ビキニの裸女
またまた昨年に見たものだけれど(とりあえずクロスレビューに記録しておくのは、案外便利かもしれない)。
タイトルはなんだかハテナなところと、勘違いされそうなところと、まああるのだけれど、実は内容としてはあんまりこのタイトルは関係がない。なぜこんなタイトルになったのかと不思議な感じもするが、当時としてはちょっと刺激的なところにしたかったのかもしれない。
そもそもビキニなのに裸女というのが今ではちょっと奇異な感じがあって、とはいえ当時(正確に何年かは調べてないけれど映像的には十分古い。ブリジッド・バルドーがまだ少女ということをあわせても)としてはビキニというのはもう裸となんら変わりないじゃないか、けしからん、ゲフンゲフンという感じが社会的にはあったのかも知れず。
原題は「マニーナ」でバルドー演じる少女の名前。でも、内容そのものは大学生の坊ちゃんが、難破船の宝のありかかもしれない場所を見つけたからと、学校を休んで船をチャーターし、宝探しをするものの、マニーナと親しくしているのを船長らが見るにつけ、「宝なんて嘘で、女に会うための口実として使われているだけなんじゃないか」と思われて、宝を持ち逃げされてしまう。という話。
どこがビキニの裸女なのだ。いや、バルドーのビキニ姿は随所にでてくるけれどね。今と違ってむしろ節度を感じるくらいに初々しい感じだからあんまりいやらしさは感じないし。
まあ、物語としては単純であるし、面白いかといわれればそうといえるほどでもないし、だからといってつまらないと一刀両断するほどのものでもないと。バルドーかわいいなあ、と思うくらいには十分な映画ではないかと。
いや、つまりそもそもがそういうプロモーション的な映画だったのかもしれない。
さすがに元のフィルムがいくらか傷になっているようなので、古い時代の映画はきちんと保存する作業をやっておかないともったいないことになるのだろうなとも。
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