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そこに私はいません(震災ビッグデータ)

 またまた NHK スペシャル。「震災 BIG DATA」の3回目だったか? まあ手法とかに関してはもうすっかり変わり映えが基本的にはしないのでよいとして、今回ちょっと興味をひいたのが「共助力マップ」というやつ。

 大災害が発生した時に、周辺の人々の力である程度対処できる地域なのかどうなのかを分析してみたという地図を作った。たとえ若い住民が多い地区であっても、平日の昼間は留守になってしまうであろうからそうした力をあてにすることはできないように、そうした時間変化による動きをも分析してみたのだとか。

 それによって地域のなかであまり意識していなかった弱い部分というのが見えてくるのではないかと。まあ、前述のような昼間はいないだろうとか夜はダメだろうとかいう視点なら普通にわかっていいはずなのに、そうした視点すら欠落していたようだったので(VTR においては)それもどうかとは思うのだけれど。ただ、そうすることでより明確に、時として本当に見落としていた部分に気づける可能性があるという点ではなかなか興味深いものがあった。

 交通渋滞のリアルタイムな詳細データを活用し、緊急車両が現場にたどりつくことをより容易にするシステムの話も面白かったけれど、すべての場合においてそれが可能なのかというと、たとえば想定している首都直下型地震ではそもそもそうした小さな路地までもが壊滅的なダメージを受けていて、さながら瓦礫によって道路が封鎖されてしまい二進も三進もいかなかった東北のそれと似たような状況になる可能性のほうが高いのではないかとも思える。

 そうなってしまえば、たとえそんなシステムが確立していてもそもそも行動しようもないと。まあ、それを言っちゃあおしまいよ、といえば言える。ないよりはあったほうが役立つ場面は無論あるだろうし。

 まあ、そういった意味ではむしろ都市作りの観点から役立てることができる共助力マップといった考え方は、これからの防災を考えるうえで一定の意味をもつかもしれないなあと。そんなことを思いつつ見たのだった。

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