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パニック・スカイ

 やんちゃしたい盛りの女の子が空軍だかのおえらいさんのパパに黙ってプライベートセスナをレンタルして友達を連れてフライト。男友達ふたりがバンドでもやっているらしく、その会場まで飛行機で送ってあげるわよ的なことらしい。ついでにということか女友達ひとりと、最近つきあっている彼もさそって乗り込む。ところがその彼はなんだか飛行機に乗ることに気が乗らない。

 それでもどうにか飛び立つがしだいに天候が悪化してきてさて困った。さらには操縦がきかなくなってどうにもならない。なにかがはさまってしまったのか操縦菅が下がらないために機は上昇を続ける。機内はどんどん寒くなっていく。短時間のフライトと思っていたのでなにも持っていないし、暖房の設備もないか、使えない。

 どうやら尾翼のほうでなにかひっかかっているらしいからと、岩登りが趣味のバンドのひとりがザイルで体をしばって見てくるという話になる。もうひとりがザイルを持って支えるのだが、乱気流がひどくてうまくいかない。どうにかはさまっていたものは取れたらしく、操縦ができるようにはなったが、男の子を機内に戻すことがうまくできない。このままでは自分まで死んでしまうと思ったもうひとりがザイルを切ってしまう。

 実のところそれ以前からなにやら奇妙な音がしているような気がしていたのだったが、それがどうやら謎の生き物らしいということに気づきだす。奇妙な巨大な化け物が空にいて、そいつが飛行の邪魔をしているのではないかと。やがてその姿があらわになって飛行機を遅いはじめる。

 ところがどうやらその化け物は最近付き合っている彼、飛行機になにか嫌な思い出があるらしい彼の想像から生まれて実体化している化け物ではないかということがわかってくる。彼は幼い頃に両親と飛行機に乗っていて事故にあった。その飛行機を操縦していたのが、実は彼女の亡くなった母親であったのだと。

 そういえばあの時も僕は怪物の本を見ていて、飛行機が襲われるような妄想をしていたと気づく。その話を彼女にしていて、じゃあれはあなたの妄想が産んだ現実だというの? といった話に。「空の中」かと思ったらとんでもない C 級的な展開になってくる。

 さあ、どうする。妄想をやめられれば化け物はいなくなるはずだ。みんなを助けるためになんとか考えないようにするのよ。しかし、すでに残っていた男友達もそして女友達も怪物の餌食になって命を落としてしまっている。どうするのだ。

 という物語。

 いっそ、もっと早くからその妄想の産物であるというところを生かして展開させていたらよかったのではと思うのだけれど、最後のほうになっていよいよという展開でわかる。そしてさらに最後の展開は SF 的なパラドックスにまで発展してしまい、一体どうしたいのかと。

 妄想が現実化していたという発想そのものは使い方によっては面白いと思うのに、うまく生かされていないのが難点。そこを我慢すればそこそこ楽しめる映画ではある。

#安易すぎる邦題はもちろんダメだ。原題は「ALTITUDE」。それもなんだかなあ。

B004KFK0YMパニック・スカイ [DVD]
トランスフォーマー 2011-04-02

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