プライミーバル シーズン1
何年か前に NHK で番組宣伝しているのを見て面白そうだと思ったのだけれど、残念ながら BS だったので見られなかった。NHK オンデマンドではなくて、GyaO! で配信しくれたので見た。なかなか面白い。
科学者のニックの妻は 8 年前に姿を消したまま行方知れず。最近になって奇妙な事件が起きるようになって、それを調べていたらどうやら太古の時代と現代とをつなぐ通路のようなものができてしまい、そこから太古の生物が迷い込んで事件を起こしていたのではないかとわかってくる。
そうなるとこれは学術研究の範疇ではなく国家の危機管理の問題だということで政府の役人が介入してくると。
しかし、その通路はいつどこに現れるともわからずに、しかも特定に時代だけにつながるわけではないらしいと。とはいえ、現象が増えるにつれてどうやら特定のライン上に現れているようだということがわかってくる。そのうちに、なぜか行方不明のニックの妻の姿が見え隠れするようになる。生きているのかどうかもわからなかったのだけれど、なにかこの現象にかかわっているか、知っていることがあるのではないかということで、捜索もはじまると。
実際にニックが兵士?と通路を通って太古の世界を確認すると、先にだれかがやってきた跡が確認され、妻のものと後に確認されるカメラも見つかる。実際、そこには彼女の姿が収められていると。
一度はつかまってしまう妻が逃げ出し、またやってきたり取引したり。ニックに一緒にこちらにこないかと誘ったり。
ただ、不思議なのは彼女は 8 年もの間どう暮らしていたのだろうと。死んだと思われていたくらいなので、現代でずっと暮らしていたというわけでもなさそう。通路の出現に関して熟知しているようにも見えるものの、だからといって行ったりきたりを繰り返して暮らしているというのもちょっと奇妙。食事は寝る場所は、衣服は? そうしたところは一切でないのでなんとも不思議。
いや、そんなことを描いていたらそれこそ面倒だったりつまらなかったりするかもしれないのだけれど、多少はそういう疑問を当事者たちは感じるのが普通じゃなかろうか、などとは思う。
そして通路の出現を熟知するっていったいどうやったらできるのさ、というところとか、まあドラマとしてはそういうことにしないとというのはあるにしても、ちょっと無理がすぎるのでは、という風にも思ってしまう。
それ以外では、なかなか面白い物語展開なのだが。シーズン1歳後の 6 話では、うまいパラドックスの伏線を使っていたし、次につながるアイデアとしてパラドックスをもってくるとか、なかなか面白い要素がつまっている。
ついでにいえば太古の生物の行動や嗜好についてまで詳しくわかりすぎているのもちょっとやりすぎな感じがしてしまう。さすがに化石からではそこまでわからないのではなかろうかと。
まあ、なんだかんだいっても細かなところはそういうものとして見られる程度にはよくできているし、テレビドラマというには費用もかかった映像で楽しめる。続きが気になる最後でもあるので、シーズン2も楽しみ。
PRIMEVAL とは太古の、といった意味らしい。
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恐竜復活だなんてサブタイトルつけたらつまらないじゃないか・・・。
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