二倍、二倍
とある本を買っておこうかといったところ、関連書籍のところに同じ名前だけれど少し違った本が二冊ほど並んでいる。ここで、気になってクリックしたのがよかったのか悪かったのか。つまりそれは買おうと思っていた本の増補改訂版であった。
邦訳の出版が 2011 年 12 月くらいだったはずなので、まああちらで出版されたのはさらに数年前であろうし、最新のもののほうがそれはよいかもしれないなと思ったのだった。値段は 100 円ほど高くなったけれど。
では、こちらを買うことにしようか、と思ったものの、よく見るとなんだかタイトルが少し奇妙。そしてよくよく見ると、どうやらそれは旧版の半分ほどの内容らしく、後半部分はもう一冊になっているのだった。増補ということで確かに最新の情報も含んで内容はいくらか増えてはいるようだった。
が、そこでまたよくよく見ると、もう一冊のほうも同じ値段がついている。ページ数を見ると増補改訂版の二冊はともに旧版のページ数とほぼ同じかやや多い。文字サイズやレイアウトなどもかえて見やすくしたりしているのかもしれないけれど、まるまる二倍になるほどの分量なのかどうかはやや不安。
旧版を買えば新しい情報まではないが全体を網羅できる。しかも半額(と考えるあたりでもう駄目ではある)。増補改訂版を買うと新しい内容ではあるが、二冊分の費用がかかるし、場所も二倍だ(そこで電子書籍ですよ。とは思わない)。
うーむ、さてさて。ということで、そっとページを閉じてしまったのだった。少し考えてから決めよう。
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