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2048

 温暖化が進んで海水面が上昇して、地球の多くが海中に没した 2048 年という設定のおはなし。そんな時代なので海中にあるお宝、探してほしいものを取ってくるお仕事がなりたっていると。

 かつて一緒に仕事をしていた女性は学者として(本物なのかは最後までよくわからない)研究をしていて、巨大な穴を開けて水を流し込めば海面上昇を防げるはずだ、とか実験している。

 いまだにお宝探しを生業にしている親子には、バチカンから依頼があってなにやら海中に没したとあるものを探しにでると、科学者という女性が別の組織と一緒になって横取りすべくやってくる。

 どうやらバチカンにはこの海面上昇をとめることができる秘宝のありかが隠されているのだとかいう話で、それを探してあちこち探すと。

 とまあ、なんとなくインディ・ジョーンズものか、トゥームレイダーかと思うような物語展開なのだが、どうも無理がありすぎて、脚本もなんともお粗末で、さらにはアクションで見せようとするのだけれど、これまたどうにもという感じで B 級感どっぷり。

 魔法の杖のようなものがあって、これでかつて(つまり大昔)にも海面上昇をコントロールしたのだという話になっていって、それをどう使うのかで議論になったりするのだが、どうみてもそこに刺すしかないだろうという状況だったり、物語としてはそういうこともあるけれど、あまりにちょっと無理がという。

 結局悪者はやっつけられてしまい(その杖を使って海水面をコントロールして世界征服を狙っていた)、無事に海面上昇が徐々に抑えられ(結果的には地中深くに水を誘導しているらしい、そんなことでいいのか?)、まだまだあちこちにあるポイントで作業する必要があるとかいう話になって終わる。

 まるで戦隊ヒーローものの設定かと思うような莫迦ばかしさがあって、さすがにちょっとげんなりしてしまった。もう少しおとぎ話としてもそれっぽくしたらよかったのにと。

 この邦題のつけかたも、あんまりというか。

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