海街diary 1, 2
ソニーのリーダーストアで使える電子図書券をもらったのでなにを買おうかということで、つらつらと眺めているうちに気になったのが「海街 diary 」だった。 5 巻がまだ出たばかりらしく新刊といった感じのおすすめみたいなところに出ていたのだけれど、実はどこかでこの CM だったかを見ていた記憶があって、それでなんとなく気になったのだった。
さて、それはどこだったのだろうと思い出してみるのだけれど、なかなか思い出せない。テレビだとすれば民放でしかないのだけれど、この頃ではほとんど見ないので遭遇する確率というのは非情に低いようには思う。
では、ウェブ方面なのだろうかとも思うのだけれど、記憶しているそれは動画という類のものだったので、通常のウェブページでテキストでなにか書かれていた方面でないのは確か。では、よく見ている GyaO! の動画にはいる CM だろうかとも考えるけれど、いやあそこでは割と固定のものしか見たことがない。パチンコのやつとかソフトバンクのやつとか。少なくとも小学館とかコミック系でというのはなかったように思うのだった。
とするとやはりテレビでたまたま見ていたということなのか。新刊が出た、といったような感じのもので表紙とタイトルあたりを見せていたようには思うのだけれど。
ともあれ、気になっていたのでひとまず二冊を購入して読んだ。実のところ吉田秋生は「カリフォルニア物語」も「BANANA FISH」も「吉祥天女」も、まあそうした一連の作品の名前はよく知っているのだけれど、なんとなく読んだ事がなかったのだった。で、はじめて読んだのだけれど、あー、この感覚はよくわかる。なるほど、なるほど、ともうなんというかやられっぱなしなのだった。
やさしいけれど時にするどくグサグサッと心に突き刺さる。一見柔らかそうでありながら、なかなかに厳しい線を見せたりして実に硬軟とりまぜたとでもいう感じの絵柄にドキドキさせられるばかり。この感覚はちょっと懐かしい。
サチの言う「あたし、保護者だったんだ」とか、もうね。「真実なんて人によって違う」とか、おお、同志よ、とか思いつつ。
家族や家庭のありようなんて、結局傍からはわかりようがないわけで、どんな人もそれぞれの事情を抱えて生きているのだよなあ、などと。なにやら賞を取ったらしくもあり、なるほどそれもそのはずと。
なにやらはじめて使った人向けにポイント還元大出血サービス中らしく、後からあとからポイントがやってくる。ということで、もう少し続きを読めそうなのがうれしいところ。
#しかし、いずれどこぞのサービス同様終了して読めなくなってしまうかもしれないのだなあ。少なくとも端末の寿命が来たときには一時的にしろ読めなくなるわけだし。早いところ EPUB や PDF 変換サービスをはじめて DRM なしで読めるようにして欲しいなあ。
![]() | 海街diary 1 蝉時雨のやむ頃 吉田 秋生 小学館 2007-04-26 by G-Tools |
![]() | 海街diary 2 真昼の月 (フラワーコミックス) 吉田 秋生 小学館 2008-10-10 by G-Tools |
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