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ヒミツの恋愛トレーニング

 とある田舎町のホテルなのかで魅力アップの教室をはじめる女性。スーパーのレジ打ちのおばちゃんやお姉ちゃん、ウェイトレスさんなどなど、若いところからかなり年配ではというあたりまで数人が集まってくる。おかまバーでショーを見せている男性もひとり。そしてそのホテルだかの支配人とまではいかないのか、ちょっと役がついたという女性も参加。旦那がいる人はもっと旦那との生活にときめきたいという感じ。若い女性は相手がいないので、このさい学んだ技術で玉の輿狙い?

 はじめは特に奇妙にも見える教室の授業などがちょっと辛い感じがしてしまう。それでも、あいまあいまに見えてくるそれぞれの生活や事情がわかってくると、なんとなくどこか微笑ましいようにも思えるし、あくまでもそれはきっかけにすぎず、自分自身がなにか変わろうとしている理由付けでしかないのだなという感じに見えてくる。

 旦那のほうはというと、特にホテルの女性のところは車偏愛者で車には情熱を注ぐが、妻にはたいして目もくれない。それでいて自分が妻から見放されていると思っていたり、妻が自分をひけらかしているだけに見えていたりする。あー、自分の世界にこもっていて妻は家政婦さんかなにかのようにしか思っていない人というのはいるよなあなどと思いつつ。

 一方で、年配の夫婦。休みの日にゴルフに行くという夫。それを引きとめようとする妻。いろいろ文句を言うが、だったらといって部屋に戻って壁の写真を指して「これは誰だ?」と妻に尋ねる。自分だとか子供だとかあれこれ、そんなことわかっているでしょ? という返答をしていく妻。「で、俺はどこにいる?」と、夫。ここだよと開けたのは引き出し。その中に夫の写真だけがはいったまま。「俺の扱いなんて、こんなものさ」と日ごろの鬱憤をぶつける。「そんなことで怒っていたの?」とかいう妻なのだが、それはちょっとと。

 ま、そんなこんな。そうしているうちに実はその教室の教師をしていたのが、地元でうだつのあがらなかった女性だったことが判明し、都会でちょっとしゃれた感じに変身し、戻ってくる直前に受けた同じ講義をそのまま実践して稼いでいたとわかると、生徒ががっかりしてしまう。さらには置き去りにして逃げ出してきた夫がついに居場所をつかんで現れたところですべては終わり。

 いや、それで終わりにならないのがよいところで。教室の女性たちが集まって男たちへの報復作戦を展開するというあたりからが楽しい。前半のもやもや感が少し残念な感じがするものの、総じてはなかなか楽しい映画かなと。

 しかし、この邦題も直接すぎるわりに実際にはヒミツってわけでもないので、もう少しなんとかならないものかと。

B000VO0136ヒミツの恋愛トレーニング [DVD]
タキ・コーポレーション 2007-12-07

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