怒りのガンマン
クロスレビューにはもうあげたからと安心していると、あっという間に月日が過ぎてしまい、「どんな内容だったっけ?」ということになると思いつつも、やはり月日が過ぎてしまう。ということで記録。
あらすじを見るとミステリ的な、謎解き的な部分が、といったことが書かれていたのだけれど、まあ確かにミステリタッチな雰囲気はあるものの、謎解きできるというようなものではなく、最終的には「それでいいのか?」というような展開でちょっと首をひねりたくなるところも。
とはいえ、シンプルな物語でありながら、冒頭の導入の引きのうまさとか、元保安官の色男ってほどではないのになぜか気になるダンディっぷりとか、映画としてはうまいなあという印象も確かに。
逃走中の殺人犯をねらって賞金稼ぎが群れをなすなかを、元保安官が確保に向かっているらしいと。しかし、当人と面と向かうと「お前が犯人じゃないことはわかっているんだ」みたいなことを言うと。
なんだかんだしていると、金と権力を握った一族の兄弟が小さな町を仕切っている。で、結局この一族が悪事をしていて、とっちめるというのが大筋のお話。一族の親父さんを殺したという罪で負われていた男はやっぱり無実で、犯人はさてというのは、まあ見てのところで。
いくらなんでもそれは、と思うところもあるけれど、まあ、昔の西部劇ってそれでいいのかとか、映画なんだしとか。
いつものごとく邦題の「怒りのガンマン」というのはわからなくはないけれど、ちょっと直接すぎてかえって似合わないよねえと思ってしまう。そんなに怒ってないしなあ。
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