プライミーバル シーズン2
シーズン 1 の最後で時空を行き来していたために歴史が変化したのか、はたまたカッターが戻ってきたのが、もともととは少し違った時限に戻ってきてしまったのか、やや歴史というか人物が変化した時代になってしまったらしいという展開になって、なかなか面白そうな展開になってきたではないですか、と思っていたのだった。
まあ、シーズンの終わりがそれというのは、どうしたって次のシーズンへの期待が高まるというものなのだけれど、シーズン 2 はどうも妙な方向に走り出してしまった。
そもそもなぜ時空のひずみの出入り口が現れたり消えたり、しかもそのつながる先の時代がさまざまであることの理由などはさっぱりわからないのに、カッターの一応元妻のヘレンが自由自在に使っているとかもなぞなのだが、あろうことか、その時代の事象の担当者のひとりをたぶらかして奇妙な計画を遂行中という展開になるや、なんだかあさっての方向に来てしまった感が強くなってきた。
そこへもってきて、色恋沙汰やら、色仕掛けやら、まあ、話の枝葉にはありがちとはいえ、そちらが奇妙な重みをみせたりして、次第に最初のワクワク感が消えてしまってきた。
もっと純粋に時空をこえた生物とのやりとりに集中して、なぜそれが出現しているのかというあたりの一応のもっともらしい理由を基にして物語の展開をしたら、よほど面白いのではないのかと思うくらいに。子供だってワクワクできない展開になってきた。
さながら 007 の SF 物かというくらいに。いや、いっそ「インディジョーンズ」ばりなら、それはそれなのだが。
期待が大きかっただけに失望感も大きくなってきた感はあるものの、一応シーズン 3 もあるようなので、なんとか見るは見てみようかと。しかし、駄作に終わりそうな気配は濃厚だなあ。
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