アフタースクール
素直に言うと、最後までよくわからないところがある映画だった。いや、途中から(というか終盤で)そういうことだったのね、という説明がはいるのでそれはそれでわかる。わかるのだけれど、どうにもしっくりこないままに終わってしまう、という印象がどうしても拭えないのだった。
物語としては、ある朝の夫婦の出勤前風景というところからはじまる。妻のお腹は臨月間近という感じで、いたわりつつ出かけていく。なぜか父親がそこにいて変な感じ(実際は父親ではないのだけれど)。外に出ると友人のスポーツカーに乗り込んででかけてしまう。お前はどうしてキーを持っている!(それもまた後になればわかる)
その彼が会社に姿を見せずに、どこぞのホテルで女と一緒にいたという噂が流れ、それが会社の社長の耳にもはいる。この男を探し出せ。探偵が雇われて探し始める。卒業名簿などを手にいれようということで同窓会サイトなど作って調べたりしている。出身学校を訪ねて同窓生の振りをして閲覧しようとする。たまたま同窓生でもあり、今現在その学校で教鞭をとる男が案内。
実は彼を探しているので協力しろ。ということで連れまわして捜索がはじまる。やくざの親分らしきが関わってきたりいろいろしている。結局男は戻ってくることなく夜を迎え、妻?は産気づいて友人に連絡。急遽病院に向かって無事出産。
なんだかんだで探偵に振り回された男のほうが自宅に戻ると、いなくなっていたはずの男が部屋にいてなにやら食べていたりする。というあたりで時間はちょっとばかり過去に戻り、なにが起きていたのかの説明がはじまる。
で、最後の大詰めに向けて事態は動いていくのだが、はたしてどうも無理が過ぎないかという感じの展開や設定のような気がしてしまい、もちろんそれは映画なんだからというところは置くとしても、さすがになあというもやもやしたものを残したまま大団円。
いや、わかる。分かるけれど、やっぱりちょっと無理があるというか、足りないというか。面白い映画ではあるのだがなあ。作り直したらどうかなあと。
![]() | アフタースクール [DVD] メディアファクトリー 2008-11-28 by G-Tools |
| 固定リンク












コメント