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情熱のひとびと

 「ガイアの夜明け」で水害救助関連。はじめのエアボート。名前は聞きなれないものだったけれど、その姿を見ると、あーあれ、と思う。アメリカの映画とかドラマとかでよく見たもの。スクリューではなくて、舟の上側に巨大な扇風機みたいなものが取り付けられていて、その風の力で動くと。ゆえに浅いところでも活動できるし、障害になるものが浮かんでいたりしても移動が可能。

 わんぱくフリッパーとかでも見かけたようなと思い出す。通常の船では近づけない場所であっても迅速に移動が可能なので、津波災害の時にこれがあれば助かった命もあったろうにと開発を急いだとか。とはいえ、本職は内装工事業。まったくの独学と仕事外の時間を費やして開発。その情熱にうたれてさまざまな人や企業が協力してくれて先ごろようやく完成を見たと。(アメリカとかのそれをもってくるのではなく、日本にあったものをつくるべきだということで作ったというのもいい)

 しかも、転覆することをあらかじめ想定しているというあたりがなかなかえらい。救助にあたる舟自身が転覆してしまう可能性だってあるのだからといかにしてそこから立て直すのかというアイデアも盛り込んでいて、それを実現していた。確かに、水害の危険性のある地域ではこうした本当の意味での救助艇を用意しておいて欲しいなあと思った。開発の人がいっていた、ただのゴムボートが救援に使うと救助艇になるというのは変じゃないかと。本当の意味での救助艇の導入が求められるのではないか、という言葉は大きく頷くものだった。

 後半は車椅子の人をいかに迅速に救助するかというアイデア。発想がすごくて簡単な器具をささっと取り付けることで人力車スタイルにしてしまうというのだった。あらかじめセットされた車椅子も用意しているらしい。これだと引っ張るということができる上に、移動の際に障害となる車椅子の小さな前輪を浮かせて移動できる。これによってまさに人力車スタイルになる。坂道などでは後ろからも手を貸す人があればなお楽で、階段ですら比較的簡単に登る事が実証できていた。

 取り付けの簡便さという点では多少不安がないではないけれど、車椅子の人を迅速に移動する手段のひとつとしてなかなか興味深いものだった。しかも、災害からの救助にとどまらず、移動に対する障害が減るということは、行動範囲を広げるということにもつながるのだった。登山というほどではないハイキングというようなところならばこれを使って車椅子でも出かけることが可能になるのだった。

 なんだかこうしたことに一生懸命取り組んでくれている人を見ると、とてもうれしくなるのだった。そんなことに少しでも関われたら本当はもっとよいのだろうけれどなあ。

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