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95:TIME

 最後までなにをしたいのかよくわからない映画だった。設定とか演出とかは十分面白そうなのに。

 どうやら主人公の女性はほんのわずかの時間を遡る(あるいは時間を戻せる)能力を幼いころから持っているらしい。現在は FBI の捜査官。夫は一目ぼれで口説かれてなんだかわからないが結婚してしまった、という風の物理学者。で、その夫が研究している粒子加速器関連の実験でなにかが起きたらしく、夫は行方不明。各地で報告されるちょっと奇妙な現象や記録(残滓とでもいうべきもの、物)を収集して調査している。

 その彼女を狙っているとおぼしき未来の集団。いつ頃の未来なのかはよくわからないし、なにやら専門的な言葉を並べるのだけれど、なんとなく SF っぽい言葉を並べてみました感が強く、ちょっと空疎に思えてしまう。で、彼らがなにをしようとしているのかとか、なぜそうしているのかとかがよくわからない。

 主人公の彼女には上のほうから次第に圧力がかかりはじめる。行方不明の夫との間に子供を授かったらしく、大きなお腹をして職務を続けているのだが、不当な理由をつけられて産休を取れということにされてしまう。その彼女を襲う武装した男たち。不利な状況になると時間を戻してそれに対処するというのを繰り返してなんとか逃げようとするのだが、ついにはそれも間に合わなくなってつかまってしまう。相手は FBI の件の上司だった。

 どうやら彼らは彼女の秘密を知っているようでもあり、行方不明の夫のことにも関係しているようではあるのだが詳細はよくわからない。「君たちが結婚するのを阻止するべきなんだ」みたいなことらしく、ともに過去に戻る。どうやら彼女の夫が研究していたのはタイムマシンだったらしい。

 プロポーズされた当夜に戻ってくるのだが、その出会いを邪魔するように手配する上司ら。それを時間を戻しながらなんとか阻止しようとするものの、うまくいかない。

 そんなこんなに未来で活動している者がやってくる。で、その上司らのたくらみを阻止しようとするらしいのだが、どうも動機とかいろいろがまったくといっていいほど分からない。ただ、想像にかたくない通り、未来から彼女を救いに来るのは例によって彼女の息子なのだ。ということで、未来で彼女に干渉すべく働きかけている集団のボスはつまり未来の彼女自身であったと。

 さあさあ、というところで物語りは終わり。うーむ。

 どうも雰囲気からすると海外で多いテレビ映画という枠になるのではなかろうかと。恐らく続きがあるのだろうなと。それにしてもわからないことが多すぎて純粋に楽しむにも情報不足というか。せっかく面白そうな設定なのにと。ちょっと残念。

 ちなみに原題は「 95ers ECHOES」で、どうやら 95 号線の残滓、みたいなことらしい。邦題からなんとなく 95 秒だけ時間を戻せるというのか、と思いそうだけれど、確か 5 分くらいは戻せるのではなかったか。というわけで邦題もなんだか意味不明な感じなのだった。いや、詳しく調べたわけではないので間違っているかもしれないけれど。

 いずれにしても、もう少し脚本を練り直していたらより面白くなったのではないかなと。とにかくわけがわからなすぎるのがもったいない。

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