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ちくわカレー

 ちょっとあいだをおいて読んだ。電子書籍の場合にやはりその存在を忘れてしまう、見失ってしまうというのは最大のデメリットのひとつともいえるなあ。もちろん、そのくらい場所をとるという旧来の存在意義をなくしてくれるほど、保管場所という意味においては非常にありがたいものであるというのもまた確かで。相反することが共存しているとでも言うか。

 それはともかく。

 鎌倉の文化とか風景とか食とか、季節のうつろいとか、姉妹の年齢差のこまかな心の動きとか、まあいろいろいい。しんみりしたり、ほのぼのしたり。はふはふしたり。

 で、ちくわカレーというのが出てくるのだった。長姉の幸(シャチ姉)が作るのはいつもシーフードカレー。でも、三女のチカはたまにおばあちゃんの懐かしいちくわカレーが食べたくなるという。おいしくないんだけどさとかいいつつ。母親がよくつくってくれたカレーというのはおいしかったらしいのだが、残念ながらチカには記憶がないくらい。もっぱらおばあちゃんのちくわカレーが記憶に残っている。

 で、ちくわカレーを作ってすずと食べる。やっぱりいまひとつだなあという感じのふたり。ところが翌朝になって食べたらなんだかおいしい。これはこれでありかもねとかいう話になる。

 いや、ちくわカレーはおいしいですよと。いつもというくらいに最近は竹輪を入れたりする。というかカレーだとなんでも入れてしまえ的なことになりやすい。よほどでなければ。竹輪も別の用に用意していたのを使ったのがはじまりだったかもしれない。特にまずいとは思ったことがない。あるいは味覚オンチなのかもしれないけれど。

 このごろは大根も入れたし。これも別段悪くない。カレーにはなんでもいれてみましょう。

 四人姉妹それぞれの恋模様やら、季節のお祭りやら、梅を漬けたみたり、おはぎを食べたり、いろいろあるけれど、なんだかそれはそれで人生だよなあとか思ってしまう、名ばかりの春。

4091670407海街diary 3 陽のあたる坂道 (フラワーコミックス)
吉田 秋生
小学館 2010-02-10

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4091670482海街diary 4 帰れない ふたり(flowers コミックス)
吉田 秋生
小学館 2011-08-10

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