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「背信の行方」

 後からあらすじを読んでようやくわかってきたという感じで、人間関係がどうなっているのか今ひとつしっくりしないままだった。わかってみれば単純ともいえるのだけれど、どうもこれは描き方が不十分だったのではないかなあと。

 かつて競馬でインチキをやって儲けていた若者男女三人。自分たちの悪事が競馬場だか運営関係だかの偉い人にバレそうになり、女の子の色仕掛けで破廉恥な写真を盗み撮りして恐喝。あげくはそのインチキの張本人のようにして町からも競馬界からも偉い人は追われることになると。

 そうして三人は金持ちになって成功したかと思えば、男ひとりはおちぶれている。残った男女は結婚し、男は競馬界で成功してそれなりの地位にもいると。けれど夫婦関係はさほどよいともいえず、さらには自慢の馬ももう駄目で、実のところ明日はわが身というところで起死回生を狙っている。

 そこにおちぶれた男から電話。かつて偉い人をハメた時の証拠写真を大事にとっているのだが、これはもういらないから渡すよとかいう話。とにかく会えないかというのだが、いざやってくると帰れないように工作し、あろうことか自分が彼の代わりになって戻っていってしまうと。

 そして今では成功した男の妻となっているが、自分も実は好きだった女に写真を見せて、これはもういらないからとかいうのだが、女はその写真を見て忌まわしい過去を思い出すと。

 さらにかつての偉い人の消息がわかってきたので訪ねていって、かつての詫びのようなことをしたりするのだけれど。なんだかよくわからないままに結局男ふたりが共に落ちぶれてしまうといった結末。

 こうして書いていてもよくわからないか。なんとも脈絡のない感じの映画だった。

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マシュー・ウォーカス
ハピネット・ピクチャーズ 2004-11-10

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