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ひまわり

 タイトルは知っているのになぜか見る機会もなく、40 年あまりたってからようやくはじめて見たのだった、「ひまわり」。兵役を逃れるために結婚したり(結婚休暇があるらしい)、病を装ってみたりしたものの、結局ロシア戦線に送られて、寒さのために脱落し、生死の境をさまようと。たまたま助けてくれたロシア娘と一緒に暮らすようになって、いつしか子供も生まれてしまうと。

 国で待っている妻は戦死したという報告もないのでかならずどこかで生きているに違いないと探し続けると。ロシアまで出向いて探しているとようやくに見つけたものの、若い妻と子供の存在に未練を断ち切るように生活を変えると。

 けれどもやはり思いは募っていって。けれど現実は。というような映画。

 ソフィア・ローレンがなんとも男勝りな勝気な感じのある種怖い女を見せていて、一瞬ひるんでしまったり。でもまあそれは強がってみせなくては生きていけないということの裏返しでもあるのかなどとも思う。

 未見だったために、あああの音楽はこれだったのかとようやくにして気づき、なんだかひまわり畑の映像と京都の映像がダブってしまって妙な感覚に陥るのだった。

B002ORLC0Eひまわり HDニューマスター版 [DVD]
エスピーオー 2009-12-01

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