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オペラ座の怪人

 以前テレビでも見たけれど、やはり通してみると見ごたえという点では圧巻。とはいえ、やはりミュージカル映画というのはなんだかちょっともやもやしてしまう。歌ってないでさっさと台詞を言えよ、という。まあ、ミュージカルなんだから仕方ないのだけれど。

 時間が長めというのもあって、余計にそんな感じが強くなってしまっていまひとつ物語に没入できないというか。もちろん映像はさすがに美しいなあとか、豪華だなあというのはあって、それだけでも眼福というところではあるのだけれど。

 舞台でのそれと映画となったそれとでは少し違和感というのが異なるような気がしないでもない。どこがどうとはうまくいえないけれど舞台の場合はもう舞台というそこだけの空間という限定があるので許容できるところがあるものの、映画という枠ではそうしたものがないにも関わらず(つまり現実的な描きかたがなされているにも関わらず)、悠長に台詞を歌いはじめるということになんともいえない違和感が。さっさとしゃべれよ、という。

 ん? ミュージカルじゃなくてオペラなのだろうか?

 でもとにかく映像は美しいわけで、思うに字幕で見るのがもっとも適している映画のひとつなのかもと。

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メディアファクトリー 2005-08-26

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