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「精霊の守り人」(アニメ)

 「精霊の守り人」のアニメを見た。小説のほうは「十二国記」と並んで評判のよいことは随分と前から知ってはいたのだけれど、なんとなくこの手は好みではないかという感触もあって手を出してないままだったのだった。「十二国記」のほうはアニメになっているのも知っていたけれど、こちらはそれも知らなかった。

 で、「十二国記」もアニメを最近見たのだけれど、なかなか面白いと思った。これならば小説も読んでみてよいかもしれないと(問題は名前が難しかったり、読みにくかったりかもしれない)。ということもあったので、「精霊の守り人」もまずは見てみようかというくらいで見始めたのだった。

 物語そのものは日本とも中国ともつかぬ架空の世界ということらしいけれど、どちらかというと日本的などこかという印象が強いので(悪までもアニメの表現としてかもしれないけれど)、違和感もあまりなく。いや、むしろそれゆえに違和感を覚えるといってもいいのかもしれないけれど。てっきり日本のやや古い時代かと思っていたら違った、といった風に。

 精霊の卵を産み付けられてしまったらしい王子を亡き者にしようと王みずからが手を下そうとするのだが、度々邪魔にあったりでうまくいかない。王妃はたとえどんなことがあってもわが子を守りたいということから、たまたま王子の危機を救ってくれた女用心棒バルサに密かに王子を託すと。それを王配下の精鋭部隊が追いかける。というのが冒頭から中盤あたりの物語の主軸。

 やがてそれがどうもこの世界を維持するために定期的に行われるある仕組みのために不可欠のことらしいとわかってくると。さらには兄王子が不慮の死を遂げてしまうために、一度は命を奪おうとやっきになっていた弟王子の行方をさらに執拗に捜すようになると。

 しかし、王の側もやがてその卵が重要な意味を持つことに気づいて女用心棒と手を組んで事態の収束のために動き出すというのが終盤。結末は、まあ予定されたところに落ち着くよりない。

 面白かったとはいえ、全般にはやや間延びした印象もあって、その割りに結末は案外あっさりだったりというのもあり、いささかの物足りなさのようなものもなくはない。まあ、そんな欲を言わなければ十二分に楽しめる作品なのだなあと。

 何よりもバルサの声をあてた声優さんの声が素敵で。別に女を捨てたわけではないけれどといういわく付の女用心棒の雰囲気を文句なく演じてくれていて実にほれぼれする。

 たしか「守り人」シリーズとして他にもあったはずなので、それらをアニメ化するという予定はないのだろうかとも。いや、これならば小説を読んでみるのも楽しそうだとも思うので、いずれ読んでみたいものだなあと。


#アニメの雰囲気にどうも既視感があると思ったら、SACの人だったというのも興味深い。

 なんで横向きなんだ?

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4101302723精霊の守り人 (新潮文庫)
上橋 菜穂子
新潮社 2007-03-28

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