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ホワイトアウト フローズン・リベンジ

 ロシアのとある凍てつく気象観測所。所員はふたり。まかないの青年がひとり。ある朝誰もいなくなってしまって、警察が調べにやってくる。なにやら事件があったような痕跡もあるものの決め手に欠ける。付近ではある資産家夫婦も行方不明という情報があって、平行して捜査するもののなかなか分からない。

 警察が捜査に訪れる前の状況と、警察による捜査(といっても悪天候のために残った刑事ふたりが調べているだけ)とが交互に描かれていく。

 人里離れた凍てつく場所での仕事は孤独との闘いで、所長はマッチ棒細工に没頭し、もうひとりはイエティに熱中。まかないの青年はやってきてまだひと月たらずで虐げられている。そこに宿を求めて資産家夫婦がやってくる。何をしにきたのは明確ではなくて、一応なにかの記念旅行という触れ込み。

 翌日出発したものの、しばらくして婦人がひとりで歩いて戻ってくる。おびえた様子で。夫が何者かに穴の中に突き落とされたらしい。金の匂いをかぎつけて観測所ないがざわつく。そして所員がひとりまたひとりと殺されていく。イエティの仕業なのか、青年の仕業なのか。それとも未亡人となった女性の仕業なのか。

 死体を片付けるために資産家が落ちたという場所へ運んでいく青年と女性。そこで待ち受けていたのが、女性の仲間の男性だが、裏切りがあったと思い銃を向けると。そうこうしてその男も殺してしまって青年と女性が観測所に戻る。戻ったころには警察がすでにやってきているのだが。

 というあたりから物語の本質が見えてくる。

 交互に描かれる物語がはじめどうにも分かりにくく、ややイライラする感じなのが困りものなのだけれど、終盤のための仕込みという点ではなるほどとうならせてくれる面白さはある。ただ、では、犯人はいかにしてその場に行って次の行動を起こせたのかなど、場所的にも気候的にも無理だろうというところがあって、そのあたりが無茶苦茶すぎて最後はちょっと興醒めになってしまう。

 そういうネタだったのか、という面白さは十分なのだが、詰めが甘いという感じ。そのあたりをもう少しすっきりさせていたら、もう少しよい映画になったろうにと思うのだけれど。まあ、B 級を超えられない映画ではあった。

#サブタイトルがネタばらししているといえなくはない。

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