音量問題とビデオファイルサイズ問題のとある対処方法
対策といってもなにか画期的なというわけではなく(探せばあるかもしれないけれど。あるいは有料製品を探せば)、つまりはまあ音量を適正なところに補正して DVD-Video にしましょう、というだけのこと。
ということでまずは mpg ファイルから音声を抜き出してあげると。となれば手軽に AviUtl 。8GB あまりという巨大ファイルなのでちょっと心配したけれど特に問題になることもなく動画ファイルを読み込んだので、[ WAV 出力] コマンドで音声を出力。これを音声編集ソフトを使って正規化したり、音量の調整をしたりしてほどよい音量に調整すると。
いや、実のところこの音量調整部分がどのようにするのが一番よいのかよくわからずに悩むところではあるのだった。最大化すると音が割れてしまうこともあって、正規化(ノーマライズ)あたりが波形としてはほどよい感じなのかもしれない。で、音量調整ができればプレビューしつつ頃合をさぐるといったところ。
当初オーサリングソフトに動画と音量調整した音声とを別個にいれて作成できればと思っていたのだけれど、どうやら(少なくとも)Power Producer ではできないようで(スライドショーの BGM としてはあるようではあるけれど)、ということでまたぞろ AviUtl の出番。
動画を読み込んだところで [音声を追加] から音量調整した音声ファイルを追加する。前後とかで切り取りたい部分があればついでにやっておく。ビデオ圧縮はデフォルトが未圧縮なので適当なコーデックを選択して [Avi出力] する。
できあがったら一応再生して音量を確認してみてもいい。それを Power Producer にいれてオーサリングして DVD-Video を作成すると。
もっとも音量などテレビの音量でいくらでも調整できるから問題ない、というのであれば面倒なことはせずにそのまま作成してしまえばよい。ただ、市販の DVD もそうだけれどなぜか DVD というのは音声レベルが異様に低いような気がする。通常テレビを見ている分に問題ない音量でも DVD にすると小さくてなにをいっているかよくわからなくなる。で、二倍くらいの音量にして見終わって、うっかりそのままテレビに戻そうものなら・・・・。
まあ、そういうことに配慮するならばある程度音量調整した DVD-Video にしたほうが安心なのではないかとも。
DVD-Video にするわけではなく、mp4 とかのファイルで保存できればよいというのであれば、はなからもう少し小さめのファイルサイズでキャプチャしたいところ。
そこで、Windows Media エンコーダ。ウィザードで音声や動画のキャプチャをえらび、ソースとしてビデオキャプチャ(ここでは GV-USB2。当然接続してないと選択できない)を選び、音声はマイク入力にしておく。サウンドデバイスのマイクでレベルタグの数字を 100 にする。ついでにスピーカーの再生音量も大きめにしておく。
出力設定ではファイルに保存にするならば一番品質が下のものを選んでもそこそこの解像度で保存してくれるし、ストリームとかにすればもう少し小さいサイズもいろいろある。好みと必要に応じていろいろ試してみるとよいかと。
ステレオピンプラグのコードを PC のイヤホンジャックとマイクジャックにループするようにつなぐ。イヤホンからでた音をマイクで拾う形。
ここまで出来たら Light Capture も起動する。起動してないと Windows Media エンコーダで録画できない。このあたりがちょっと不便。
あとは録画ボタンを押してビデオを再生すると。当然音声は聞こえない。できあがるのは WMV ファイルなので、必要に応じて mp4 に変換するならご自由にと。ファイルに保存の一番品質が下の設定でも一時間あたり 1GB くらいだったかと思う。
ちなみに wmv から mp4 への変換でも AviUtl が役立つ。wmv から直でないほうがなにかとよいようではあるけれど。
オーサリングソフトの Power Producer はオーサリングに関してはあまり便利とはいえないけれど、まあおまけなのだからあまり贅沢はいえない。そのままにしておけばもう見ることができないかもしれない映像を保護する、というだけの目的と思えば十分ということかと。
さて、だいたい方針や手法がわかったので、作業をぼちぼちと進めましょうか。
![]() | I-O DATA USB接続ビデオキャプチャー GV-USB2 アイ・オー・データ 2010-09-30 by G-Tools |
#結局、さらに長くなったのだった。
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