ダークサイド 悪魔の力を手に入れた男
アメコミ好きで割りとおくてで冴えない感じの男性が、社内でふと目にしたある男性社員の行動。どうやら彼は念動力を持っているらしい。超能力大好きなのでその彼に接触を試みて、君のその力をもっと有効なことに役立てるべきだ、わたしの特訓を受ければね、みたいなことを言い出す。
どう間違ったのか能力を持つ男がその話に乗ってしまい、ヒミツのトレーニング。やがて念動力を自在にあやつれるようになる。本来それは人助けに使うはずという予定であったのだが、やがてどこかで道が狂ってしまい、男はその力で殺人を犯してしまうまでに。警察に捕まってはしまうものの、男にはそこから出ることなど造作もないこと。
というところで終わる映画(というかテレビ映画という感じの作り)。
なによりも欧米でよくある、おせっかいが過ぎるキャラクターが非情に善良に描かれているあたりがどうも好きになれない。親切も度が過ぎれば迷惑でしかないし、さらにそれが過ぎれば犯罪的になってくる。(どうしてこんなにわたしがあなたのことを思っているのに、なぜ? なぜ! という展開)
内容は特にこれというほどではなく、闇の力を手に入れたというほどでもなく(確かに常人にはない能力ではあるけれど)、たいていそうした物語では悪いことに手を染めてしまいがちというのも、まあ王道。まさにアメコミ的な展開で、しかも警察から抜け出ようかというところで物語りは終わる。続きがあるのだろうなと思うのだが、残りはどうぞテレビでやってくださいという感じでしかないのだった。
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