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「過半数を超える」

 どんな状況でだったのか忘れてしまったのだけれど、先日ニュースで「過半数を超える」といった表現を聞いて、なんとなく背中がうずうずしてしまったのだった。

かはんすう【過半数】

半分より多い数。「--を占める(制する・割る):--に達する」
新明解国語辞典第四版

 100 が最大であれば、半数は 50 だろうから、過半数というのは 51 から 100 までの任意の数、ということになるのではなかろうかと。55 とか 72 とかいう特定に数字を指すのではなくて、状態というか範囲を示しているのでそれを超えるというと、ややおかしな印象になってしまう。

 あるいは、120% といった表現もあるように、これもまた100 を超えた数字なのだといいたいのだと思えば納得はできるかもしれないけれど。つまり 102 とか 120 とか。

 ただ、たとえば選挙の得票数とかで言う例が多いと思うのだけれど、とすると投票数を上回るということになってしまうので、これもまたおかしな話。それはひょっとして捏造された票なのではないか、などという憶測まで呼んでしまいそうな。

 と、そんなことを気にするのは、気にしすぎでしょうか?

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