冬のロール
そもそも北海道の牧草地帯とかと違って、このあたりで刈り取ったものをロールにするなどという習慣はなかったと思うのだが、どうも近年こんな風景を目にすることがでてきたのだった。ただ、牧草とかではなく稲刈りを終えたあとの稲わらでなのだけれど。
この田はどうも食べるために育てているという感じはなくて、田植えをしたらあとはまるっきり放置というようなところ。まあ、あまり手をかけないという手法もあるようなのだけれど、ここはそういう感じでもなく、遊ばせておいても荒れるだけなので、とりあえず植えてあるだけというような感じなのだった。あるいは飼料用というような目的なのかもしれないけれど。
北海道の広大な農地に広がる巨大な牧草ロールであるとか、小さな四角いやつであるとか、昔はじめて見たときには新鮮な驚きがあったものだけれど、このあたりで見かけるそれは正直なところなんとなく違和感しかなかったりもする。少し離れた山間のほうでは牧畜なども行われているので、まったく無縁というわけではないのだろうけれど。
それにしても冬になってこういう景色が、というのはやはりちょっと違うような気がしてならない。あたらしい風景となるのかしらん。
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