るびま 46 号出ましたね
[ Rubyist Magazine - Rubyist Magazine 0046 号 ]
るびまも 46 号だそうで、お疲れ様です。ということでざっと全体を眺めて、インタビューを読んで。小崎さんのテレビの話が面白かったというか、せっかくの機能がきちんと利用されずにユーザーに不利益をもたらすという構図はなかなか滅びることを知らないのだなあとあらためて思ってがっかりしたり。
テレビは日本の規格では、昔のゲームのスプライトみたいのを 5 画面重ねてる。動画、JPEG 用、データ放送用 (文字とか PNG の軽いやつ)、あと、字幕が 2 つ。字幕は、番組連動のものと、野球速報や地震津波の警告みたいに番組に連動していないものと。こうしておくと録画した番組を見ているときは速報字幕みなくてすむからって。でも、せっかく規格をつくったのに結局実際の運用では、地震警告は動画にはりついてる。録画とかしたものに変な警告が張り付いちゃってるのは、元テレビ屋さんとしては残念。せっかく苦労して仕組みつくったのにって。
そんなことになっていたなんて。それ以外にも何度か書いたりしていると思うのだけれど、サブチャンネルの使われないという不便さ。スポーツなどに多い中継時間のずれこみに対して、録画という目的ならば番組表情報が更新されて、それにあわせて録画時間をずらして調整してくれる、というのでもまあありはあり。
けれど、サブチャンネルでやってくれたらスポーツはどうでもいいけれどそのあとの番組を見たかった(リアルタイムで)というような人にとっては予定された時間通りに見られるわけで、にもかかわらず時間が遅らされて、しかも時間が読めないなんてことがあると見るのを諦めてしまったりということだってなくはない。
そんな時はサブチャンネル体制でやってくれたらいいのになあと思う。野球中継だって最後のいいところだけれど時間をスパッと切ってしまって「あとはラジオで」とか「あとは BS で」とか最近はやっているようだけれど(視聴率が悪くなってから)、これもサブチャンネルで流すようにすればよいのではないかと思っている。
その後の番組もどちらも見たい人は困るというかもしれないけれど。
いずれにしてもせっかくデジタル化したというのに大して活用されているように見えない(妙にクイズとか応募とか懸賞とかに使うくらいで)ところがなんとも無駄な買い物をさせられたようにも思えて。
デジタルテレビのプログラムは発売から一年くらいでメンテナンスされなくなってしまうので、そういう意味では後々に見つかる脆弱性とかへの対応ができなくなると思うとネットにつなぐなんて怖くて嫌だなと思うし。本当にデジタル化ってなんだったのだろう。
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