真夏の地球
気象庁の向こう三ヶ月の長期予報によれば、どうやらまだまだ暑さが続くようであるし、8 月あたりはさらに暑いという話でもある。九州方面では熱帯夜どころか 30 度を割ったか割らないかというような最低気温だったらしく、さらに死者がでてくる可能性も否定できないのだなと恐ろしくなる。
それでも見聞きする文言は「冷房を適切に使って」などというもので、つまりは「節電が優先します」という前提のもとなのか、と疑いたくなるような言葉が連日繰り返されるわけで。なんだかちょっともう違うだろうという感覚にも。
適切どころの話ではなく、朝から迷わずに冷房使ってください、と訴えてもよいくらい。実際、ぎりぎりまで我慢して暑さのピークになってから「もうだめだ」とばかりに冷房をいっせいに使い始めようものならば、かえって電気使用量が急増してしまうということになるわけで、むしろ朝からしっかり使ってもらって維持体制にしておくほうが安定しているのではという観測も。
まあ、それで仮に電気が止まってしまう事態が発生したときには、恐らく亡くなる人は数知れずと思えば、どちらがよいのだという話ではあるのだけれど。
振り返ってみると昨年もなかなかに暑い夏だった。特に 9 月になっても真夏のような暑さが続いていて下旬になってもかなり暑かったように記憶している。10 月になってようよう落ち着いたのではなかったかと。
発電が危機にあるので節電を、というので節電すると電気料収入が減ったので値上げしますとか、発電コストがあがったので値上げしますとか、なんというか結局使っても値段はあがり、使わなくても値段はあがりという非常にうまいシステムなのではないか、などと電気や水道というものを思ったりする。
なんだか非常に危うい社会システムになってきているような気がしてならないこの頃。
も一度見たい深津さん。
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