「ザ・スナイパー」
なにやらこのところピアース・ブロスナンづいていたのだった。殺し屋の役。必ずしも狙撃とは限らないようなので、邦題の「スナイパー」はちょっと無理がある。というか、物語としてもそういう話ではないし。
なにやらスランプになってしまった殺し屋が、ふとであったセールスマン男性を巻き込んでどうのこうのというコメディで、サスペンス的な要素はまずない。で、アメリカンジョークというか、お下品な会話が随所にとか、そういう意味ではちょっとあまり好きになれないタイプの映画でもある。
仕事のためにホテル暮らしで転々として、女と見ればくどきまくり、いつも酒を飲んでいるという感じ。ついには指先がふるえて仕事をしそんじてしまい、依頼人からそろそろお役ごめんにしたほうがよくはないかという見方をされて、ついにはどうやら始末したほうが良さそうだぞという展開に。
で、物語のほとんどは殺しのお仕事とは無縁の物語が展開していって、ふとであったサラリーマンの家にまで押しかける。これを最後の仕事にと手を貸してくれと一介の人に協力を求め仕事場に向かう。それでもやはり引き金が引けない。さて。という最後のあたりの伏線の生かし方はなかなかに面白い。途中の描き方をリライトしたら、もう少し全体評価があがる映画なのではないかなと。
このカバー写真ではよほどハードな作品をイメージしてしまうよねえ。
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同名のこれが気になるところ。
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