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噛む、かむ、カム

 このところたまに見てしまう NHK 「サラメシ」。中井貴一はこんなおちゃらけたキャラクーにもなれたのか! という驚きがまずたってしまい、衝撃のあまりに内容を忘れそうになるような番組。

 とはいえ、他人様のお昼ご飯を見て歩くという企画はなんとも楽しい。毎日のありふれた生活の中ですら、自分とすぐ隣に住む人とではそれが同じであるという保証などなく、自分にとって当たり前とか、みんなこうだろうと思うことがらですら、それはまったく違うものであるかもしれない。そんな身近なもののひとつが食事であって、昼食にそれをもってきたのも楽しい。

 もっとも、昼ごはんだと持参したお弁当か、外食に出るか、はたまたお弁当を買ってくるかといったあたりに限られてしまってバリエーションに乏しいのではないか、とも思うのだけれど、弁当そのものもさることながら、様々な職業に焦点を合わせて実に楽しい番組にしているあたりが心憎いばかり。

 この頃は、ライオンの研究所がでてきて、歯科衛生士の女性のお昼を取材していた。ライオンでは口腔ケア商品も扱っているので、まずは社員からということや、幼稚園や学校・企業などといったところへの歯磨き指導に出ることもあるそうで、歯科衛生士さんが何人もいらっしゃるとか。そうして、社員に対してもじっくり時間をとって検診やら歯磨き指導にあたっているという。

 そんなことまでしているとは知らなかった。そして、その社員食堂にある歯科衛生士さん提案のメニューのひとつがカレーライス。具材を大きめに切っていて、しっかり噛めるようにと工夫されているのだとか。そして、一口あたり 30 回は噛むようにという運動。

 で、そうだよなあと思い出して数えつつ食べてみると、意外と 30 回というのは苦痛じゃない。やるまえの印象としては、そんなに噛んでいられないよ、だと思うのだけれど、数えることを意識して一度食べてみると、意外と 30 回というのはあっという間だ。うっかりすると 50 回くらい噛んでいることに気づいてあわてることすらある。

 意外なくらいに拍子抜けするくらいにあっさり 30 回を迎えられる。そうしてよく噛むことで消化を助けてくれるので、胃腸の調子もよくなるといった声もあるくらい。特に歳を経たならば 30 回は噛むということを心がけると随分と体調にも変化があるのではなかろうかと。

 もっとも、はじめのうちはどうかすると数えるのを忘れてしまうかもしれない。そんな時にしまったと思わずに、思い出したところからはじめればよいと。あまり気負いすぎるとかえって長続きしないものだったりはするので。

 ということで、今後はできるだけ 30 回を意識して噛んでみようかと思うこの頃。だまされたと思って一度数えてみるのが吉。

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