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台風ははるかなれど

 [ 信濃毎日新聞[信毎web] 南木曽町で土石流 1人死亡3人救助 中央西線橋桁流される ]

 PC が起動できなくなってリカバリにつぐリカバリなどしていて、大量の Windows Update 更新ファイルを前にひたすらインストールと再起動の繰り返しをじっと待つ作業をしていたので、遅くなってしまったけれど、記録として今回の台風 8 号関連のことは書いておくべきかなと。

 というか藤岡さんにご心配いただいてしまったようなのでそのお知らせもこめて。(というよりも藤岡さんのほうが体調がよろしくないようでもあるので、どうぞご自愛くださいませ)

 台風の被害は比較的少ないとされる長野県。とはいえ通常の台風であれば日本海側を北上するようなルートだと結構な強風にみまわれることはあるのだった。周囲を高い山脈に囲まれているがゆえに、ひとたびそこにはいりこまれると一方通行の専用道路のように被害がもたらされるというのが長野県的特長。とはいえ、高山があるがゆえに通常ならば勢力が弱められるので大きな被害は比較的少ないのだった。

 今回は雨もあったけれどさほどというほどではなく(このあたりは)、ただ風はやや強かったかと。夕方になっていきなり南木曽町の災害を知って驚くというか。実際ごく短時間に集中的に降られ、そろそろ対策しないと危ないのではと普通に思ったところで発生してしまったということを思うと、本当に気の毒としかいいようのない災害だったのではないかと。

 まして台風そのものはまだ沖縄から九州へかけてという離れた場所にいながら、前線の活動などによって引き起こされた豪雨。だれがそこまでの被害を予想しえただろう。

 もっと早くに対策できればというのはたやすいことではあるけれど、レーダー画像など見ていても本当にその数時間しか強い雨は降っていないわけで、それを的確に想定することは本当に困難だということは理解しなくてはいけないのだろうと。

 ただ、木曽というのは本当に雨に弱いところがあって、のちのちの報道でも何度となく土砂災害にあっているという報道もあるけれど、あれほどの峡谷にある意味へばりつくようにして生活している場所なのだから、災害とはいつも背中合わせと思わざるをえないところもまた事実なのだろうなと。

 実際、数年前に名古屋から長野に向かう特急に乗っていたさいに、木曽付近で雨のために列車がたびたび止まった。説明がなくてなぜゆっくりになったのかとかとまったのかとかがわからずに、ようやくアナウンスがあったと思ったもののしばらく停車したままで結局よくわからない。20 分ほどしてようやく運転再開したものの、車両のやりくりもあってたびたび場所によって止まったりしていた。まあ、木曽という地域はそういう地域という認識も必要なのだろうなと。

 国道 19 号はなんとか通行を再開するらしいけれど、さすがに中央西線は 2011 年の飯山線と同じような宙吊り状態になっているのと、あちこち土砂に覆われてしまっているのもあり、復旧にはひと月以上はかかるだろうと予想していたら JR 東海からも同様の発表があった。なんとかお盆休みに間に合わせられるかどうかというところかもしれない。

 災害には抗うのではなく、上手にかわす施策をこそ行うべきなのだろうな。失った命を無駄にしないためにも、この機会にあらてめて対策をしっかりこうじて欲しいなと。

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