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遠慮したいカプセル化(ただし菌に限る)

 いつものように、そしていつも以上に何気なく見始めていた「ためしてガッテン」。ある意味当たり前だったのかもしれないけれど、きっと多くの人にとって目から鱗が落ちまくりの回だったのでは。

 テーマは食中毒。食中毒と腐敗は別物であるということから、食中毒菌の存在は匂いや見た目では判別できないのだとあらためて解説。必ずしもそれを勧めるわけではないものの、仮に腐敗した食品を食べてしまったからといって多くの場合に病気になったりするというわけではないという事実。

 考えてみれば、発酵食品というのは広義では腐敗させているわけで、それがよい匂い、おいしいと感じるのであれば「発酵」と呼び、嫌悪するものであれば「腐敗」と呼ぶというのは、至極納得のいくところでもあって。納豆の糸がひいているのは別になんとも思わないけれど、ご飯が糸をひいていたらちょっと遠慮したいと思うもの。もちろん、納豆にしろ、くさやにしろ、発酵食品とはいっても好みがあるのが現実。

 つまり、匂いや見た目を気にしていたところで、食中毒は防げないのだという当たり前のような事実が提示されたわけで、これはある意味衝撃。いや、冷静に考えたら当然なのかもしれないけれど。

 では、実際どのような経過を経て食中毒菌の繁殖がおきるのだろうかというあたりも、多くの人にとっては衝撃だったかも。カレーなどでの食中毒というのは結構あるようで、加熱しているのになぜ? という疑問が解説されたのだった。

 いわく、加熱によって大抵の菌は死滅するのだが、ウェルシュ菌はカプセル化してしまうと。そもそもは繁殖力が強くはないということで、他の菌が混在する環境ではあまり活発に活動できないのだが、過熱によって他の菌が死滅した鍋などの環境があるとき。その鍋をずっと放置しておいたときに、温度が下がってくるとカプセルから解き放たれ、しかも競合する他の菌がいないので安心して増殖できると。

 そして、仮にふたたび加熱して飲食したとしても、死んでいるわけではないので、つまり体内でほどよい温度になったところで活動を再開すると。カレーなどでの食中毒の多くはこうした事情によるらしい。

 対策として紹介していたのは、荒熱が取れたら小分けにして冷蔵庫に保存というのだった。そのまま外に一晩放置などしようものなら膨大な数に増殖されてしまうと。

 まあ、夏場とか高温多湿の時期には、カレーなどは作らないのが一番かなあとは思うのだけれど。実際怖くて最近は作らないようにしている。どうしてもという時にはレトルトカレーが安心。

 手洗いの件は洗い方がよくないというだけなのだが、まだまだ分かっていない人も多いのかもしれない。マスクのつけ方ひとつを見ても(医師ですら)駄目だったりするからなあ。

 食中毒には気をつけませう。

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