ラジオ体操の効用
全国的に雪かきによる筋肉痛に泣いている人が多いのかもというこの頃ですが、雪国の人が疲れないかといったらそんなことはなく、やっぱり疲れるものは疲れる。慣れているとか言われるのは無理をしない方法について体感しているからという程度のことで、やっぱり疲れるときには疲れるのだというのはあると思うのです。
疲れない雪かきのしかたとかが流れていたりするのですが、確かにそれは一理あるだろうし、知っていて損はないですが、それですべてが解決するってほど肉体労働は甘くないのではないか、というのもまた事実かと。
たとえばこのあたりで言っても冬の間に雪かきが必要なほどの積雪は数えるほどしかないですから、慣れるというには程遠いというのはあります。若い世代ほど。山間部へ行けばかなり回数は増えますし、屋根からの雪下ろしもあったりで冬場の日常という点でなれた人は多いです。里の市街地などでは慣れるというほどには普段降らないので雪かきはこたえるというのが本音。
だからといって普段からハードな運動をして体を鍛えておく、などというのもなかなか面倒なことでもあるし、それが難しい人だってある。
で、今回。ほぼ毎回 6 時間 / 日くらいの雪かきをしていたのですが、当日夜や翌日朝は腕が痛んで重くてという感じでさすがにくるなあとか思っていたのですが、夕方ともなるといつのまにか平気になっていたのでした。で、ふと思ったのは、やはり毎日のラジオ体操のおかげなのかもなということ。
一番の問題は雪かきをいきなりすることで、普段使わない筋肉を使う。それも思いっきり使ってしまうことによって疲労がたまってしまう。筋肉に無理がかかる。ところがラジオ体操でもやっていて普段から体を十分に曲げ伸ばししていた体は、確かに疲労はするけれど、恐らくはその度合いが違うのか回復が早いのではないかと。
欲を言えば作業前に柔軟体操でもしてから行えばさらによいのでしょうが、それがなくても日ごろのラジオ体操がこれほど効果を発揮してくれるとは思ってもいなかったのでした。
いや、時間ばかりやっていて手を抜いてやっているのではないかとか思うかもしれませんが。およそ 4 年あまり毎日続けていて、たまの重労働があっても(地区のとか家庭のとか)回復が早いのは実感しているので、毎日ものの 5 分か 10 分のことなので、騙されたと思って続けてみるのはよいのではないかなと。もちろん、しっかり伸ばすところは伸ばすといったきちんとした体操をしなくては意味がないのは当然なので、そのあたりを踏まえてやってみるとよいのではないかと。
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