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「メガクエイク3」夏

 土日に続けて放送された NHK スペシャル「メガクエイク3」を見た。実のところ前日金曜日にも首都圏向けの番組で関東大震災を扱った番組をやっていたので、それらすべてが関係していたのだろうとは思うけれど、金曜日の特報首都圏はなんとなく見ないままだった。

 で、土曜日のメガクエイク3は関東大震災とはなんだったのか、といった内容。大きな揺れにも対応できるようにと独自開発した地震計で記録はできたものの、揺れが大きすぎて針が振り切れていたために実際にどれほどの大きさだったのかはわからないままだったとか。

 で、近年になって海外での観測記録を集めてきて分析。関東大震災の揺れがどのようなものであったかを調べ上げたあたりにちょっと感動。

 いずれ来るであろう大地震に備えるべきだといったら、いますぐ大地震がくると勘違いした庶民が避難する事態となって、あの話はまったくのでたらめだから安心するようにと上司の教授が否定してしまうとか、今でも延々ありそうな話で泣ける。実際 18 年後におきたということなので、なんらかの対策をしていたならば、もう少し違った被害であったやもしれず。

 逃げ場をまったく失ってしまう都市の大火災の現実もしかと心に留めておくべきことだなと。

 続く南海トラフの予兆を探ろうという日曜日。大地震の予兆的なゆれではないかと見られているというスロークエイク。小さい揺れが延々と数日から数週間といった長期にわたって続くというのだが。その連動実験は、考えてみると以前もアスペリティの実験で同じようなことをしていたように思う。仕組みとしたらまったく同じような。規模の違いではあるかもしれない。

 たとえていえば、さながら空気椅子を演じているときの足、ひざといったところ。無理がかかっているのでプルプルしてしまう。限界に達したときに倒れこむなりしてしまうと。小さな小さな、そして割とゆるい結合のアスペリティが連続して継続的にすべりつづけるのがスロークエイクではないかというのも、まああるのかなという。

 また、南海トラフの震源域が東京に少し近づいているのではないかというのは、確かに GPS データの変化やプレートの動きから類推するとそういう考えもあるのだろうなと。ただ、これがそうだというわけではないけれど、とかく東京バイアスというものが世の中には存在しているということも頭のどこかにおくべきではないかなとは思う。

 どう考えても東京には近づかないだろうという台風の予測が、なぜか東京を必ずといっていいほど掠めるような予報になっていたりすることは往々にしてあって、どうもある種のバイアスがかかっているとしか思えないと日ごろ思っているので。

 つまりそれは、ひとつに限ったとはいえないので、いろいろな状況を考えておく必要というのは常にあるということではある。裸の王様みたく、違ったといえば「それ見たことか」と揶揄しているようでは、本当になにか起きたときに痛い目を見ることになるわけで。

 なんにしても、こうした番組でいろいろな知見を得ておくことは、有益なことなのだよと思うのだった。せっかく受信料払っているのだし、見るべしと。

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