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ひなの塚

 ちまたでは雀の姿が減ったとか、ツバメを見ないとかいう話がまことしやかにささやかれる近年。少なくとも我が家周辺においては雀が減ったというような印象は特になく、ツバメもそうそう少ないという印象でもない。雀に関しては、特に屋根裏に巣をかけているモノが毎年あるので、そうしたこともあってか日ごろから周辺は雀たちの遊び場兼餌採取場となっている。

 で、家賃も払わずに暮らしているわりに、こちらが玄関先などにいると屋根の上とかから威嚇するかのような鳴き声を発したりするので、「おいおい」とかたまに思ってみたりする。

 さて、そんな彼らもこの時期は子育ての季節なはずで、そうすると当然毎年一匹くらいはまだまだ目もあかないような雛の死骸を目にすることがある。今年はすでに二匹と遭遇したので少し多いという印象。たまたまきょうも見つけてしまったので丁重に葬ってあげることに。

 あるいは以前見かけた個体だろうかとも思ったけれど、日数がたっているわりには干からびてもおらず、まだ十分に柔らかい。雨上がりのカンカン照りに日干しになってしまわないうちにと穴を掘って埋めてあげた。目もあいて羽もでてきてというひな鳥であればそれはそのまま親鳥の行動を待つのが正しい選択ではあろうけれど、動く気配もない目もあいていない生まれてまもないひな鳥ではいかんともしがたい。

 不思議といえば例年であればすぐに蟻がよってきて後始末をはじめてしまうのだけれど、今年はいずれもそうした気配がないままだった。砂利で全体を隠すようにして後始末をする蟻の姿は、ことによると亡きものへの畏敬の念があるいはあるのだろうか、などと思ってしまったりもするものだったが。

 正直それが雀の雛なのかどうかは定かではないけれど、家の前であることなどを思えば近隣にほかに巣があるということもないようなので恐らくはそうなのだろうと。こうなると今年育っている雛はいるのだろうかと少し心配になるくらいだ。

 この先は元気に育ってくれるとよいのだがなあ。なんとも蒸し暑い昼下がり。

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