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宇宙からの侵入者

 隕石が落下してその調査に向かった科学者がどうも奇妙な行動をとるようになる。現場は封鎖されて一部の関係者以外は入ることができない。派遣した科学者の上司である主人公もなぜか入れてもらえない。そのうちに奇妙な事件が起こるようになって探りにはいるとなぜか湖からロケットが発射されたりしている。技術者などを集めてロケット開発を進めているような様子。

 実は隕石には別の生命が宿っていて、近くにいる人類に乗り移ってコントロールしていると。そして自分たちの目的のために働かせている。主人公にはなぜか乗り移ることができず、どうやらそれは事故を起こして手術をした際に、頭に金属板を埋め込んでいたからということらしいと。

 ということでにわかに防護のためのヘルメットを用意したりしてふたたび乗り込む。ロケットに乗り込んで行き着いたさきで彼ら未知の生命と対話して事情を探ると。彼らは遠い宇宙から新しい住処を探してやってきたらしく、移住のための作業に人類の手を借りていたらしいと。それなら協力しようよ、平和的にいこうよというあたりで円満な解決。

 といった感じの物語。

 冒頭の雰囲気といい、全般に漂うのはウルトラ Q のような雰囲気。やややっつけじみた感じはあるものの、時代を思えば許せるようなところ。まずまず楽しめる。

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有限会社フォワード 2007-06-08

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お蚕さん

 群馬県の富岡製糸場が世界遺産になりそうだとのことでにわかに人気が高まっているらしく、なかなかに混雑もしているし、いろいろと不便なことが増えてきているようで。話題だから人気だからと集まる人が増えるのは自然な流れと思うのであれば、行列になってしまったり、それゆえに不便になってしまうこともまた自らがまねいている事象のひとつと思うことも必要なのかも。

 同時にそうしたある意味権威的なものの恩恵にあずかろうというところであれば(もちろんそればかりではないのは承知のうえで)そうした状況(認定・指定されたときの人出まで想定して事前に準備しておくといったこともまた受け入れる側のなしておくべきことだったのかも。

 とまあ、それは余談で、近代産業の歴史的なものとして世界に認識されるというのはうれしいこと。このところの新聞記事などによれば、富岡で学んで長野県下でそれを広めたということでもあったようで、実際県内広くで養蚕は盛んだった。岡谷がそうであるし、先ごろの映画「ひとり息子」の上田もそうであるし、長野でもあちこちに桑の木が残り、かつては養蚕をしていた農家の名残も以前はまだ残っていたものだった。

 父の実家でも蚕を飼っていたので、子供の頃に行くと蚕の白く冷たい体に触って、まさに絹のような肌ざわりを実感したことも。実際に作業を手伝ったことまではないけれど、蚕のいる暮らしそのものには特に抵抗はないし、なかなか愛らしいとさえ思える。

 そもそも長野では(主には北信なのかもしれないが)蚕のさなぎの佃煮を食べていたりということもあるわけで(以前書いた)。また、さらにはこれを歌えるかどうかで長野県人かどうかすぐわかるとまで言われる県歌「信濃の国」でも「蚕飼(こが)いの業(わざ)の打ちひらけ」と歌われているくらいで、養蚕とのかかわりは案外深いのだった。(残念ながら近年は小中学校で教えなくなったらしく、知らない世代が増えつつあるらしい)

 もっとも、「ああ、野麦峠」あたりの映画化など「女工哀史」の印象が強いのもまた事実なのかもしれない。

 富岡の例を機にして、長野県内でも養蚕の歴史や現状を変えていこうという動きもあるようで、さてどのような変化があるのか。

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二次元うさぎ、もふもふ

しろうさぎの 2 円切手


 とある葉書。ふと考えてみたら三月のうちに出していればそのままの 50 円でよかったのかと 4 月になってから気がつき、2 円切手などを本当に久々に(というかまあ歴史的にというべきなのか)購入して 50 円のはがきに貼り付けて投函するなど。

 かわいい白兎の図案はよいのだが、ぴょんぴょんと飛びはねまわってあっという間に 20% とかになりそうな予感すら。10% は確実に実行されるのであろうなとは。

 7 円の詩世代にはきっとこうした金額はさほど目新しいわけではなく、といって懐かしさも禁じえないと。

 行きつけの店では本体価格にしているところも多いのだけれど、考えてみると政府主導の税込み価格誤認誘導のための制度でしかないのではなかろうかとも。本体とか税抜きなんて文字は本当に小さく書かれているだけだったりするので、パッと見にこれまでの税込み価格と同じだったりすると勘違いしてレジで「あれ、なんか多くなったような気がする」という感覚は増えたような。

 しかも、店舗側で切り替えによる負担があるのはまさに 2014 年 4 月 1 日と今後あるであろう 2015 年 10 月 1 日のことだけなのに。間においては税率が変化するわけでもなく、これまで通りの店の事情による個々の価格調整のために値札を変更するだけのこと。本当にこの経過措置というのは価格を誤認させるためだけに存在しているような気がするなあ。

 8% で計算が面倒だという人も多いやに聞くが、これはもう 10_% として計算するのがよいのではないかと思う。いずれそうなるのであるしそれならば計算も楽。少なくとも日本の基本教育をきちんと受けた人であれば、そのくらいの計算はそう苦痛ではないと思うのだが、そうでもないかな。

 なんにしても、しろうさぎ。かわいいですよね。

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土牛の醍醐・味

 NHK 日曜美術館で奥村土牛(おくむら とぎゅう)。残念ながら都合により冒頭部分だけしか見られなかったけれど醍醐寺の桜を描いたという醍醐という作品など見る。著名な牛のものもでてきたりはしていた。

 あまり詳しく知らないままにいたのだけれど 101 歳まで絵筆をとりつづけたらしく、しかも老いて尚実際にその場で見て描くことにこだわっていたのだとか。富士山の見えるお気に入りの宿に出向いてはスケッチを重ねたとか。なにかに打ち込む人のなんという生命力。

 土牛の絵はなんともいえない静かな魅力があって、シンプルなよさというかごてごてしないよさというか。実のところ名前くらいであまり知らなかったのだけれど、佐久に記念美術館がありそこを数回訪ねてみてなんとも気に入ってしまったのだった。美術館を含む庭園のよさもまた魅力なのだけれど。

 あまり知られていないのか訪れる人も案外少なかった当時。今どうであるかは定かではないものの、押すな押すなということは恐らくないであろうから、じっくりと見てくるにはなかなかよいところなのです。ほいほいと行けるほどには近くないのだけれど、また行ってみたいなあと思いつつ見ていた。

 たださんあたりは野辺山とか臼田とか詣でるついでに十分立ち寄れるのではなかろうかと。もちろん、興味があえばということではあるのだけれど。日本酒に興味がという向きにはすぐ近くに酒蔵もあってこちらもおすすめだったりはするのだった。

 奥村土牛記念美術館|施設案内|佐久穂町

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Android x86 4.4 を試してみる

 Android の PC 用があるというので試してみた。ADT とセットで使うエミュレータではとても重くてイライラするくらいで、といって実機を持っていない段階では動作テストはエミュレータを使うくらいしか方法がなかったので我慢していたのだった。

 あまり考えもせずに Virtual Box にインストール。いきなりパーティションを切る段になって、そういえば最近使っていないので一瞬ひるむ。なんとなく適当にやっておいたらそれなりにインストールが完了した。インストールも実行もそれ自体はさほど問題もなくあっさりと短時間に終了するのだが、さて実行されてから困った。マウスカーソルがない。

 ということであれこれするにはタブキーを使って移動させては進めていく。マウスも使えるには使えるのだけれどなにしろカーソルがないのでどこにいるのかわからず、このくらいかと当たりをつけつつという始末。なにやらマウスカーソルの矢印が見えたこともあったのだけれど、その後はなくなってしまった。あれはなんだったのか。あるいは表示させるような方法が実はあるのか。

 ざっと使ってみたところでは動作もきびきびしているし、実機を使っているという雰囲気で使えるのは便利そう。Google Play からのインストールも出来そうであるし(試してはいない)。あとは、作成中の apk ファイルを adb とかでインストールできるのかどうか。そうするとエミュレータの代わりに使うには非常に便利な感じ。

 起動時のスクリーンロック解除もなかなか厳しい。それでいてすぐに電源を落としてスリープしてしまう。タッチパネル PC ならばよいのかもしれないけれど、そうでないとちょっと辛い。マウス関係についてもう少し確認してみないと常用するのは大変なのかも。


追記:4/27
 マウスについては VirtualBox 側の設定で、[システム]-[ポインティングデバイス] で「PS/2 マウス」を選べばつかると判明。どうやらデフォルトでタブレットと設定されてしまうらしい。

Android x86 4.4


Android x86 4.4 アプリ一覧


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風を見た少年

 アニメになっていたのかというのが第一印象で、ニコルさんの本が出ているのは知っていた。つまり読んではいない。信濃町にお住まいなのである意味地元に根付いた外国出身のおじさんという親しみはあるのだけれど、近頃は年齢のせいもあるのかもしれないけれど、なにやっているのかわからなくなってしまった。ある意味ではソローのウォールデンみたいな印象か。

 話がそれた。

 なにやらかつては空を飛んでいた種族の末裔かなにかという少年がでてくる。父親は科学者で悪いやつに利用されて研究成果を破壊して逃げようとしたけれど捕まってしまい死んでしまうと。少年は逃げ延びて見知らぬ町で助けられすっかり忘れて暮らしていたのだけれど、その悪いやつらはやっぱりやってくると。どうして悪いやつというのは世界征服が好きなのだろう。

 正直に言ってしまうともうまるっきり宮崎アニメの焼き直しなんじゃないの? というような設定や展開で、少々お粗末な感じがしてしまう。レジスタンスの活動が失敗して少年も死んでしまって、しかも死にながらも魂だけ? で悪いやつを道連れにして平和をもたらしました。めでたしめでたしという終わり。

 ニコルさん、こんなにも陳腐な子供向けの物語を書かれていたのだろうか。いや、アニメと原作は別物なのかもしれない。それにしてもジブリをコピーしたのかというような印象ばかり残ってしまってどうにもよろしくない。素材としては面白そうだったのだがなあ。

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C.W.ニコル
ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント 2001-03-07

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来るべき世界

 H.G.ウェルズが原作・脚本というので見てみる。いや、どこかで噂に聞いた記憶くらいはあるのだけれど、実際に見るのはこれがはじめて。1936 年というので実に古くて、その割りには多少の古臭さは別として案外見られる映画になっているのは映像的にたいしたものだと。

 平和な町にも戦争がやってきて、そんな戦争が 20 年も続き、終わったと思ったものの町は疲弊していてある意味独裁者が支配する町になっていたと。そこへ飛行機がやってきて、今でもあんな飛行機があったのか? とか、燃料はどうしたのだとか騒ぎになるが、この独裁者が操縦士を逮捕してしまうと。

 操縦士いわく、自分たちのいるところは科学が進んでいてこんな飛行機はまだまだたくさんあるし、燃料もある。実に平和な町だからここも一緒にやっていこうじゃないか。ところが独裁者というのはそういうことが嫌いなので、飛行機を奪ってしまえとか、逆に燃料を奪おうとかいろいろ考える。そのうちに操縦士の仲間がやってきて(しかも巨大なギガントみたいな飛行機で)次々と仲間たちが落下傘で降下してくる。そうして町は平和になりましたとさ。

 時代は進み科学文明も進み、人々は幸せに暮らして。という 2030 年くらいの時代にまで月日は流れる。なにやらハイウェイが走り、エレベータみたいなものが実に優雅に動き、なにやらローマ時代かというような衣装の人々。いよいよ月へ人類を送るぞという話になっているのだが、そんなことはやめるべきだという派閥が暴動を起こす。月ロケット一番のりには大統領だか首相だかの地位についたかつての操縦士(科学者)の娘とそのいいなづけが乗り込むことに。打ち上げを阻止しようとして退去する反対派。そしてなんとか打ち上げてしまうのだった。

 というところで物語りは終わる。えっ?

 作られた時代のわりには案外よく作られていて、さほど見劣りがしないのがすばらしい。もちろん昨今の CG 全盛の特撮からしたらお粗末でしかないのだけれど、そのわりによく作られている。話の展開にしても社会の未来とか思想の陥穽といったところが現実を思わせるようで、結構風刺としてもきいているところはある。

 ただ、やはりロケット打ち上げて終わってしまうというのは、そのあとどうなったの? というところでちょっともやもやしてしまう。戦争の件がやや長すぎたということかもしれない。

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有限会社フォワード 2007-03-31

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皆勤の徒

 SF 短編賞を受賞した作品だけの電子書籍版なので、先ごろ出版されたものとは別。というわけでその受賞作しか読んでいないのだけれど、素直に言うと面白さがわからない。世間を見ても絶賛する声ばかりなので申し訳ないけれど、なにが面白いのかと思ってしまうのはどうしようもない。

 もちろん、こんな奇妙奇天烈な世界観であるとか、独特の造語の感覚であるとか、そして小説としての文章技術ということでいったら確かにうまいものを持っているのだろうなとは思う。ただ、それと面白いと感じるかどうかは別物だと思うのだ。

 正直なにが語られているのかよくわからない。なにが起きているのかがよくわからない。断片的に理解はできるが、それが物語り全体としてだからどうなのだ? という感じでしかない。ある種ホラー小説のようでもあり、SF のようでもあり。ただただ奇妙な小説という以外には評価のしようがない。というのは決して間違った感想ではないと思うのだが、どうもネットにはそうでない意見が多いかのように見える(あるいはそれは版元さんが反応する情報ばかり目にするので偏りがありすぎるのかもしれないけれど)。

 似ているというわけでもないけれど、連想したのが牧野ねこの「名のない家」だった。奇想天外新人賞の佳作だったかになったのだけれど、このとき確か筒井康隆だったかが「書き直すのだったら佳作にしよう」と言ってそれを受けて書き直しをしたのだった。紙上でそれを読んだわけだけれど、なんとも奇妙な物語で正直よくわからなかった。なんとなくその奇妙さ加減というあたりでは似通ったものを感じるのだった。

 牧野ねこはその後牧野修などの名義でホラー系の小説など書いていたようなのだけれど、過去の本はあれもこれも絶版らしい。書いてはいるらしいけれど。

 さて。

 選者はかなり評価しているのだけれど、読者を相当に選ぶ作品・著者であるのは間違いないのではないかなと。少なくともわたしには好めないものだった。あまりに評判がすごいので読んではみたけれど。

B007KSYIYO皆勤の徒 -Sogen SF Short Story Prize Edition- (創元SF短編賞受賞作)
酉島 伝法
東京創元社 2011-07-26

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ふしぎな図形

 とある冊子のパズル問題。

ひらめき クイズ&パズル5月号


星形になっている長いひもを図のようにして切ると、どのように分かれるでしょうか?(制限時間 3 分)

 というもの。回答の選択肢は 3 つ。A は短い 4 本とその倍ほどの長さの 2 本の合計 6 本になる。B は長めの 3 本ともう少し長い 1 本の合計 4 本。C は同じ長さで合計 6 本。

 さて、この中には正解がないのではないか? と思ったのだった。

 問題からするとどうやら輪のようにつながったひもで星型にしたのだと思われる。それを図のような位置ではさみで切ってしまうと。仮にこれが輪のようにつながっていないとした場合には、両端がどこなのかが示されていないのでそう考えるのも難しい。

 また、星の頂点部分を結ぶ直線のみがひとつのひもだと仮定すると最初に 5 本のひもで形が作られていたということになる。この場合図のように切ると 9 本になってしまう。

 ということで切れ目のないひもで作られたと考えるのが自然なので、その場合にどのようになるのかを図示すると次のようになるはず。

分割されたひもの色分け


 はさみで切断するのが赤い線。すると、青、緑、黄、黒の 4 本に切断される。星の頂点部分はつながっているのだからそうなる。では B が正解なのかというと長さがおかしい。

星形の各部の長さ


 あくまでも図のようであってきちんとした星型になっているとすれば、中央部分の五角形は正五角形なのでその一辺の長さはどこも同じであり、もちろん内角もそれぞれ同じ角度のはず。その外側にできる三角形は二等辺三角形であり、それらも 5 つすべて同じ形であるはず。

 ここで、二等辺三角形部分の長辺の長さを A、正五角形の一辺の長さを B として先ほどの切断された 4 本について長さを見ていくと、

 青: 4A + B
 緑: 2A + 2B
 黄: 2A + B
 黒: 2A + B

 以上から短いひもが 2 本、それよりも B の分だけ長いひもが 1 本、そしてさらにそれよりも長いひもが 1 本の合計 4 本になるはずではないのかと。

 仮に選択肢の中の B が正答だとすれば、ずいぶんと歪んだ星形であったと考えざるをえず、その場合「図のように」というにはいささか無理があるのではなかろうかとも。

 さて、次号の答えではどうなっているだろう。それとも、どこかで考え違いをしているだろうか?

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風に飛ばされたビニールシート

 昨年末に電子図書券なるものをもらう機会があったので、せっかくなのでと SONY の ReaderStore で書籍を購入した、という話は以前にも書いたのだった。そのときなにやらキャンペーンとかであとからあとからソニーポイントが付与されて、結局電子図書券のおよそ 1.5 倍くらいの金額分利用できるような状況になったのだった。

 当時、それならばと「海街 diary」などを買ってみたりしたのだけれど、さほどあれこれ購入するという予定がなかったので、最後には 500 ポイントほど残っていたのだった。なにか買えないわけでもないが、これというものがあるでもなく、紙書籍よりいくぶんかは割安な印象ではあるものの、極端に安いというわけでもないので、書籍単価がやや上がっている現在においてはいまひとつ適当なものがなかったのだった。

 ということで、いつものようにそれは寄付に回したのだった。どのみちただでいただいた電子図書券で買わせてもらうという恩恵は十分に享受させてもらったのだし、あとは誰かにそれを還元するというほうがなんとなく気持ちも穏やかというもの。

 そこでいつも利用する UNHCR に寄付したのだった。その後もなぜか月はじめになると 300 ポイントが付与されていて、もはやまったく買い物していないのにソニー太っ腹と思いつつ、別段買いたいものがあるでもないので、いずれも UNHCR に寄付してきたのだった。(いや、この 300 ポイントというのはおそらくそれをきっかけにいろいろ買ってもらえば安いものという、Reader Store サービスの危機感みたいなものがあるのではないかと邪推していたりもするのだけれど)

 そして今般も寄付しようとしたら寄付先リストから UNHCR が消えてしまっていた。うーむ。もちろん他にないわけではない。それでも日本においてわずかの金額でも大きな意味をもつ諸外国や地域のことを思うと UNHCR への寄付というのは意味が大きかったようには思うのだった。シリアしかり、まさに危機を増大させているウクライナしかり(ウクライナが現状で寄付の恩恵を受けるというわけではないけれど)。

 そもそもが自腹を切っているのではないのだから贅沢を言うなといえばそれまで。現状あるなかから選んで寄付をしておいたのだけれど、なぜなくなってしまったのだろう。寄付する人が少なかったのだろうか? けれど日本での 100 円がそうした紛争地域などでは何倍もの価値を生むということを思うと、それで生かされる命や学習する希望を与える可能性は大事にしたいのだがなあと思ったりもするのだった。

 事情は不明だけれど、復活してくれるとうれしいのだがなあ。まあ、直接寄付したらと言ってしまえばそれまでなのだけれど。せっかくのポイントを有効に活用したいという意味ではそれだとどうにもならないということで。

4167741032風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)
森 絵都
文藝春秋 2009-04-10

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白い地図

 4 月 19 日は地図の日であり、そこから派生して最初の一歩の日とかであるとかで、新しいことをはじめるによいのではという噂も。まあ、だからというわけでもないのだけれどたまたまその日であったということで NSEG に参加してきた。折りしも 50 回目とかで、いろんな意味でふんぎりをつけるきっかけではある。

 テーマが特になかったのもあって種々雑多な感じでなかなか面白く見せていただいた。Arduino とかはたしか arton さんとかバカ逝くの人とかもやってらしたなあとかあるし、昔のパーツが引き出しにまだ眠っていたりするので余裕さえあれば試してみたい気持ちもあるのだけれど。MVVM なんて早口言葉なのかという感じでもある。

 50 回の歩みを見ると案外はじめのころから中継を見たりしていたのだなと思い出す。円周率のころとかも。高専で行われた masuidrive さんの講座はむしろ masuidrive さんの方からの情報で知っていたような気はする。Mozilla の奴もたしか中継をいくらかは見ていた記憶が。

 しかし、やはり皆さんプロなのだよなあと実感すると門外漢にとってはいささかひるむような感覚というのも正直なところでもあるわけで。もちろん、それぞれになかなか面白く興味深く見せてもらったのもまた確か。規模のほどもよいのかもしれないけれど、逆に Ruby 会議ほど巨大であれば、そんな個人も埋没できるのでそれはそれなのかもしれない。ただ、新生 Ruby 会議はもはや費用的に参加可能ではなくなってしまったので(無収入にとっては)、今後も中継の恩恵にあずかるしかなさそうではある。

 次回も面白そうではあるのだけれど、さてどうしようかというところ。まあ、それでも思い切って行ってみたのはよい体験をさせてもらったという意味においてもよかったかなとは。まあ、それなら中継を見せてもらうだけでもよいわけではあるけれど。


 地図をください。チーズでもいいです。

B00005G4GD桃と耳~遊佐未森ベストソングス
遊佐未森
エピックレコードジャパン 1992-11-01

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フィラデルフィア・エクスペリメント

 第二次大戦中、アメリカで極秘の実験を行う。艦船を見えなくする実験。想定はレーダーから見えないということだったらしいのだが、実験中に異変が起きて船そのものが本当に消えてしまったと。乗り組んでいた者ふたりが気がつくと見知らぬ場所で、なぜかヘリコプターに追いかけられたり。

 様子を確かめようとようやく見つけた店にはいってもなんだか勝手が少し違う。だいぶ離れた場所にやってきてしまったのか。と思っているとなにやら体に異変が生じて電撃が走り、機械を壊してしまう。犯罪者のように見られて追いたてられ、給油にきていた女性の車に乗り込んで逃走。

 そうこうしいているうちにどうやら数十年後の未来にやってきてしまったらしいということがわかって、その時代ではそこにあった街が消えてなくなってしまったのだということもわかる。過去の実験と未来の実験とが相互作用してふたつの事象が異次元空間に閉じ込められてしまっているようだとわかってくる。実験を行ったのは過去の実験を行ったのと同じ科学者。

 ふたりのうちの一人は途中病院から消えていなくなってしまうのだが、どうやら過去に戻ったらしく現在の年老いた彼と再開するものの何も語ろうとしないと。ただ、もう一人のほうは結局戻ってこなかったという事実だけは再確認。この事態を解決するには過去から迷い込んでしまった艦船に搭載されていた実験装置の電源を落とすしかないということで、彼の決死行がはじまると。

 古い映画なので SFX も今とは比べ物にならないけれど、それがまた妙に味があってよかったりする。シンプルなアイデアでうまく物語を回していくとい演出もなかなか楽しい。科学的なというか SF 的な考証をいえばいろいろ問題がないではないけれど、エンターテインメントとしてはなかなかうまくまとまった佳作というところなのではないかなあと。

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リサ・ハンセン
アルバトロス 2013-04-02

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バンク・ジョブ

 1971 年のロンドン。麻薬の密輸で儲けているマイケルXという男をどうにかしたいのだが、裁判に持ち込んだもののなにやら重要な秘密を隠し持っているらしく無罪放免。政府としてはこの男をどうにかするというよりは、その秘密を奪わないと今後困ったことになるということで MI-5 のエージェントに指令が下りる。

 昔はちんけな悪さをしていたが、今では中古車販売をしている男テリー。しかし、借金が返せなく取り立てが面倒なことになってきた。そこに旧知の女性がやってくる。美人。いい話があるんだけど、と。話というのは銀行強盗の計画。とある銀行でセキュリティの更新のために一週間手薄になるのでチャンスなのだと持ちかける。しかも狙うのは貸金庫なので被害が判明したところで貸主はそうそう被害を申し立てるわけがない。預けているのを隠したいようなものばかりを預けているのだからと。

 彼女の裏に見知らぬ男の姿を認めて嫌な感じがするテリーなのだが、背に腹はかえられないとばかりに仕事をすることに。といっても彼も仲間もそういう大きな仕事などしたことがない。いろいろな仲間を寄せ集めてなんとか計画をたてる。

 狙う銀行の二軒隣の店舗が現在使われていない。そこを借りたのでそこの地下から穴を掘って貸し金庫まで行く。週末であれば誰にも見咎められずに計画を実行できる。ところが、外においた見張りとの無線交信を無線愛好家によって傍受され警察に届けられてしまう事態に。ただ、場所の特定はできずに警察も地道に罠をはって捜そうとする。

 貸金庫室にはいって仕事をしていたが、どうもいよいよ警察の動きが怪しいというので途中で引き上げることにすると、車ははりこんでいた MI-5 によって停止させられるが、嫌な予感がしていたので別の車を手配していたテリー。実は話を持ちかけた女は MI-5 に密輸容疑で捕まっており、交換条件で銀行貸金庫のとある番号にはいっている品物を盗み出すよう指示されたもの。その内容は王室王女のふしだらな写真。かのマイケルX がみずからを守るために隠し持っている品物。

 ところがそれはテリーの知るところとなり、さらにはいろいろとやばいものが発見される。政府要人らの性的嗜好を隠し撮りした写真であるとか。

 貸金庫がやぶられたことが知られると、いろいろヤバイものを預けていた方面が慌てだす。ストリップバーを経営する男は数多くの警察官に賄賂を要求されていたのだが、それらを逐一記録していた手帳を預けていた。娼館を営む女は客の要人らを隠し撮りした写真を預けていた。警察官は警察官で、要人は要人で各方面に手を回し、自ら犯人探しに動き回り、MI-5 は肝心の王室スキャンダル写真を入手できないまま作戦は宙ぶらりんで犯人には逃げられたまま。

 万一作戦が失敗しても、素人同然のワルを使っただけなので簡単に処理できると思っていたのだが、予想外の展開。いろんな方面から狙われることになるテリーと仲間。いよいよヤバイ仕事だったとわかり、山分けしてそれぞれ逃げるのだが、ひとりふたりと足がついていく。

 王室のスキャンダル、政府要人のスキャンダル、警察官の汚職、麻薬密売組織の壊滅などなどが織り交ぜになって、三つ巴四つ巴の展開でさあ、テリーどうするというあたりの後半のドキドキ。

 で、これが実話だというのだから。名前はすべて架空のものにしてあるとはいうものの、なんとも危険な事件で、いかにも欧米さんであるなあと。

 結末がややあっさりとしてしまっているのが残念な感じもあるのだけれど、それを補ってあまりあるほど十分面白い。いや、面白いなんていったらいけないのか。

 原題は「THE BANK JOB」なのだけれど、銀行のお仕事というか銀行強盗とでも訳せばよいのかしらん?

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上田城跡公園で桜を見る(撮る)

 今年の桜は上田城跡公園へ。アルバムはこれ

櫓門と枝垂れ桜

 本当はもう少し早めにという予定でもあったのだけれど、陽気の関係とかで気がついたらちょうど見ごろになってしまっていた。いや、別に悪くはない。人出が多いかと心配したけれど、多いとはいえ押すな押すなというほどではなかったのでまだよかった。

 なにやらウェディングドレスの女性やらがいて撮影しているのでなにかと思ったが、新郎新婦とカメラマンと助手という感じの四人しかおらず、どうも結婚式場とかのパンフレットとかの撮影だったのではないかという感じ。話している言葉が中国語らしかったのと、なぜか荷物をいれていた袋がカスペルスキー中国のものだったのが謎だった。いや、だからこそ中国から来たのだなと自信が持てたのではある。しかし、なにゆえにカスペルスキー? (カスペルスキーチャイナで結婚式場とかも運営しているのかと思って調べてみたが、そうでもないらしい)

カスペルスキーチャイナの袋

 気温もあがって連日の晴れで長野県内も全体に乾燥していて暑かった。昼前後からは風もでてきてほこりが舞い上がるのが難点。屋台の料理を食べるという勇気は残念ながら持てない。

 この時期以外は観光客も少なくてという事情はわかるのだけれど、付近に食事のできる店が一軒しかないというのはなんとも辛い。お城東側の観光会館隣の蕎麦屋さんしかない。お昼過ぎになっていたのだけれど見ると中にも外にも人の待ち行列。とても無理なので駅前まで戻ってなんとか昼食。

 お弁当持参でいくか、はなから別の場所をきちんと考えていかないと少々大変だ。このあたりは小諸の懐古園だとさほど心配がないのでうれしい。もう少し改善してもらえたらよいのだがなあ。

 一方で基本的に公園内の入場は無料なので気楽ではある。とはいえ懐古園にしても 300 円なので維持管理のためと思えば決して高くはない。そのくらいはあってもよいのではないかとは思う。

 今年はなんだか桜も梅もあれもこれもがいっせいに咲いてしまった感があるなあ。ちょっと足早な春。

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浜村渚の計算ノート 3 と 1/2 さつめ ふえるま島の最終定理

 5 冊目がでた、というところでようやくにして 3 と 1/2 さつめを読む。きむらさんが 1/2 さつめにというのには理由があるといったことを書かれていたのはもういつのことやら。とにもかくにもこれまでの短編集から変わっての長編。一冊まるまるふえるま島のおはなし。

 なにやら瀬戸内の小島で黒い三角定規がやろうとしているとかの情報を受けて出向くという趣旨で、ところがどうやら別の島に変な刑事に連れて行かれてしまって、その変なホテルでおきた奇妙な事件に関わることになるということで。

 フェルマーというかフランスの数学者そろいぶみという感じで展開する物語は閉鎖空間でのある種の密室事件。まあなかなかおもしろい具合にまとめてくれてます。ヒントは確かにあるし。ただなんとなくイメージが十分わかずに読んでしまったので、あまり格別の思いもなく「そうなんだ」というくらいで読んでしまったのですが。

 フェルマーだからといって最終定理(大定理)が直接絡んでくるといったとんでもない展開はさすがにないわけで、事件そのものの解決はやや数学とは無縁といってもよいのでは。島の謎という意味においては数学的なところが使われているのだけれど、まあそういわれればそう判断できなくはないけれど、そういう謎解きをしろといわれてもなかなか容易ではないのではないか、などとも思ってしまったり。

 なぜそれが使われるのかという必然性があまり実感できないと、とってつけた感がしてしまうのはあって。いや、ぼんやり読んでいたのもあるので、あまりどうこうは言えないのもある。

 いずれにしても、まあ長く楽しめたのは確かで、渚の子供からちょっとだけ少女になりかかった感じとかも面白かったけれど、どちらかというとオイラーさんのほうにひかれるものがあったりとも。ぜひとも今後も活躍させていただきたく。

4062773015浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理 (講談社文庫)
青柳 碧人
講談社 2012-07-13

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 作者がすすめているのがこれ。証明そのものよりもドキュメンタリーらしい。

4102159711フェルマーの最終定理 (新潮文庫)
サイモン シン 青木 薫
新潮社 2006-05-30

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 当時買ったのはこれ。でも、ちんぷんかんぷん。(再読に挑戦してみるか!)

4062570742フェルマーの大定理が解けた!―オイラーからワイルズの証明まで (ブルーバックス)
足立 恒雄
講談社 1995-06-15

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うなだれる

翁草


 ふわふわ。

 もこもこ。

 恥かしがりやさん。

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ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く

 単行本が出版された当時、ちょうど NHK の番組を見たりしたのもあって是非読みたいと思いつつ、時間がたつとその存在を忘れてしまうという都合のよい病を発症し今頃になってしまった。しかも、ソニーの Reader Store からの電子図書券とかをもらったことを契機に、どうせなら使っておくかと見ていたところ、折りよく半額くらいの値段になっていて「これは買うしかあるまい」となかば勢いで買ってしまったのだった。

 ではどうだったかというと、正直にいってよくわからなかったとしか言えない。うたい文句としては「数式を使わずに解説された良書」ということなのだけれど、それだけに延々と文字だけで解説されてしまうので逆によくわからないという感じがする。

 加えて理論そのものの解説よりも、それがどのように誕生したのかといった周辺情報が案外多かったり、それとの自身のかかわりなどが入ってきたりでどうもぼやけた感じがしてしまう。難解な言葉がでてくるのは仕方ないし、それはそれなのだが、いっそもう少しそのあたりも噛み砕いた表現にしてくれたらよかったのではないかとは思う。

 全体のほとんどは基礎理論物理学の諸論理 理論 の解説。相対論、素粒子論、そしてひも理論へと解説が進むのでテーマである次元の話は冒頭の部分と末尾のあたりだけなので、そういう意味では前説が長くてというところも。とはいえ専門家に話すのではない以上はその前説は必要ではあるのでなんとも難しいところ。

 そもそもそれぞれの話だけで一冊の本が十分に(いや十分すぎるほど)書けるのだから無理もない。

 で、ごく簡単に言うと、つまり「わたしたちが暮らしているこの宇宙は 4 次元時空ではなく、5 次元時空かもしれない」という話。あるいは、もっと多い 10 や 11 次元時空なのかもしれないと。

 なぜそうなのかといえば、重力、電磁気力、弱い力、強い力のこの世界を作る 4 つの力のうち、なぜか重力だけが異様に小さいことを説明するには、上位次元の中に存在する 4 次元時空だからと考えると説明がつきやすいからということらしい。すなわち重力だけは外の時空を含む世界全体に影響しているのだが、それゆえにこの時空内では力が弱くなってしまうということらしい。(まだよく理解できてない)

 で、このあたりの雰囲気はアボットの「二次元の世界」などを読んでいるとなるほどと思えるところもある。4 次元時空(あるいは 3 次元空間)に生活するわたしたちにとってなぜそれ以上の次元を想像することがなかなか困難なのか。けれども、 2 次元や 1 次元は容易に見ることができるし理解することができる(見るといってもそういう世界が存在しているというわけでは必ずしもないけれど)。

 2 次元空間世界に 3 次元空間の物体がやってきて通過したとしても、そこでは 2 次元の物体としてしか認識できないので、それ以上のものとして理解することが困難であると。(あー、やはり文字だけで説明するとなんだか意味不明になりそうだ)

 いずれにしても重力だけが極端に弱いという理由を説明するために、この世界が 5 次元時空以上の世界であって、その中に存在する 4 次元時空のいわば膜のようなブレーンと呼ぶ存在の中にわたしたちが生きているのではないか。という話なのだった。

 で、どちらかというと電子書籍版のおまけとして収録された、ヒッグス粒子発見のニュースを受けての寄稿文のほうが案外面白い。ヒッグス粒子とはどんなもので、それを探すにはどうしなくてはならず、実際どうやって探そうとしていたのかというあたりが説明されていてなかなか興味深い。

 ヒッグス粒子は誕生してもすぐ消えてしまうのだそうで、直接観測することが非常に困難。いやまず不可能ということらしい。そのため消えてしまう際に他の素粒子に変化するのだけれど、この物質を捉えて分析することで、ヒッグス粒子から変化したものなのかどうかを確認しようとしていたのだとか。

 ということで、基礎的な理論物理学の素養をある程度もっているという人なら、もう少し理解を深めることはできるのかもしれないけれど、まったくのずぶの素人が読んでもさっぱりということになりそうな本ではあります。NHK であらためてわかりやすい番組を作って欲しいところ。

B00G5IQOH4ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く
リサ・ランドール
NHK出版 2007-06-28

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 絶版だけど。

4061179152二次元の世界―平面の国の不思議な物語 (ブルーバックス 315)
E.A.アボット 高木 茂男
講談社 1977-05

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サイタ サイタ サクラ ガ サイタ

桜開花


 桜前線は長野県をすっぽりと置き去りにして東北へ進んでいってしまう。そうして少しずれて飯田や伊那といった南信から徐々に北上していく。アルプスなど山岳地帯に周囲ぐるりを囲まれた長野県ならではの季節感。この時期冬日予想がでたりするのも長野らしい。

 そうこうしているうちにようやく開花宣言がでて、少し早い樹ではそこそこ花を咲かせてしまっている。まだまだつぼみのままという樹も少なくはないのだけれど。

 この先は気温もやや高めで天候も安定しているようなので、一気に開花が加速しそうな気配。梅も満開状態だし、杏も満開。東北の春は一気にやってくるとはいうけれど、長野も東北みたいなものであるなあ。

 ムスカリとかヒヤシンスとかオオイヌノフグリとかヒメオドリコソウとか、あれもこれもが一気に咲き出して、いよいよ春本番という雰囲気に。

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わらわらと走りだす人々

走る人々


 例年 4 月にもなると走る人が増えてくる。土日ともなればあちこちで見かけることができるようになる。老いも若きも。長野マラソンが近いためなのだろうとは思うのだが。ただ、少なくともそこはマラソンコースというわけではない。

 冬場にも走る人はやや増えるし、夏場もまあいるにはいる。というのもエムウェーブがあるのでスケート選手が付近を走るのだった。

 この時期はもう少し年齢層もさまざまになるのでいかにもマラソン参加するのだなという感じのかたがたばかりになる。はじめて参加する人を前にしてなのか、コースの要所要所を信号待ちで説明しているらしき人もいたり。しかし、ずいぶんと離れた場所の説明なのだが大丈夫か?

 昨年は桜が早かったと思えばマラソン当日はみぞれの朝となり、寒い中をみな濡れながら走っていたわけだけれど、今年は今のところそういう心配はなさそうだ。桜の時期としては満開からやや終わろうかという時期になりそうではある。

 なんにせよ、お疲れ様なのだった。走らなくなってずいぶんになるなあ。

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超高層プロフェッショナル

 1979 年の作品ということでいかにも昔風の建築現場。原題は「STEEL」で、どうやら建築用の鉄骨材料という意味合いらしい。

 古い映画なので(というと怒られるかもしれないけれど)実に物語りはシンプルで、淡々と描かれるあたりがかえって見る方の余計な視点がなくなって楽しめるというか。娯楽映画ってもっとこういう感じでよかったんだよねと思わせる。

 財をなした建築会社の社長でありながらいまだに現場に出るのが大好きな男。都合でやむなく弟が経営する運送会社に資材運搬の契約をしたものの、兄とはそりがあわないようで、なにかともめていた過去があるらしい。そんなさなかにきょうも現場にあがっていた男が事故で命を落としてしまう。

 あとに残ったのは娘で、一応会社を引き継いで作業中の現場も指揮しようとするのだが、いまひとつうまくいかない。そこへもってきて件の弟がこの機に乗じて建築会社を我が物にしようかという腹積もりらしく、資材運搬を遅らせたり、トラックで運び込んでもすぐには下ろせるようにしないなどいやがらせを続ける。

 対抗するべくかつて高層建築現場でならした男をくどきにいくのだが、今はトラック運転手。なかなかその気になってくれない。ようやくなんとかくどき落としたものの、工期に間に合わせるには人材不足。そこでかつての仲間を招集するのだが、誰も彼もひとくせもふたくせもあるような者ばかり。なんとか作業にかかったとはいえ、資材運搬絡みでのトラブルなどが頻発。

 一方で、あらたに現場を指揮することになった男はかつての事故かなにかで高所作業にトラウマを持っていて、一緒に作業することができないことを隠しているのだった。こんなやつとは仕事ができないと仲間割れも起きたり。

 はたして工期に間に合わせることはできるのか? という物語。まあ、たったそれだけなのだけれど、それだけだからゆえに実に楽しめる作品。もちろん、最終的にはその建築会社の娘と現場仕切る男との物語もそこそこに。

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キングレコード 2012-10-09

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ミッドナイトイーグル

 日本にもハリウッド的なサスペンスをというような感じなのかと思うのだけれど、いろんな意味では残念な感じになってしまっている。それなりに面白く見ることはできるのだけれど、要所要所の雑さが気になってしまうと現実に戻されてしまうといった感覚。

 かつてはならした戦場カメラマンだった男が、今ではさえない仕事をしているようなしてないような。雪山に上ってはなんとなく写真を撮っていたりいなかったり。たまたま撮影してしまったのが、なにやら怪しい機体が墜落する現場で、命を狙われると。

 ところが白の世界の雪山に彼ともうひとりは目立つジャケットに大きなリュック。他方相手は白迷彩に身をつつみ、その存在が作中でもほとんど明かされないので詳細はまったく不明なものの、それなりに軍事的なプロ集団が日本に潜入して活動しているらしきことだけが描かれている。

 にもかかわらず、彼らの弾がまったくといっていいほど当たらない。あんなに目立つのに。天候上の理由とかを言い訳にもできるかもしれないけれど、それにしてもという連続でしらけてしまう。

 さらには、風呂敷が大きすぎて収拾がつかなくなっているという感じの展開で、そもそも彼らが何者なのかは最後までわからないし(はっきりさせたくないという意図もあるのかもしれないが)、半島系と思われる男女が追われるエピソードについては、彼らは誰になぜ追われるのかが判然としないままになってしまう。

 最後にステルス機にたどりついて戦闘が行われるけれど、倒しても倒しても後からあとから増えてくるそれは、はたしてどうやってそれほど多数の侵入者がやってきたのかとか。日本の警備がすぐれているかどうかはわからないが、それほど用意に部隊が潜入できるほど日本の警備は穴だらけだろうかとも。

 結局のところ(あくまでも恐らくという想像だけれど)、最後のステルス機での篭城場面を描きたくて物語が作られ、ほかはそれのためのこじつけに過ぎないのではなかったのかと。が、さすがに収拾がつけられなくなって「えーい、とんでもない悲劇にしてしまえ」とばかりに米軍に一発お見舞いしてもらって終わりにしてしまえというちょっと短絡的な終わりを迎えるのだった。

 舞台も役者も違ってハリウッド映画であったなら、そんな話でも「あー、面白かった。でもかわいそうだったね」で終わるのかもしれない。ただ、やはり日本ではどうにも無理があるような映画なのだった。

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ジェネオン エンタテインメント 2011-10-17

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experience

Windows XP で楽しみましょう


 これほどまでに騒がれたのは Windows95 発売イベントとかの”発売”方面以外としては異例なくらいの大騒ぎなのではないかと。それほどに広くいつまでも使われていたということなのかと。

 それにしても「サポートの打ち切り」といわれてしまうと、なんだか本当ならばもっと延長していいのに無常にもという強引なイメージがついてしまうのは誰の思惑なのだろう。いや、そんな風に思うほうがよくないのかしらん。

 そもそも日本のユーザー数が多いし、なんとかしてくれとかいって本来ならばもっと早くに終了していたのを特別に伸ばしていたのではなかったか? 結局、随分と時間的な余裕はあったにもかかわらず対処しようとしてこなかったからといって騒がれてしまっては、さすがに MS も気の毒な感じがしてしまったりも。

 XP が出るよというときに確か MS から届いた冊子だったかと思うのが冒頭の写真。確か残してあったはずと探してみた。

 自分で XP を使い始めたのは確か 2007 年くらいから。当初 2000 を使っていたデスクトップにさすがにこれではということでハードディスクだったかメモリだったかを購入するついでに買ったもの。使ってみたら思いのほか使いよくて、これならもっと早くに使えばよかったと思ったことは覚えている。

 今となっては XP も Virtual PC 環境でしか使っていないのだけれど、最後の更新を適用しておいた。さて、現在は 7 。これもいずれはこういう日がくるのだけれど、きっとその時には新しい PC になっているのだろうなあ。そして 7 環境が Virtual に? そこまではもう必要ないか。

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るびま 46 号出ましたね

 [ Rubyist Magazine - Rubyist Magazine 0046 号 ]

 るびまも 46 号だそうで、お疲れ様です。ということでざっと全体を眺めて、インタビューを読んで。小崎さんのテレビの話が面白かったというか、せっかくの機能がきちんと利用されずにユーザーに不利益をもたらすという構図はなかなか滅びることを知らないのだなあとあらためて思ってがっかりしたり。

テレビは日本の規格では、昔のゲームのスプライトみたいのを 5 画面重ねてる。動画、JPEG 用、データ放送用 (文字とか PNG の軽いやつ)、あと、字幕が 2 つ。字幕は、番組連動のものと、野球速報や地震津波の警告みたいに番組に連動していないものと。こうしておくと録画した番組を見ているときは速報字幕みなくてすむからって。でも、せっかく規格をつくったのに結局実際の運用では、地震警告は動画にはりついてる。録画とかしたものに変な警告が張り付いちゃってるのは、元テレビ屋さんとしては残念。せっかく苦労して仕組みつくったのにって。

 そんなことになっていたなんて。それ以外にも何度か書いたりしていると思うのだけれど、サブチャンネルの使われないという不便さ。スポーツなどに多い中継時間のずれこみに対して、録画という目的ならば番組表情報が更新されて、それにあわせて録画時間をずらして調整してくれる、というのでもまあありはあり。

 けれど、サブチャンネルでやってくれたらスポーツはどうでもいいけれどそのあとの番組を見たかった(リアルタイムで)というような人にとっては予定された時間通りに見られるわけで、にもかかわらず時間が遅らされて、しかも時間が読めないなんてことがあると見るのを諦めてしまったりということだってなくはない。

 そんな時はサブチャンネル体制でやってくれたらいいのになあと思う。野球中継だって最後のいいところだけれど時間をスパッと切ってしまって「あとはラジオで」とか「あとは BS で」とか最近はやっているようだけれど(視聴率が悪くなってから)、これもサブチャンネルで流すようにすればよいのではないかと思っている。

 その後の番組もどちらも見たい人は困るというかもしれないけれど。

 いずれにしてもせっかくデジタル化したというのに大して活用されているように見えない(妙にクイズとか応募とか懸賞とかに使うくらいで)ところがなんとも無駄な買い物をさせられたようにも思えて。

 デジタルテレビのプログラムは発売から一年くらいでメンテナンスされなくなってしまうので、そういう意味では後々に見つかる脆弱性とかへの対応ができなくなると思うとネットにつなぐなんて怖くて嫌だなと思うし。本当にデジタル化ってなんだったのだろう。

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バレエ・カンパニー

 フィクションなのかと思えば作りはなんともドキュメンタリーみたいであるし、それでいてどうもフィクションぽい演出がなされているしというなんだかよくわからない映画だった。実際のバレエ団の全面協力でバレエの舞台を作っていく様を描いているのだけれど、全体の流れとしてはただのドキュメンタリーにしか見えない。つまりさほどドラマっぽい演出とかはないので、非常に淡々と練習や制作の舞台裏を撮影しているという風でしかない。

 一方で、どうやらちゃんとドラマなのだと思わせるときもあるにはある。プリマの交代劇であったり、わたしがこのバレエ団なのだといった団長さんの言動であったり。とはいえあまりドラマっぽくはないし、全体にしめる割合もさほど多くないのでドキュメンタリーなのかなあという印象がどうしても強くなってしまう。

 けれどドキュメンタリーとしてもなにもなくて、ときどき小芝居じみた演出がはいってしまったりするので却って変な感じになってしまう印象が。延々とあたらしい演目の練習と舞台とが繰り返されて、素人目にはなんとも奇妙奇天烈なバレエの(ある意味前衛舞踊的な)踊りが繰り広げられるというあたりはちょっと食傷気味。

 うーむ、なんともどっちつかずな感じで、これをどう評価したらよいの? という風に思ってしまうのは、バレエに対して素養のない素人だからなのか。もとよりさほど期待して見始めたわけではないのだけれど、なんとも退屈な感じの残る作品なのだった。

B0002TLHT2バレエ・カンパニー [DVD]
エスピーオー 2004-12-23

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グライダー

グライダー


 風に乗って、高く、高く、遠くへ。

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昨日・今日・明日

 当代の(もちろん当時の)名優ふたりがみっつの物語を演じるという作品。はじめは亭主はぐうたらでまともに仕事もしていない。妻は違法なタバコ売りで生計を立てている。が、違法といっても女たちが階段にずらりとならんでみなが売っている。ある意味目を瞑っているのかという感じなのだけれど、警察に逮捕されるという。まあ、冒頭罰金のための家財差し押さえにさいして、近隣で協力してあちこちに家財を隠してしまったがために、それなら務所暮らしをしてもらうしかないなというのだった。

 そんなつもりもなく、ましてそんなことになるとは思っていなかった亭主や近隣の仲間は大騒ぎ。困ったことになったと弁護士に相談してなんとかしてくれと泣きつく。面倒に巻き込まれたくないと渋っていた弁護士だったが、妻のお腹を見てひとこと「妊娠中は逮捕されないから大丈夫」。

 警察がやってくると医師の診断書を見せて妊娠中だからと大手を振っている。警察も仕方ないなとすごすごと帰っていく。

 出産からしばらくは猶予があるということで、いよいよまた警察がやってくる。するとまた診断書を見せて妊娠したという。そうこうしているうちに子供は 6 人 7 人と増えていく。夫はもうへろへろ。夜の営みも満足にできない。「あたしが逮捕されてもいいのかい」と妻。

 といってそうそう妊娠を続けるわけにもいかずとうとう逮捕されることに。けれどもいざはいると早く出せということでまた面倒が起きる。さてさて、釈放はどうなるのかという物語。

 次は大企業らしきところの婦人として金にも困っていないが男には飢えているといった高貴な女性。男がさほど冴えないのは同じだけれど、まあ普通に暮らしてはいる。誘惑を受けてドライブにでるが事故を起こしてしまうと「どうしてくれるのだ」と怒り出す女。通りがかった車に乗せてもらってひとり帰っていってしまう。

 次は娼婦らしき女と、田舎のぼんぼんという関係。女の隣に住むのは老夫婦と孫息子。牧師になるべく学校に通っているが女の魅力にゆれている。祖母は女にきつくあたるが孫が学校に戻らないというと逆に泣きついてくる。なんとかしてくれと。

 三者三様という設定ではあるのだけれど、正直なところではソフィア・ローレン演じる女はどれも似たようなやかましい女という感じでさほどの違いがない。一方のマルチェロ・マストロヤンニ演じる男のほうはうだつの上がらない駄目な亭主やまじめだけれど押しの弱い男、女にしか目がなくて親に依存しているボンボンという役を演じ分けていてなかなか面白い。いや、男のほうも似たような設定といえばいえる。

 というわけで、作品の趣旨からはちょっと失敗したのではないかなとは。面白い試みではあるのだけれど。それにしてもソフィア・ローレン、やかましいです(笑)。

B002ORLC0O昨日・今日・明日 HDニューマスター版 [DVD]
エスピーオー 2009-12-01

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バベットの晩餐会

 映画化されたということだけはなんとなく覚えていたのだけれど、内容についてはあまり知らなかった。なにやら魔女的な誤解を受けるような話だとばかり思っていたのだけれど、間違いではないもののいささか違うものだった。

 デンマークのとある村でどうやら舟で行き来するくらいしか方法がない場所らしく、みな貧しくもつましい生活をしていると。宗教家の姉妹を狙っては若い男がやってきては求婚したらしいが、みな断られてしまい、姉妹は箱入り娘的に育っていくと。若い軍人がやってきて姉と恋仲になるけれど、わかれて帰っていく。妹には旅で訪れた歌手がその声にほれてレッスンをはじめるが、恋愛感情をつのらせた歌手に恐れをなしてレッスンもやめてしまう。

 いつしか姉妹の父親も世を去り、誕生日を祝う宴を開くことに。ある縁から姉妹のもとで召使として働くようになったバベットが宴の料理をフランス式に用意させてくれないかと申し出る。たまたま宝くじがあたったのでということもあったし、姉妹にとって彼女はたまたま召使という形を取ってはいたものの、親しい友のようなところもあったので申し出を受けると。

 その後食材の準備から戻ってきたバベットの持ち帰ったものは、うずらや海がめ、豚の頭などなど、それまで村では食べたことも見たこともないようなものばかり。きっとあれは魔女のしわざなのだと噂される。どうか皆、味わうことなどせずにひたすらに食べるだけにしておこうと約束する。

 そうして祝いの宴。かつて姉を恋したった男は立派な将軍となって宴に招かれる。見事なフランス料理に驚き、かつてどこそこで食べたあの料理にうりふたつだといったことを皆に話す。村人たちは料理の話はしないようにとするが、次第にその料理のおいしさに魅了されていく。

 そうして宴は終り、じつはバベットはフランスでも指折りのレストランのコックであったのだと自ら打ち明ける。レストランを営業できなくなった理由はすでに明かされているのだが、もはやフランスに帰ることなどできないが、恩を受けた人々にせっかく手には行った宝くじの当選金を使って自慢の料理を食べて欲しいと純粋に思ったのだった。

 異文化との出会いとか、貧しくとも忘れてはいけないものとか。食べるということの意味とか。なにやらいろいろ思わせられる作品。

B005LZ11BQバベットの晩餐会 HDニューマスター [DVD]
ガブリエル・アクセル
紀伊國屋書店 2011-11-26

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4480026010バベットの晩餐会 (ちくま文庫)
イサク ディーネセン Isak Dienesen
筑摩書房 1992-02

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 「Out of Africa」も良かった。

4794913362アフリカの日々 (ディネーセン・コレクション 1)
アイザック・ディネーセン 横山 貞子
晶文社 1981-04-25

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B006QJS830愛と哀しみの果て [DVD]
ジェネオン・ユニバーサル 2012-04-13

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仏像にだって履歴書があるよ

 いつもながらに「きょうの料理」からの流れで見ていた「趣味 DO 楽」。今回は「ほとけの履歴書」というのだそうで、なんとなく見ていたらなかなか面白かった。仏像の名前やらその由来やら、所属はどうなのだとか、もともとはどんな教えとかからやってきたものだとか、講師の方の描くイラストがまたなんとも柔らかい感じの味のあるもので、これを片手に見学に行ったらなかなか楽しそうだし、記憶に残りそうだなと。

 三十三間堂の千手観音立像などを紹介していて、しかしあれは千体もあるのだろうか? とふと思ったのだけれどどうなのだろう。守護してくれているのはもともと仏教とはかかわりのないものも多いのだとかで、それもあって種々雑多(などと言うと怒られてしまうかもしれないけれど)な姿をしているらしい。別の宗教やら信仰やらに関わる神様などが守っていると。

 信仰うんぬんとか別にして美術・芸術、はたまた広く文化としてとらえていくと、もっともっと面白いものではあるのだよなとあらためて。ということで、またしばらく見てみようかと。

4141897817籔内佐斗司流 ほとけの履歴書―仏像のなぞを解きほぐす (趣味Do楽)
籔内 佐斗司
NHK出版 2014-03-25

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ツートップは健在です(ザップニュース記録の2)

 NHK おはよう日本でのコーナー「世界のニュースザッピング」の統計その後。イギリス、アメリカ、中国、韓国、アルジャジーラ、オーストラリアの 6 ヶ国のテレビ局ニュースをクリップして、その中からおおむね 3 つを紹介するというコーナー。前回は 2013 年 7 月から 2013 年 12 月一杯までの結果でしたが、2014 年 1 月から 3 月までを追加しました。

世界のニュースザッピング月次データ
7月8月9月10月11月12月1月2月3月合計
放送日数222019202019191318170
イギリス26693267748
アメリカ15131491314141013115
中国131245111074268
韓国111815191314141016130
オーストラリア94868673758
アルジャジーラ147911121083882
フランス0000000011
 のべ件数 502


 今回は月ごとにまとめてみた。3 月についてははじめと終わり以外は毎日韓国が登場という結果。また、3 月 31 日からは週の関係で新年度となってフランスが追加されて 7 ヶ国からということになり、それもあってフランスが取り上げられた。

 相変わらずの韓国、アメリカのツートップ独走状態は続いています。

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ノンストップ

 なにやら DVD 発売前の限定先行配信とかでやっていたので見てみた。移民なのかちょっと冴えない中東系の男性がホテルだかの厨房で働いていたのだけれど、冒頭労働局みたいなところの査察があるということで冷凍庫に閉じ込められてしまう。ばれると困るからということで。査察は終わって「さあ、外にでてさっさと働けというのだが、凍えてしまってまともに仕事ができない。「働かないなら首だ!」みたいな展開になって辞めるはめに。しかもこれまでの給料も払わないとか今風にいえばブラックなところだわという。

 やむなくぶらぶらと歩いていくとなにやら銃声。こちらにまで飛んでくるようでなんとか逃げる。見ると車が襲撃された様子があって、なにが起きたのかと見ていたら武装集団に囲まれてしまう。

 連れてこられた場所は警察らしいのだが、どうも彼をテロリストの一味と思いこんでいて白状しろとしつこい。男にはさっぱり事態が見えない。あとでわかることだが国連の日本大使だかが誘拐されたのだということがわかる。

 拘置所にいれられたら、先にはいっていたアラブ人らしき男がなにかいって体のどこかをかいてくれみたいなことを言われたのでそうしてあげたら男が死んでしまう。お前は何をした。口封じをしたなと決め付けられてしまう。

 そういうなんだかわからないが理不尽な思い込みばかりで物語りは進展していって、警察内部にもなにやら仲たがいみたいなものがあったり。どじな警官がミスをしたので暇をとらせていたらまたまた迷惑をかけてしまって事件が混乱するという、普通ならありえないだろうという展開ばかりが起きるとちょっと興ざめ。いや、コメディなのだからといえばいえるのだけれど。

 で、テロリストの仲間として潜入するようになって大活躍みたいな展開なのだけれど、それもまあさほどスマートにはいかない。そもそも小心者の素人でしかない。最終的に組織の狙いが日本の大使にうえつけた炭素菌によって首脳たちを殺害するだったというあたりはなかなか面白い設定なのだけれど、どうもそこまでがくどくて間が持たないといった感じ。

 制作に日本が絡んでいるようではないのに、異様に日本びいきな感じのある作品で、ただ、それでもなんだか奇妙な日本はひきずっているようにも。

 ノンストップというにはちょっとという気もするけれど、まあコロコロと展開するという話ではある。ヒットするかといったら微妙かもしれないけれど。

 原題は「オペレーション カサブランカ」。

B00HFIQKTAノンストップ! [DVD]
トランスワールドアソシエイツ 2014-04-02

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 「こうざ」違い。
口座じゃなくて講座


 作品の最後は「終」。
終

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