので、さっさと乗り換えてくださいになってしまうのかもしれないけれど。

 ということで一応デスクトップガジェットは使わないようにしたのだけれど、CPU 使用率メーターはなにかあるとちょっとうれしいかなあとは思いつつ。なにか探してみるか。

 これを機会に XP 時代くらいでとまっているソフトをどうするか、少し考えないといけないなと思っているところ。いまさらだけど。

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群青の夜の羽毛布

 映画を見たのだけれどかつて原作を読んでいるのにまるっきり新鮮すぎたので再読。おおむね原作と同じ内容ではあった。そういう話だったか。

 とても仲がよく幸せそうに見えるお隣さんであっても、その実家庭内でどんな会話がされているのかとか、家族それぞれがどんな生活をしているのかなどということは外部の者にはわからない。外面がよい人というのが世の中にはあるけれど、家の中と外とではまるっきり違う顔・態度を見せるという人はいて、仮に「○○さんって本当にいい人ですよね」とか言われたときに、「いや、家ではこうなんです。困っているんです」とか言ったところで信じてもらえずに、逆に「どうしてそんなひどいことを言うんですか?」とか悪者扱いされてしまったりすることだってありうる。

 家族という閉鎖社会のことなど他人にはなかなかわかりようもないのに、自分の知っているその人でだけ判断してしまうということはある。

 似たようなことが恋愛にもいえて、まさに恋愛のさなかにあるふたりには(あるいはひとりには)相手の悪いところなど見えなかったり、たとえ見えてもそれすら美点に思えてしまったりする。恋は盲目だの、あばたもえくぼだの、夜目遠目も傘のうちだのいうのはまこと正しい。

 もっとも、そんな風にしていられるのもそうそう長い時間であるはずもなく、結婚していざ一緒に暮らし始めるとささいなことが気になりはじめたりする。そんなことを織り込み済みで許容できればよいが、限界を超えたりすればたちまち関係は破綻をはじめる。

 ただ、それが傍目にもわかるようであればむしろよいほうで、傍目には何事もないかのように振舞っているような場合ほど危険をはらんでいたりするのではないか。そんな狂気を描いたのがコレといったもよいのかもしれない。


 大学四年生の鉄男。スーパーでアルバイトをしているが、若くてきれいでちょっと華奢な感じのお姉さん客に惚れてしまう。で、ふたりは付き合いだすのだが、24 歳の彼女(さとる)は夜 10 時の門限をいつも気にしている。

 出会ってほとんどすぐに(映画では最初のデートで)体を許したさとるではあるものの、鉄男以外の人との付き合いは得手ではなくできれば避けたい。母親はさながら王様ゲームの女王様かのように君臨し、ある意味さとるとみつる、ふたりの娘を支配するかのように扱う。

 そんな姿を見て鉄男はこの家をでるべきだとさとるに告げるが、自分はこの家を離れることはできないとだけ答えるさとる。

 長い長い坂の上にようやくにして建った我が家。重い荷物を持って毎日まいにち通いつづける坂道。なんらかの理由で家に縛り付けられているかのような女たち。

 「お父さんは?」と問いかけた鉄男に、父親はいないのだとだけ答えたさとる。けれど、それこそがこの家族にまとわりついた家族という怨念のようなものだと終盤明かされる。さながら座敷牢であるかのような奥座敷にひっそりと暮らす父親。けれど、それは薬によって眠らされているもはや生きた屍のような姿。

 なぜ、父親にそのような仕打ちをしなくてはならないのか。いや、父親はいったい何をしたのか。結末にむけて淡々と語られていく。そこにいたる道はさまざまに衝撃的な事実であふれている。

 「明るく楽しい家庭を築きたい」などと結婚したときには思うもの。けれど、現実は必ずしもそうとばかりは限らない。楽しいことも嫌なことも、ときにはいさかいを起こすことだって当然あるはずで、そうしてきっと家族というものはできあがっていくのだろうけれど、きっとどこかでなにかが狂ってしまうとそれは次第に思い描いたものとは違う姿に変貌していってしまうものなのかもしれない。そしてそれはどんな家庭にも内在する危険なのではないかと。

 けれど、きっとそれを救うのもまた、そこから生まれるあたらしい家庭なのかもしれない。そんなわずかな希望をもたらしてくれる最後が、まだ救いになるような物語。「死なないでよかった」。さとるのその一言にすべてが集約されているのかもしれない。

 久々の山本文緒に、一気読み。


 持っているのは幻冬舎のものなのだが、なにやらあちこちで出ているらしい。というか、現状だと角川なのだろうか?

4877287183群青の夜の羽毛布 (幻冬舎文庫)
山本 文緒
幻冬舎 1999-04

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4167708027群青の夜の羽毛布 (文春文庫)
山本 文緒
文藝春秋 2006-05

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4041006961群青の夜の羽毛布 (角川文庫)
山本 文緒
KADOKAWA/角川書店 2014-01-25

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1402 光学迷彩

一見ただのコンクリート


 マーカーを!
実は蛾が止まっている


 はじめそこを通ったときには、まったく気づかなかったので、ちょっと驚いた。なかなか見事であるよ。

追記:2014/7/16
 そういえばと確認したら大発生しているマイマイガだった。そして、卵塊があるのも気づいたので焼却して土に埋めた。どこかでまた卵を産んでいるのかもしれないなあ。

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Dear フランキー

 夫の暴力から逃れるために祖母と幼い息子と三人で住処を点々とするリジー。ただ、息子には父親は船に乗っているのでなかなか会えないのだと話している。そうして私書箱を通じて手紙のやりとりをして、父親のふりをして息子に返事を書いている。

 ところが新しく暮らしはじめた町であろうことか父親が乗っていることにしていた仮の名前の船が実在し、さらにはこの町の港に寄港する予定だということがわかる。さて、どうしたものか。

 知人を頼って寄港中に父親のふりをしてもらう男性を紹介してもらうことにし、これまでの手紙なども読んでもらう。久しぶりの父と子の対面ということで、その日はふたりで自由に過ごしてもらうことにしたのだが、心配でいてもたってもいられないリジー。ずっとふたりのあとをつけて様子をうかがっている。

 さいわい何事もなく楽しそうに過ごしたふたり。家に戻ると意外な発言が男からある。「明日もう一日過ごせないか」と。しかも家族三人水入らずで、と。

 はじめは約束が違うと拒否していたリジー。けれど男の申し出を受けて、翌日三人で過ごす。ひと時の家族ごっこ。けれど、いつしかそれはこれまで失っていた、忘れていた家族の時間を思い出させるような。わずかの時間なのに次第に彼にひかれている自分に気づいたり。

 けれど男はきちんと約束通りにその日を境に姿を消す。そして今度は逃げてきた夫の姉から連絡が。夫が病でもう長くないのでひと目会ってほしいというのだった。病室を訪れるとはじめこそしおらしい様子だったものの、しだいに本音をだして「父親なのだから息子に会う権利がある」と怒鳴りちらしだし、リジーに襲いかからんばかりの剣幕。

 結局息子には絵を描かせてそれを重篤になった夫の病室に届けたものの、息子を会わせることは最後までしなかった。そうして、息子には父親はそのまま死んだのだと伝える。

 もはや息子からの手紙はないはずと私書箱を訪れるリジー。「手紙がきていますよ」と渡される。そこには大人のうそなどすっかり見破っている息子の優しい言葉が書かれている。

 物語はそれでおわり。

 下手な映画であれば、きっと父親役を演じた男と一緒になって暮らす場面でも描くのだろうけれど、そうした余計なものは一切ない。実際どうなったのかをうかがい知るものもない。けれど、そんな余分は観客の想像のなかにあればよいのかもしれない。そこまでが、そこまでですべて語りつくしているともいえる。

 家族というこの不可思議なものについて考えさせてくれる佳品としてなかなかすばらしいなと、見終えたあとに余韻にひたるのだった。

B000KQGM06Dearフランキー [DVD]
アンドレア・ギブ
ハピネット 2007-02-09

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ゴムコプター♪

 あいかわらすの大科学実験。輪ゴムを動力源にしてプロペラを回し、ヘリコプターのように飛ばすことはできるのか、がテーマだった。で、輪ゴムを束ねるほうが力がでるということがわかったので、ひたすら束ねる。束ねる。

一列 80 本の輪ゴムを 3250 列作った


 一列 80 本の輪ゴムを 3250 列作った。と、淡々と語ります。


用意した輪ゴムは 26 万本


 用意した輪ゴムは 26 万本。と、淡々と語ります。


総重量は 120 キログラム

 総重量は 120 キログラム。プロペラを実際に回すのはワイヤーでそれを引く力として輪ゴムの力を利用。


20 センチほど浮いた!

 20 センチほど浮いた!

 めでたし、めでたし。ちなみに輪ゴム準備にはひと月ほどかかったとか。根気があるというか根性あるというか。いやいや、毎度のことながらお疲れ様です。

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台風ははるかなれど

 [ 信濃毎日新聞[信毎web] 南木曽町で土石流 1人死亡3人救助 中央西線橋桁流される ]

 PC が起動できなくなってリカバリにつぐリカバリなどしていて、大量の Windows Update 更新ファイルを前にひたすらインストールと再起動の繰り返しをじっと待つ作業をしていたので、遅くなってしまったけれど、記録として今回の台風 8 号関連のことは書いておくべきかなと。

 というか藤岡さんにご心配いただいてしまったようなのでそのお知らせもこめて。(というよりも藤岡さんのほうが体調がよろしくないようでもあるので、どうぞご自愛くださいませ)

 台風の被害は比較的少ないとされる長野県。とはいえ通常の台風であれば日本海側を北上するようなルートだと結構な強風にみまわれることはあるのだった。周囲を高い山脈に囲まれているがゆえに、ひとたびそこにはいりこまれると一方通行の専用道路のように被害がもたらされるというのが長野県的特長。とはいえ、高山があるがゆえに通常ならば勢力が弱められるので大きな被害は比較的少ないのだった。

 今回は雨もあったけれどさほどというほどではなく(このあたりは)、ただ風はやや強かったかと。夕方になっていきなり南木曽町の災害を知って驚くというか。実際ごく短時間に集中的に降られ、そろそろ対策しないと危ないのではと普通に思ったところで発生してしまったということを思うと、本当に気の毒としかいいようのない災害だったのではないかと。

 まして台風そのものはまだ沖縄から九州へかけてという離れた場所にいながら、前線の活動などによって引き起こされた豪雨。だれがそこまでの被害を予想しえただろう。

 もっと早くに対策できればというのはたやすいことではあるけれど、レーダー画像など見ていても本当にその数時間しか強い雨は降っていないわけで、それを的確に想定することは本当に困難だということは理解しなくてはいけないのだろうと。

 ただ、木曽というのは本当に雨に弱いところがあって、のちのちの報道でも何度となく土砂災害にあっているという報道もあるけれど、あれほどの峡谷にある意味へばりつくようにして生活している場所なのだから、災害とはいつも背中合わせと思わざるをえないところもまた事実なのだろうなと。

 実際、数年前に名古屋から長野に向かう特急に乗っていたさいに、木曽付近で雨のために列車がたびたび止まった。説明がなくてなぜゆっくりになったのかとかとまったのかとかがわからずに、ようやくアナウンスがあったと思ったもののしばらく停車したままで結局よくわからない。20 分ほどしてようやく運転再開したものの、車両のやりくりもあってたびたび場所によって止まったりしていた。まあ、木曽という地域はそういう地域という認識も必要なのだろうなと。

 国道 19 号はなんとか通行を再開するらしいけれど、さすがに中央西線は 2011 年の飯山線と同じような宙吊り状態になっているのと、あちこち土砂に覆われてしまっているのもあり、復旧にはひと月以上はかかるだろうと予想していたら JR 東海からも同様の発表があった。なんとかお盆休みに間に合わせられるかどうかというところかもしれない。

 災害には抗うのではなく、上手にかわす施策をこそ行うべきなのだろうな。失った命を無駄にしないためにも、この機会にあらてめて対策をしっかりこうじて欲しいなと。

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PC の復旧がようやく完了

 ようやく PC の復旧が終わった。長かった。まずもって Windows Update で特定のものが失敗するとかフリーズするとかが困った。XML 関係の古いものが必ず一度か二度は失敗してインストールしなおすようになった。また、Windows Live Essentials 2011 のインストーラは必ずフリーズするのだった。

 はじめはデフォルトではいっているメールの分だけならやっておくかとやったら駄目で、更新のインストールそのものを中断したので二度手間に。次のときにはうっかりしてまたやってしまったのだけれど、タスクマネージャでフリーズしているインストーラだけを強制終了したら、以降の分は継続された。最後はもう「出てくるな!」とマークした。まあ、早々に Windows Live メールを削除すればよかったともいえる。とはいえ、リカバリするたびに復活するので、毎回削除する手間はあるのだけれど。

 データ類の書き戻しそのものはさほど問題はなかったとはいえ、手違いでスタートメニューがおかしくなってしまったりは閉口したのだった。それもあってやり直したというのもある。

 Cygwin 環境もとりあえずは復旧。tDiary もはじめエラーがでたもののなんとか動作するようにはなった。結局そんなこんなで予定がなにも進まなかったという。

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さめながの だいいっかいめ

# 技術的な内容は一切ありません。

 PC の修復作業にかかりきりですっかり時間がたってしまった。もっとももとより実践したわけでもないので、ほうほうと見ていただけということでしかないのだけれど。

 JAWS-UG 長野の第一回ということで、当初は土日が雨の予報だったりしたのもあり、参加はなしかと思っていた。ところが天気が少しずつ変わってきてしまい、さらには「今回は本当に基礎の基礎だけなので」とかだったり、その一方で「アカウント作成から基本のインスタンスを作成するまで」とかだったりで、それならばまったく素人の自分が見学させてもらってもよさそうか、などと思ってもいたのだった。

 ということでぎりぎりになって申し込み。

 およそ三分の二は利用したことがないという人だったこともあって、さらにはみなさんいつものごとく PC 持参なのでアカウント作成から実践ということでなかなか楽しい。参考にされたスライドが少し古めだったのもあるものの、なにしろ常に新しくなり続けているということらしく、また新機能やらが日々増えていて、そのすべてを知っている人は誰もいないのではないかということらしいので、アカウント作成の際にも「あれ? こんな画面あった?」的な空気がなんとも和みました。

 以前はアカウント名に半角英数のみを使用するようにといった注意書きがあったらしいのだけれど、それがなくなっていて日本語もいけるのではという観測も。とみたさんが「日本語でやったらいけたよ」ということではあったのだけれど、どうやら罠があるような話もあったのか「やっぱり半角英数でやったほうがよさそうですね」という話になっていた。

 基本英文なのにアカウント作成の一部だけなぜか日本語になっていたり、また英文に戻ったりとどうせなら統一してくれたままのほうが余計な安心感を持たずにすむものを、などと思ってしまうのは英語弱者ゆえかも。

 そうして個人認証のために会場のあらゆる場所で携帯電話がなりひびく。アマゾンさんから電話がきてそこに画面に表示された PIN コードを入力することで認証完了するのだとかで。電話機とクレジットカードを持っていないと作成できないという罠にも注意が必要らしい。

 つづいては実際に EC2 インスタンスを作ってみましょうということではじめたら、本当にあっさりと作成できてしまいこれは簡単そうだなと。OS の種類はいろいろデフォルトがあるらしいのだけれど、基本アマゾンさんのおすすめは Amazon Linux だということだそうで、ひとまず今回はそれでということで進んだのだった。ベースは Cent OS とか。

 はじめは Apache 入れましょうということでインストール。PHP ははいっているんじゃないかな、という話だったのだけれど、いや入っていないですねということになり、じゃ PHP もインストールということでとか。

 管理画面ひとつとっても様子がコロコロと変わるのか、あれはどこだ、これはなんだという感じもあって、またやや時間が押してきたのもあったりでいつもならばきっとすんなりいくところがうまくいかない。すると、「○○じゃないですか?」とか声がかかったりして「そうそう」みたいに進むのがなんとも勉強会っぽい雰囲気でよかったです。

 講師がいてただ教えるというのでなくて、みんなでワイワイやっているという感じが。

 なんとか Apache も起動できてインスタンスの終了やらお金のおおざっぱな話やら、もろもろあったりしてまずは初回の終了となったのだった。

 確かに思っていたよりもはるかにお手軽に利用できそうではあるけれど、やはり日本人てきには日本語に対応してもらうのが理想だったりはする。なにやら SSD がどうのこうのという画面もあったそうなのだけれど、きょうは無視という感じになってしまうのもまあ英語ゆえ。

 Windows ユーザーなんているの? みたいな笑い話になってしまったけれど、どこへ行っても今では少数派なのですね。それでも 5 人くらいはいたのでは? とすれば 2 対 1 くらいの比率なのでそれほどでもないのかな。

 次回以降は内容によってというところかも。あまり専門的な細かい話になってくるとちょっとつらいかもしれないので。お世話様でした。

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リカバリ症候群

 リカバリ症候群に陥ってしまったらしい。ようやく Windows Update が完了したと思ったところでフォトショップエレメンツ問題を思い出した。

 それならばということで IE11 から IE9 へと戻したものの、なぜかインストールできない。IE8 まで戻してみたもののだめ。そもそもインストーラが起動できないという謎な現象が。

 いつまでも古いものなど使うなというお告げかもしれないのだけれど(XP は使わないというのに)、そうはいってもなのであきらめて再び初期化することに。

 さいわいシステムの起動はできたので HDD からリカバリしたのでいくらか簡単。完了したところでフォトショップエレメンツのインストールを先にすませておく。そして地獄の Windows Update 三度。ところが Windows Live Essentials 2011 のインストールで毎度おかしくなる。よって今度ははなから除外してしまう。

 ということでようやくなんとかなったが、まだ環境を戻すまでにはいたらず、Cygwin なんてまだまだ。もうリカバリは当分したくない。

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またまたリカバリする

 先月 PC のリカバリをしたと思ったらまた行うはめになってしまった。しかも前回は自主的なものだったのだが、今回は必然的にというかほかに手段がないという困った状況。

 発端はいつものようにスリープにしたこと。たまにスリープに失敗していることはあったのだけれど、やむなく強制終了して電源を入れなおせば(しばらく時間はおくけれど)特別問題はなかった。ところが今回は修復なんとかなどとでて様子が違う。

 しかもその修復なんとかで進めていてもなにも変わることがない。システムの復元を行うかというので、そのほうがいいだろうと進めてみるも、復元ポイントを選択はしたものの「次へ」がグレーアウトしていて先に進めない。理由はよくわからない。

 こうなるともはやリカバリディスクを使うしかあるまいということで、購入時に作成しておいたものをようやく引っ張り出す。

 まずはデータのバックアップ。意外とそのあたりは問題なくバックアップはできたのだけれど、ドライバーをインストールして使うかという項目があるので USB3.0 のエクスプレスカードを使おうと思ったのだが、どうにもドライバディスクをうまく認識しない様子。やむなく USB2.0 でバックアップしたら 3 時間あまりかかってしまう。

 DVD メディアからのリカバリそのものは 1 時間半ほどで完了。今度はエクスプレスカードを使えるので(ドライバをいれた)データの書き戻しはやや早めに。

 そうしてからようやく Windows Update と Vaio Update 。Windows Update のほうだけでもおよそ 10 時間あまりかかったのではないのかという。いくつかなぜか失敗したりもあったりで総数はおそらく 300 個ほどではないかと。4 年という月日はなかなか長い。再起動も 20 回あまりはしたのではないか。もう当分はしたくない。

 まさか来月もまたなどということはないとは思うけれど。ハードウェア的には問題は発見できないようだったので。無事を祈りたいところ。

 ちなみに Cygwin はまだ復旧させてないので tDiary も当然まだ。またそれもやらなくてはいけない。やれやれ。(そんなことをしていたら Riuby-1.8.7 の本当に本当に終了のおしらせがあったりしたのだった。Cygwin のほうもなんとかしたいのだがなあ。)

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Android-x86 4.4 ふたたび

 しばらく前に OS の初期化をした際、うっかりして Androidx86 の vdi ファイル関係をバックアップしないままにしていたらしく、そういえばと思い出して探してみたものの見つからなかった。ということで所要あってあらためてインストールした。

 Ubuntu やまして PC-BSD と違い、ISO ファイルも小さくインストールの時間も短いのでやり直しといってもさほど面倒でないのがありがたい。ただ、バージョンが違っていたのか、はたまた仕様が少し違ったのか、いくらかインストールのときの印象が異なるような気がした。ディスクフォーマットのところで ext3 とかと並んで ntfs とか FAT32 とかもあって、それでもいいのか? と思ったのだけれど。

 今回はマウスについても学習したので Virtual Box の設定で PS2 マウスに変更する。さらには、AVD でもこの冬あたりにようやく知ったのだけれど、画面の向きを回転させる方法も確認しておいたのでそれをメモしておく。

 F9、F10、F11、F12 がそれぞれ正立、倒立、左上、右上に対応しているらしい。いずれも少し長押しするような感じにすれば間違いない。ただ、マウスの操作が難しくなるので、それは承知の上で。

 AVD と比べてはるかに反応がよいので実用的。ちょっと古い PC をウェブ閲覧とか専用で使うつもりならば、案外悪くないのかもしれない。

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地球で発電しよう

 E テレ「大科学実験」を久々に見る。「地球ドラマチック」の延長線で。案外と再放送も多いので、さてきょうはどうだろうかと思いつつ見ていると、まだ見ていないものでなかなか面白いことをはじめた。

 銅線を縄跳びのようにしててにもつ。くるくると回してまさに縄跳びならぬ銅線跳びをする。線の両端は電流計などにつながれており、くるくる回すと針が触れる。つまり、発電している。

 はじめにやっていたのはちいさな銅線と永久磁石の組み合わせだった。銅線を回すと磁石に近づいたり離れたりを繰り返していてメーターが触れる。

 地球も巨大な磁石なのだから、大地に対して銅線を回しても発電できるはずだ。ということで大実験がはじまる。

 はじめは一人。豆電球はつくだろうか? つかない。豆電球を点灯させるのに必要な電力量を調べる。銅線縄跳びで得られたのは及ぶべくもないほどきわめて小さい。

 よし、人数を増やそう。

 エージェント 10 人あまりがペアを組み、6 メートルくらいの銅線をぶんぶんとみんなで回す。少し回すとへとへとだ。そもそも銅線をそんなふうに回すなんて普通はしないし、そんなふうにはできていない。

 豆電球は? やはりつかない。いろいろ考えて調べているうちに、どうやらそれぞれの同期が肝心だとわかる。さあ、タイミングを合わせて回すよ。メーターの針は少し大きく触れた。よし、これだ。

 さあ、ここからが大科学実験の本領発揮。300 人近い人を集めて総延長ならキロメートルくらい? の銅線を準備。もち手の部分とか人の配置とか考えて長いながい銅線を広場に配置していく。それだけで 4 時間かかったそうな。

 さあ、みんなタイミングをペースメーカーさんに合わせて回すよ。せーの。しかし、発電量は総量としては増えたけれど、まだまだ豆電球をつけるにはいたらない。

 だめだ、だめだ、タイミングが合ってないよ。もう一度、いい? いくよ。せーの。でもやっぱりばらばらだ。

 いい加減みな疲れてくる。これ以上は無理そうだということで、もうなんでもいいからぶん回せ! せーの。結果は却って発電量が下がった。

 コイルを巻いたモーターを利用した手回し発電機。これに豆電球をつなぎひとりで軽くくるくると回す。豆電球は明るく輝く。

 地球を磁石にして発電するのは簡単ではないようだ。だからやってみなくちゃわからない。大科学実験で。

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ひなの塚

 ちまたでは雀の姿が減ったとか、ツバメを見ないとかいう話がまことしやかにささやかれる近年。少なくとも我が家周辺においては雀が減ったというような印象は特になく、ツバメもそうそう少ないという印象でもない。雀に関しては、特に屋根裏に巣をかけているモノが毎年あるので、そうしたこともあってか日ごろから周辺は雀たちの遊び場兼餌採取場となっている。

 で、家賃も払わずに暮らしているわりに、こちらが玄関先などにいると屋根の上とかから威嚇するかのような鳴き声を発したりするので、「おいおい」とかたまに思ってみたりする。

 さて、そんな彼らもこの時期は子育ての季節なはずで、そうすると当然毎年一匹くらいはまだまだ目もあかないような雛の死骸を目にすることがある。今年はすでに二匹と遭遇したので少し多いという印象。たまたまきょうも見つけてしまったので丁重に葬ってあげることに。

 あるいは以前見かけた個体だろうかとも思ったけれど、日数がたっているわりには干からびてもおらず、まだ十分に柔らかい。雨上がりのカンカン照りに日干しになってしまわないうちにと穴を掘って埋めてあげた。目もあいて羽もでてきてというひな鳥であればそれはそのまま親鳥の行動を待つのが正しい選択ではあろうけれど、動く気配もない目もあいていない生まれてまもないひな鳥ではいかんともしがたい。

 不思議といえば例年であればすぐに蟻がよってきて後始末をはじめてしまうのだけれど、今年はいずれもそうした気配がないままだった。砂利で全体を隠すようにして後始末をする蟻の姿は、ことによると亡きものへの畏敬の念があるいはあるのだろうか、などと思ってしまったりもするものだったが。

 正直それが雀の雛なのかどうかは定かではないけれど、家の前であることなどを思えば近隣にほかに巣があるということもないようなので恐らくはそうなのだろうと。こうなると今年育っている雛はいるのだろうかと少し心配になるくらいだ。

 この先は元気に育ってくれるとよいのだがなあ。なんとも蒸し暑い昼下がり。

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温故知新

 Romancer で「本の未来」(富田倫生)を今頃だけれど読み終えた。どうやら少なくともブラウザで読む以外にはダウンロードしてとかはできない様子。あるいはログインしたらなにかあるのかもしれないけれど。ということでブラウザでオンライン読書。

 文字の感じとかページめくりの感じとかも悪くはなくまずまず快適に読めたという印象。もっとも閲覧環境については読者側の自由でよいとは思うので、ダウンロードして読めるというようなほうがよいのかなとは。

 内容としてはもはや 20 年あまりたってしまっていることもあって「未来」というよりは、電子書籍の来し方を振り返るという面のほうが大きいのかとは思う。いや、当時としても内容的には実際そうで、そこからこんなこともあんなことも可能性は広がっているなという未来に思いをはせたというところなのかもしれない。

 主にはボイジャーさん関係が多いわけだけれど、取り上げられた人々がいずれもちょっと一風変わった(といっては失礼かもしれないけれど)経歴であったり、またその人たちが重要なタイミングで不思議とクロスしてはなにかを作り上げていったという歴史はなかなかに興味深く。また、どうしてこういう人たちはそういう出会いや、つながりが生まれてくるのだろうという気持ちというか。

 誰もが手軽にというところであれば、すでにパブーであったりもあるし、特別な目新しさがあるわけではない。ただ、パブーよりはずっと洗練されたものが出来上がるといったことなのかもしれない。もはや EPUB に関わることのないわたしにはよくわからないけれど。どちらかといえばオープンな RE:View に期待したいところではあるものの、最近肥大化の弊害が不安に思えたりもするのだけれど。(最近のバージョンそのものは扱ってないから印象でしかないですが)

 人々の多様化のためにも本の多様化は今後も維持・発展されるべきではあるものの、本流としてはやはり印刷された紙の本の良さにまさるものはないなというのは正直なところ。そのためにも無駄な無益な本に資源を無駄使いするようなことを一刻も早くやめるべきではないのかな、とは思うのだった。


 待望されるニューロマンサー。

415010672Xニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)
ウィリアム・ギブスン
早川書房 1986-07

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88ミニッツ

 異常犯罪の分析医として著名で講義も受け持っているジャック。ある朝授業にでかけると途中で携帯電話に着信。「お前に残された時間は 88 分だ」と告げる。いたずらかなにかと無視しているが、授業のさなかにも電話はなるし、残り時間を告げてくる。

 しばらくするとどうやら爆弾がしかけられたらしいという連絡がきて学生や関係者はみな外にでていく、もやもやしたまま教室に残っているとなぜかスクリーンにもメッセージが表示される。生徒の中に犯人がいたのか? あの生徒か? この生徒か? 次第に疑心暗鬼に陥っていく。

 おりしもその日は以前裁判で有罪が言い渡された犯人に死刑執行が予定されている日。裁判では彼の診断と唯一の目撃者で被害者の姉の証言が決めてとなったが、犯人はそれを最後まで不服としていた。きょうにいたってテレビ局はインタビューを特別に放送したりして、自分は無実であり、いかにしてジャックにはめられたのかを切々と訴える。あるいは彼がこの嫌がらせの犯人なのか? しかし、死刑執行を待つ身の彼にそんなことができようはずもない。

 そうこうしているうちに周辺の生徒や自分自身にもつぎつぎと災厄がふりかかる。死刑囚の手口そっくりの奇妙な殺人事件も起きていく。それらすべてがジャックに関係するかのようで、警察も次第にジャックがこの事件の犯人ではないのかという疑いを持つようにもなる。そうして裁判所は死刑執行を一時中止する決定を出す。

 ジャックの周辺に現れては消えていく数人の美しい女性たち。彼女らの誰もがなんらかの事情を知っていそうでもあり、そうでないようでもあり。また、殺人の手口からすればそれは男子生徒の手によるのではないかとも思われ、行く先々でなぜか現れる彼らの行動もどうにも怪しく見えてくる。そうして、誰よりもやはり怪しいのは執行を中止された死刑囚の男。

 ほぼリアルな感じで残り時間の 88 分が過ぎていき、次第に事件の真相はみえるのだろうかと思うころ、ジャック自身の口からなぜ犯人が 88 分という時間にこだわるのかの理由が明かされる。かつてジャックの妹が異常者に殺害されたときに、その殺害手口に要した時間、それが 88 分だった。

 緊迫のなかで生徒や関係者女性がとらわれ、命の危険にさらされる終盤。やや唐突な感じの犯人像はちょっと説明不十分。時間的なものもあってかそのままになってしまうが、むしろあとから話の辻褄がよく理解できるようにはなるのだけれど、流れのなかではこちら側にはいささかわかりにくいのは難かも。

 とはいえ、緊張を保ちつつ飽きさせないような展開と、全体としたら必要十分なところでまとめた時間配分で、最後のさいごまでドキドキハラハラさせられるなかなか極上のサスペンス映画になっているのではないかなと。ジャックを演じるアルパチーノもよいし、なにより脇に置かれた女優陣がこれまたなかなか素敵なのだった。

B00179DD0W88(エイティーエイト)ミニッツ [DVD]
2008-07-11

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旺文社文庫

 [ Romancer | Romancer(ロマンサー)はあなたの電子出版ツールです ]

 ある意味パブーのそれと似たようなものかとも思うのだけれど、ビューワー環境としてはさすがに優れているというところか。ということで遅まきながら「本の未来」を読んでいる。で、そうかそんなにも早くから闘病されていたのだなといまさらながらに知って、ふと数年前にまた思いを戻してしまったりしている。

 まあ、それはそれとして。

 「パソコン創世記」という本を書かれたということで、経緯を読んでいるとはてさてアノ話なのか? と思っていたものの、出版元についてははじめのうちはかかれていなかったのでわからずにいたけれど、その後具体的に書かれた部分にいたってやはりそうなのかと理解したのだった。旺文社文庫の廃刊はそれなりに一大事な事件だった。

 書店にたいしては在庫の返品が通知され、たいていの書店はそうしたろうと思うのだが、たしかすべてではなかったと思うけれど一部を残していたのだった。当然それらはもはや返品もきかない商品たちだ。売れずにいればいわゆる”しょたれ本”になりかねない(というか事実上そうであるわけだけれど)措置だから、そのあたりは書店や担当者の判断の難しいところ。とはいえ、返品すればそのまま断裁処分されてしまう運命なだけに、いくらかでも売れるであろうというものはなんとか残しておきたいということでもあったのだったなあと。まあ、わたし自身は担当だったわけでもないのだけれど。

 多分そのくらいのタイミングでだったか「透明人間」とか何冊かは購入したようには記憶している。

 もしも手元に旺文社文庫を持っているならば、よほどでない限りは手放さないほうがよいかとは思う。二度と入手できないから。そうではなくても本との出会いは一期一会というところが多いので、そうした教訓からも「買えるときに買っておく(金銭的にというよりは、そこに求める本があったときにという意味において)」を貫かないと悲しい思いをすることになるかもしれない。

 ま、そんな大仰にかまえることなんてないさ、というのもまた真実ではあろうけれど。

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何かが道をやってくる

 7 月 1 日。この日を記録だけはしておくべきかと。帝国復活の産声をあげた日として。

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傘はない

 [ 信濃毎日新聞[信毎web] 自転車の傘差し運転1日から禁止 県警「基本的には指導・警告」 ]

 6 月のはじめころに新聞にも記事が載って、これまで長野県だけなかったのかとはじめて知ったのでちょっと驚いた。どちらかというと「長野県だけなかった」ということよりも、「長野県以外のところでは禁止されている」ということにかもしれない。

 とするときむらさんがよく出会う傘さし自転車おじさんとかは法令違反ということではありませんか。お巡りさんに遭遇さえすればただちに「君、君」と呼び止められて注意されておかしくないわけで。しかもたびたび(ほぼ毎日?)遭遇されるようだから、これは悪質な事案として罰金に処せられてもおかしくないのではないか、などと。

 確かに傘をさして自転車に乗っている人を近隣でも見かけるし、どうしてそういうことをするのだろうと嘆かわしく思っていたものだったけれど、今後はそれが名実ともに禁じられた行為になるわけだ。

 しかし、どうしてこうも「そんなことは知らなかった」という人がでてくるのだろうと不思議に思ってしまう。新聞でもテレビのニュースなどでも取り上げられてはいたというのに。つまり、やはりここでも肝心な人には情報というのは伝わらないという事実があるのではなかろうかと。

 自分としては小学生くらいのころは定かではないものの、傘を差して乗ったという記憶はまずなく雨合羽を常に持ち歩くので傘をさして乗ろうという気にまったくなれない。そんな不便なことはしたくない。もっとも、今後は大物を買って持ち帰るというときに不便になるというのはある。これまでもすだれであるとかを買って抱えたままに自転車に乗って帰ったりしたものだが、荷物を片手に持ってというのも禁止だというので、そうしたことも駄目ということになりそうだ。

 もちろん、お巡りさんに会わなければいいじゃないかという意見はあるだろうが、そういうときに限って出会ってしまったりするものでもあるので、基本そうしないほうがよい。まあ、確かに安全な走行という点においては間違いではないのだし。そうたびたびあるわけではないので、そういうときにはそれなりに対処するしかないなと。

 ちなみに自転車で旅をするようになってからは、モンベルのストームクルーザーをずいぶんと長いこと愛用していた。しかも黄色。はじめに買ったモンベルはゴアテックスではなく防水性の高いゴム引きのものだった(たしかハイパロン)ので蒸れはもちろんのこと、年数がたつうちに内部のゴムがくっつくようになり使いにくくなったのだった。

 ゴアテックスのストームクルーザーは二回くらいは買い換えただろうか。いずれも黄色。これが雨の自転車にとっては目立ってよいのだ。とかく視覚の悪い雨天に走るとなれば、車にまずはよく見つけてもらえるのが一番。色がどうのこうのと言っていてはなんにもならない。黒とか青とか赤とかはよくあるけれど、これらはいまひとつ目立つという点では弱いのだ。

 夜のお祭りにジャケットだけ着ていったところ、離れ離れになってもすぐ見つかるといって重宝されたりもした。ま、人柄ではなくいろ柄というあたりは無念ではあるけれど。

 残念ながらその後ストームクルーザーから黄色がなくなってしまい、なんだかオレンジだか金色だかよくわからない(正直にいえばほとんど黄土色)というものになってしまってからはストームクルーザーを選ぶ理由がなくなってしまった。機能性はもちろんのことながら、色も重要なのだけれど、なかなかそのものずばりの黄色というのはどこのメーカーも出してくれないのだった(たまにあってもゴアテックスとかではない簡素なものだったり)。

 現在はオレンジ系でなんとか我慢しているものの、次に買い換えるときには黄色が復活していないかと思っているのだけれど。いや、最近すっかりチェックしてないのであるいはどこぞに素敵な黄色のやつがあるのかもしれないけれど。

 というわけでいいレインスーツを買って乗るのが、やっぱり快適でかっこいいと思うわけですよ。(いや、自分がかっこいいわけではないけれど)


 どうやらサンフラワー/ダークというのはあるらしい。写真では黄色に一番近そうだ。とはいえ近年は上下分割販売になっているのだよなあ。高い・・・。

B003GXG232(モンベル)mont-bell ストーム クルーザー ジャケット Men's
mont-bell(モンベル) 2014-06-27

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B001FQFAYE井上陽水 傘がない~東へ西へ
井上陽水
プルーク 2008-09-01

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