わたし的にはbottomsか
このところパチンコ台になると一挙無料配信となる GyaO! のアニメ。そんなわけで「装甲騎兵ボトムズ」全 52 話をなんとか見たのだった。ひと月あまりの間に通常放送ならば一年分の話数なのでなんとも忙しい。本放送時にはなぜか見ていなかった。あるいはこちらでは放送がなかったか? とも思ったけれど、いや当時は放送しない番組は今ほど多くはなかったと思うし、放送はしていたような気がする。
とにもかくにも見終わった。感想をひとことでいうと、何が言いたかったのだろうという。
装甲騎兵というタイトルではあるけれど、確かに戦闘にそれが活躍するけれど、話の主軸というわけではもちろんなく。たとえば「機動戦士ガンダム」ではガンダムというそのものにも焦点があたるし、それの性能如何であったり、そこにニュータイプのどうのこうのが絡んできたりということで、まあなくては物語が存在しないような役割ではあったのだった。
一方でボトムズはというとなくても話にはなるような部分も。というかキリコや最終的に宇宙の支配者、全能の神といったことがテーマになるならもう少し違ったタイトルのつけようはあったのだろうなと。逆に言えば、はじめはそんなつもりなどなくて、なんとなく話が大きくなって収拾がつかなくなったのでそんな話にして終わらせた。という印象もあながち間違いではないのでは、などと思ってしまったりも。
PS(パーフェクト・ソルジャー)という存在や概念を持ち出したはじめのうちは、それをどう展開するのかと興味もあったのだけれど、結局さほどそこには焦点はなく、結局その PS であるフィアナ(プロト1)との恋愛物語になってしまったり。
そうかと思えば謎の宇宙船に乗せられていてという後半のくだりとか、その前のクメン編などでもあれは必要な話だったのかと思ってしまったり。最後はなにかと思えば全能の神が選んだ後継者がキリコだった、などというのでは。うーむ。しかも、その神というのはどうやらコンピュータらしいが、はっきりそうとは言わないあたりも煮えきらないものを感じてしまったり。
そうして最後はなぜか宇宙葬みたいになって二人を宇宙に放出しておしまいというのは、なにを暗示したかったのだろうかと。なんだかとても微妙感が残ってしまったのだった。ファンの人には申し訳ないけれど。
次は「ザンボット3」あたりが見たいな(饅頭怖い的な意味で)。
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