水いらず
冷凍餃子の事件から数年。もはや人々の記憶からも雲散霧消、言われると「そういえばあったね」という程度ではないかというこのごろ。当時、冷凍餃子を使うという主婦などにもさやあてがあったり、冷凍食品はしばらくやめるとか、まあいろいろありました。
個人的には確かに不安な面は否定できないものの、ある程度メーカーを信用できるか、あるいは信用するかどうかというあたりで折り合いをつけるという感じできていて、その意味では味の素の冷凍餃子などは変わらずに愛用していたりする。
小麦などの価格上昇を受けた数年前。食品の多くが実質値上げとなったのを期に、数が減ったりということも多かった冷凍食品。材料のなになにがこれこれになりました、とかを持ち上げて、数が減ったことはおくびにも出さないといったことも多かったような。
ま、それはそれ。
そういう話ではなく。このごろの味の素冷凍餃子はついに水を加えずに調理できるとうたわれているのだった。たまたま今回補充したのがそれだったので作ってみたところ、確かに水不要。これはなかなか画期的。
これまでは 20cc だったか 30cc だったかの水を加えて蒸すのだったが、そのためにトレイに工夫をして手軽に量れるようにしていたりしたのだった。今度はそれがいらない。テフロンとかフッ素樹脂とかの加工がされたフライパンであれば油ももちろん不要。さすがに普通のフライパンなので少量の油をひいて作ってみたけれど、実に簡単。そして、相変わらずいい味している。
これはますます手軽に餃子を焼けるようになる。まあ、手作りするほうがよいとかいろいろあるだろうけれど、それぞれの環境に応じて使えるところは上手に使えばよいわけで、いまどきの冷凍食品の出来のよさはかつてのそれとはまったく別物といっていいほどなのだから。
きょうは餃子パーティだ! とでもいうなら別だけれど、小人数で手軽に食べるにはうれしいところ。買い置きの定番としてこれからもサイクルにはいっていそうだ。
ちなみに、冷凍食品だからといっていつまでも冷凍庫で眠らせておいてよいというわけではない。賞味期限が記されているということとは別に、家庭用の冷凍庫くらいでは温度がまだ高いのや、持ち帰りの温度変化とかいろいろあるし、結局数ヶ月くらいで食べてしまうのがおいしくてよろしい。一年も二年もそのままなんてのはおいしさを損なうだけ。
冷凍食品もある程度の期間で入れ替えをして、どうせならおいしく食べてしまわないと。また、補充しなくては。
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